仕事が始まりましたね。私は「やる気」を2015年に置いてきてしまいました。
時は戻らない。僕は振り向かない。
毎度。俺です。
たった三行で一人称代名詞が三種類も登場しましたがそんなことは気にしません。
先日、菅平の緩斜面を気分よくカービングしていた時のこと。向かい風の突風が吹いてきて失速しそうになったので、私は反射的に上半身をかがめました。
ん?
向かい風を受けて思わず上体を前傾させた?
ということは、向かい風を受けるまでは上体がまだ起きていて、小さいながらも無駄に空気抵抗をもらっていたことになります。これ、もらわなくてよくね?
もしかして、と思ってリフト上で達人に聞いてみました。
「もしかして、普通の時とクローチングの時で違うのって、手の構えだけですか?」
「そうですよ。緩斜面でクローチングターンする時もそうでない時も、上体の前傾は同じです。すごいスピードで直滑降する時のクローチングはまた別ですが」
やはりか!
本当は空気抵抗を考えるとクローチングしばりで滑りたいけど、クローチングを組んだままだと上半身の動きが制限されるしバランスもとりにくいので、急斜面では腕を使っていいよ。でも上体は起こすなよ。
ということか!
どのくらいの前傾が必要なのかという部分について今まで自分の中で基準があいまいでした。ビデオを見ても「足りないな」「起きてるな」と思うだけで「どのくらい」という定量的な指標がなかった。しかしこれでずいぶん具体的になりました。
基本はクローチングターンする時の前傾。直感的に「動ける範囲でいちばん風がよけられる感じ」に構えればよい。そしてこの角度が上限でもあり、これ以上にカブセる必要(意味)はない。
で、前後ポジションは足首の角度と腿の立て具合のほうでアジャストする(前回のブーツのタン問題とも当然リンクしてくる)。足首を曲げる&腿を立てる=前重心、足首を伸ばす&腿を寝かす=後ろ重心。
この理解がどこまで正しいかわかりませんが、「なんとなくこんな格好」で滑るよりはマシという気がするので、しばらくこれを試してみます。