2016年02月17日

一区切り。

私がブログから姿を消している間に世の中では色々なことが起こっていたようですね。もし私の不在と北朝鮮のミサイル発射を結びつけて考える人がいたら、そのことはどうか今すぐ忘れてください。私は断じて無関係です。

毎度、俺です。

昨シーズンから私のスキーライフの最重要スコープとなったふたつのイベントがいつの間にか終わっていました。

1月23、24日の「SKIシンクタンクカップ(以下TTC)」、2月7日の「佐野市民スキー大会」の、ふたつの草レースです。どちらも2度めの出場。昨シーズンが競技デビューですので、これが人生3レースめと4レースめです。

成績はと申しますと、いずれも完走。

TTC(SL)出走61人中52位。相対順位2.6%ダウン(以下前年比)。
TTC(GS)出走70人中58位。相対順位5.2%アップ。
佐野(GS)出走19人中18位。ブービー賞なのは去年と同じですが出走数が去年よりだいぶ少ないので相対順位は微アップと考えることもできます。

という結果でした。

順位的にはあまり進歩ないですね……周囲いわく見た目はだいぶ変わったようなのですが、ポールセットの中を滑るスピードはたいして上がっていないようです。

四十近くなってから始めたスキー、まして競技始めて1年や2年でぴゅーっとタイムが上がるはずがないとはわかっているものの、

子供の頃の運動会と同じ成績を、四十過ぎてまた繰り返している

という事実にやはり暗然としてしまいます。

とりわけ佐野に関しては競技経験者は上位の一部で、そのほかの参加者はみんな基礎畑の方々だったんですよね。もっとも、みんな1級持ってて当たり前の「スキーそのものがキチンとうまい人々」ではあったんですが、それにしてもゲートは年に一回この大会でくぐるだけという人たちに太刀打ちできなかった事実が不甲斐なく、早い話が少しへこんでます。

競技スキーの経験を通じてスキーの地力が少しでも上がれば、と踏み込んだ競技の世界ですが、どうも「もっと速くなりたい」「できれば人に勝ちたい」という欲が出てきたようです。これは人生を通じて闘争心とは無縁だった私としてはかなり珍しいことです。

とは言え、根っこはのんびり景色を楽しみながら滑るのが好きなレジャースキーヤーなので、今シーズンの競技スキーはここらで一区切り。今年は雪が少なくて春シーズンは短そうですが、残りシーズンはエンジョイ系で過ごそうと思います。まる。

タグ:大会 競技
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posted by Gyochan at 23:14 | Comment(10) | スキー

2016年01月20日

試練のグランプリ

東京に大雪が降った日の朝、車庫から出ないうちにスタックしているクルマを見ました。

そのおうちの車庫は屋根付きなのですが、車庫の前の歩道には雪が積もっています。そこへクラウンがバックで出てきて、後輪が歩道の雪にさしかかったとたん空転(笑)。車庫の中に前半身残したままで、

シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル!!

もう動けませんね。

ノーマルタイヤ、ダメ。ゼッタイ。

毎度。俺です。

先週末は佐藤翔コーチ率いるSOAR Racingのポール練に参加しました。いつもの某社スキー部の面々といっしょです。私はやっと、今シーズン初ポール。

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パッチンパッチン!

SOARは拠点とするかたしな高原でなかなかポールが張れず、丸沼、戸倉、大原、岩鞍、ノルンと、流浪(るろう)のレーシングチームと化してあちこちのスキー場を転々としています。今回も場所が菅平になったと連絡が来たのは木曜日の昼でした。

オオマツのポールバーンなら何度か使ったことがあるから安心かな……と思ったら使用バーンは「グランプリ」でした。ん? グランプリって、クワッドから左に見えるあの急斜面ノコトカナ? ボク、アソコスベルノカナ?

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うおお……。

最大28°のグランプリは、かちんこちんのアイスバーンでした。

結局、(私にとっては)まともな練習にはなりませんでした。

ポール貸し切りバーンのグランプリコースは4レーン。隣の滑走ラインはもうホントすぐそこという狭さです。ワンミスは即コースアウトを意味し、コースアウトはそのまま隣のレーンへの誤進入を意味します。

しかし28°のアイスバーンでスキーをタテにした時それがどう動くのかを、私は経験的に知りません。だってしたことないもん。

転んだら一発アウトという状況でそんなこと(カービング)を試す気になど到底なれず、上の方はひたすらスキーを横にして滑りました。というか、カービングしようにも本能がそれを拒絶しました。斜度と雪質が緩む下の方でどうにかカービングを使いましたが、せいぜいGSで5〜6旗門、SLで8旗門くらい。

つまりスタート位置が低いのと同じ。上3分の2は単なる「移動」です。翔コーチからは「下のほうはよかったですよ!」と言われました。はい、教わったことは下のほうでしかやってません。

あと、本来どうでもいいことですが、ずらしながらのポール滑走は(迎え角のぶんだけ)スキートップが内側を通るので、ポールに引っかけないようにずいぶん気を使いました。一回引っかけて転びましたが。

まあ、28°のアイスバーンをポールセット通りの道順で降りて来られただけでも私としては上出来と言っていいと思います。そう言ってやりたいです。そうとでも思わないとやりきれないです。

二日目午後のSLは某社スキー部の仲間も「この練習を続けたらスキーを止めるクセがつく」「心が折れた」などの理由で途中離脱が続出。私も3本目で脚力が尽きて転倒、これ以上の滑走は危険と判断して途棄りました。

いや〜ハードな修行でした。みんなこんなことやってんのかよ……。

得たもの:  斜度耐性、アイスバーン耐性、横滑り技術
失ったもの: 自信

ところで、今回のトレーニングは水口コーチ率いるBS Infinityチームと合同でした。SOARの翔コーチもそうとうの美丈夫なのですが、BSの水口コーチもハーフみたいなイケメンでした。女子レーサーの皆さん、注目ですよ。

posted by Gyochan at 22:11 | Comment(8) | スキー

2016年01月07日

「英語がカタコト」って英語でなんていうの

この週末は岩鞍でレジャースキーなのですが、ライブカメラを見るとまだあちこちゴルフ場状態。大会に使う板を持ち込むのはやめて控えのオールラウンド板をひさしぶりにメンテナンスしました。

ふだん競技板ばかりいじっているせいか、軽いしやわらかいし、なんかペニャペニャ……。

毎度。俺です。

年末に参加した合宿にスイス人ゲストがひとり参加していました。

長身のスイス人男性Aさんはパウダーライドが大好きなオールマウンテン派。180cmを超える巨体を大きく使ったダイナミックな滑りをする上級者でした。さすがスイス人。

私は英語(に限らず外国語全般)がからっきしなので、Aさんとリフトで一緒になっちゃったらどうしよう、とずっとびくびくしていたのですが、なる時はなります。なりました。なっちゃいました。

リフトの数分間をダンマリで押し通すのはさすがにゲストに失礼だし気まずすぎるのでカタコト全開で懸命におしゃべりしましたよ!

「日本のスキー場はどう? ヨーロッパのスキー場と違う?」

とたずねてみたところ、

「日本のスキー場は小さいね。でも、雪質はこっちのほうがイイ。乾いてる。ヨーロッパのスキー場はもっとずっと広いけど、雪は少し湿ってるんだ」

「あと、あっちでスキーするのはすごく高くつく。ヨーロッパで1日滑るお金で、日本ならたぶん1週間は滑れるよ」

「一番の違いは、樹かな。むこうのスキー場は岩だらけで樹がないんだ。日本のスキー場は森の中にあるんだね〜」

こんな話を聞けました。

その日の丸沼は雪不足で3コースしかオープンしていなかったのですが、それでも彼は日本のスキー環境をとても気に入ってくれたようで、合宿が終わると「また誘って!」と言っていたそうです。

なかなか聞けない外国人スキーヤーのナマの声が聞けて、思い切って話しかけてみてよかったです。

……と、さらっと書きましたが実は(やっぱり)だいぶ苦労しました。

まず聞き取りが厳しかった。けっこう複雑なことをドイツ訛りでどんどんしゃべられたら半分も理解できません。彼のビジネス相手の日本人はおそらくみんなペラペラなので私に対しても手加減をしなかったのかもしれません。お願いもうちょっとゆっくり喋って……。

私の発音もほぼカタカナなので、お互いに何度も聞き返しながらの会話になってしまいました。前にイギリス人とサイクリングした時はカタカナ英語でもけっこう通用してうれしかったのですが、スイス人は手ごわかったですね……。

さらに、スキーに関する込み入った話となるとほぼお手上げ。なにしろ専門用語がわかりません。スキー用語にカタカナ語は多いですが、どうせ和製英語だらけだろうし、それだけでは表現できないことがたくさんありますし。

ともあれ、貴重な体験でした。

これからも英会話はカタカナ単語の羅列でいきます。

タグ:ええ会話
posted by Gyochan at 21:00 | Comment(10) | スキー