2016年05月24日

登れない理由(2)

今年の サラリーマン川柳 で気に入ったのはこの一首。

カーナビよ 見放さないで 周辺で

ほんとこれ。

毎俺。

オムロンヘルスケアの体重計が不正確な数字を出すせいで、ベスト体重よりずっと重いままあちこちヒルクライムをしてひでぇ目にあったじゃねえかどうしてくれんだよ、というのが前回まで。

この体重計、

オムロンヘルスケア 体重体組成計 HBF-254C カラダスキャン

さすがに変だと思ってよく調べてみました。すると、その場で何度も乗ったり降りたりしているだけなのに、そのたびにてんでバラバラな値を出します。

また、乗ったまま姿勢や荷重を変化させるだけで3〜5kgくらいの幅で値がぐるぐる変わってしまいます。こんな気ちがい体重計、使い物になりません。まだ保証期間だし、修理に出そう……保証書はあったかな……。

箱の中だ。ないな。あ、取説の裏表紙が保証書なのか。取説読んでないのかよ俺(笑)。えーと

ん?

「畳やじゅうたんなどの柔らかい床面では正確に測定できません」

えっ、そうなんですか? 俺の部屋ばっちりじゅうたんですけど……じかに置いてますけど……。

ためしにオムロンを廊下(板張り)に置いて計測してみる。

「70.1kg」

正しい……。降りて電源を切り、もう一度乗ってみる。

「70.1kg」

正しい……。今度はタニタに乗ってみる。

「70.1kg」

正しい……。じゅうたんの上にベニヤ板を敷き、そこにオムロンを設置してみる。

「70.1kg」

ぐう。設置場所か……!

「どこに置いても体重はいっしょ」と思っていました。

Webを検索すると、「体重計をじゅうたんに置くと結果が軽く出る」という報告・連絡・相談が無数に見つかりました。どうやら世界の常識は私の非常識だったようです。これは知りませんでした。

接地面がやわらかいと値が小さく出る理由については諸説あるようですが、オムロンの取説には補足説明として「脚が沈み本体裏面が床に着くと、正確な測定ができない場合があります」とも書いてありました。つまりシャコタンが踏切で亀の子になった状態ですね。

タニタにはじゅうたんや畳で使う場合に装着する「補助脚」があり、これも底面と床面のクリアランスをとるためのゲタ。かつては製品に付属、今も付属こそしていないものの頼めば無料で送ってもらえるようです。

メーカー見解的には亀の子説が有力なようですね。収納性を高めるために躯体の薄型化を推し進めた結果、じゅうたんや畳では必要な最低地上高が確保できなくなってしまったものと見えます。

ともあれ、適当な厚みのあるベニヤ板などを敷けばじゅうたんでも問題なく計測できることがわかりました。

そして、ここ最近ヒルクライムで感じていた「こんなはずでは感」は、数キロも重かった体重に原因があったこともわかりました。いや、厳密にはきちんとベスト体重(67kg)以下に落として登ってみないと証明にはならないのですが、たぶん間違いないでしょう。

つまらんオチで、どっと疲れました……。

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posted by Gyochan at 23:26 | Comment(6) | メタボリック

2016年05月23日

登れない理由(1)

毎俺。

まったく記事にはしていませんが、こないだのヒルクライム以外にも「つまごいバノラマライン」をひとりで走ったり、久しぶりに奥多摩周遊道路クライムしたりと、ちょこちょこ登ってます。

登りキライなのに。

キライなのはいいんですが、どうも違和感がありまして。

こんなに登れなかったっけ、俺。っていう。

感触として、もう少し登れた気がする。いつもの調子で登るとすぐ脚が終わる。なんかへんだ。

今年からマシンがCAAD10になりまして(おい、そんな大事なことすらまだ記事にしていないのか!)、その際にポジションを大改造されました。ペダリングががらっと変わったので、そのせいかなと思ってたんです。

それにしてもこの登れなさは納得がいかない……。

そんな中、奥多摩風張峠越え130kmのむちゃなライドから帰ってシャワーを浴びた後、ふと脱衣所のタニタに乗ってみたのです。

「70.1kg」

えっ……。

そんなばかな……。

ふだんは自室のオムロン(今年の2月に買った高級機種)で計っているのですが、こんな数字ではありません。もっと軽い。だいたい67〜8kg。

もっとも、オムロンはどうも動作がイマイチで、その場で何度か乗り降りしてもそのたびにてんでバラバラな数字が出たりして、何だか変だなあとずっと思っていたのです。

一方、オムロンを買うまでずっと使っていたタニタは健康診断の値とも一致していて校正はとれています。つまりタニタの値が正しい……。

山越え130km後の脱水状態での体重が70kgということは、走行前は72kgはあったはず。自分で思っていた体重と、実際の体重に5kg近い開きがあったということか……。

そりゃ登れないわけだよ……。

先日の車坂峠ヒルクライムも、体重が70kg以上あることがわかっていたらキチンと絞って66kg台とかで臨んでいたはずです。だとするともう5分かそれ以上タイムが短縮していた可能性があります(それでもビリグループであることには変わりませんが)。

いや〜、オムロン! オムロンヘルスケア! どうなってんだ!

しかし、オムロンヘルスケアは悪くなかったのです。

続きは、Webで!

posted by Gyochan at 22:53 | Comment(2) | メタボリック

四十男の夢

毎俺。

先日の車坂峠ヒルクライムはお友達(Kさん・仮名)と一緒だったのですが、現地へは私のクルマで行きました。

Kさん関越に乗るなり、

「このスピードでこのクルマに乗せてもらうのは初めてですけど、いいですね……!」

以前にも宿とスキー場の間くらいでKさんを乗せたことはありますが、今回のようにちゃんと乗っていただくのは初めてでした。お気に入りいただけたようでなによりです(※)。

(※乗せてもらう者の礼儀としてヨイショしているという解釈は、わかっていても措いておきます)

私の愛車はランサーエボリューション・ワゴン。私はふだんこのクルマを「日本一速いライトバン」と紹介しています。260RS? 知らないなあ、そんなクルマは……。

こういうクルマを「いい」と思う人は、クルマに「移動の快適さ」よりも「操る楽しさ」のほうを求めるタイプの人ですね。

ならばと、Kさんにもハンドルを握ってもらいました。上信越道では、上り坂も意に介さずスルスル登るパワーや、思った通りにラインをトレースしてくれるハンドリングその他を道路交通法の許す範囲内でたっぷりお楽しみいただけたようです。

いいクルマでしょう? 燃費は……ゲフンゲフン

レース会場の駐車場でこのクルマをながめてKさんがひとこと、

「四十男の夢が詰まったクルマですね!」

お気に入りいただけてうれしいです。

CA3I0005.JPG

posted by Gyochan at 22:50 | Comment(2) | 機材車