毎度。俺です。
このブログは批判的なコメントがつかなくて平和ですね。世間様の注目度が低い=火の気がないので炎上とは無縁に楽しんでおります。
さて、もともとは言論の場、議論の場として誕生し発展してきたブログというスタイルのメディアではありますが、うっかりそれを前提として振る舞うと激しい拒絶反応に遭遇して肝をつぶすことがあります。同意と共感以外のコメントは攻撃とみなす、といったスタンスのブロガーもいるからです。訪問者として何かコメントを書き込む時はそこがどういうブログかよくよく注意しなければいけません。
私も過去に何度かこれで痛い失敗をしています。
社会的にデリケートな話題を取り上げてさも問題提起するような記事だったので「これはよい議論ができそうだ」とばかり、「逆に、こういう見方もあるのでは?」とブロガーとは異なる立場の持論を書き込んだところ、カンカンに怒ったブロガーとその取り巻きから袋叩きに遭う、という苦い経験を何度もしています。
このような、議論の分かれる話題を選んでおきながらそれについての議論を許さないという矛盾に何度か出くわすうち、
世の中には議論がキライなブロガーがおり
世の中には議論のできないブログがあり
そういうブログにうっかり反対意見を書き込むと猛烈に叱られる
ということがだんだん飲み込めてきました(笑)。批判的立場や反対意見を迎え入れて発展的・建設的な議論を楽しむ文化が書き手側から完全に欠落しているようなのです。
たとえば今回この記事を書くきっかけとなった記事にも、コメント欄は仲間同士が楽しくコミュニケーションを取る場所であり、異なる持論があってもそれを他人のブログで展開すべきではない、というブロガーのスタンスがはっきり述べられています。
私のブログ観とはいささか異質な考え方ですが、今やこちらのほうが普通なのかもしれません。空気を読み、なごやかなムードが最優先、ブロガーの主張に異論をはさむなどもってのほか(それが発展的・建設的な意見であっても)、というブログ。
それがいいとか悪いとか言っているわけではないですよ。ブログもツールですから、それをどのように使おうがオーナーの自由です。ただ、時には反対意見を述べて議論を楽しむという文化も存在するという事実をまず許容できないと、管理人としての気苦労は絶えないでしょうねきっと。のべつ腹を立てていなければいけないはずです。
まあ何が言いたいかと言うと、ここはそういうブログではないよ、ということです。
繰り返し述べている通り、私はブログ本文もコメント欄もほんらい自由な言論の場だと考えています。どんな意見も基本ウエルカムです。
そもそも、スキーにしろ自転車にしろ私自身が知識経験ともに未熟なうえ、偏った思想信条の持ち主なので(ええ、自覚ありますとも)、反対意見だろうが批判的意見だろうが、あるいは罵倒ですら、その意見のほうが正しい可能性が高いですしね。
もちろん内輪で馴れ合うのもキライではないですが、殺伐としたムードになろうが半分罵り合いみたいになろうがホンネ同士を遠慮無くぶつけあうのも好きです。失礼で挑発的な言動に対しても多少の耐性はあります。
別にケンカを売りに来いと言っているわけじゃないですよ。
読者の方が私とは違う意見、異なる見解を持っているならば、このブログでは遠慮なくそれを表明していただいて構わないということです。
それによって私が私の持論を曲げるかどうかはまた別の話ですが。