ニャんだこれ。食えるのか?
街角や道路から人間が人ッ子ひとりいなくなったので何事かと思ったらサッカーのアジア最終予選が始まったのですな。
プッシュアップバーという器具を購入した。地元のスポーツDEPOで998円。
プッシュアップバーとは何か。ズバリ、腕立て伏せの効率を上げる道具である。
もう少し詳しく言うと、地面に手のひらを突いてする腕立て伏せに比べて、プッシュアップバーを使うと「伏せ」の時により深くまで沈みこむことができて、筋肉の稼働域が大きくなり、トレーニング効率が上がる。また、棒を握って行うので手首の負担が小さくてすむ。といったような道具である。
なぜこんなものを買ったかというと。
まあ、鍛えるためなんですが。そのバックグラウンドを説明します。
自転車に乗っておりますと、余計な肉がそげ落ちてやせてくる。それはそれでたいへん結構なのだけれど、悲しいことに「みすぼらしくやせていく」のです。これはランをやっている知人も同じことを言っていたので、有酸素運動の宿命なのかもしれない。
でまあ、「引き締まった」というよりは「やせこけた」という感じになってしまうのは、われわれ男性にとって色々と都合がよろしくない。自転車によって肉体はどんどん頑健になっていっているのにもかかわらず、見た目はみるみる虚弱化していっているような印象を周囲に与える。
たくましく盛り上がった肩や胸の筋肉というのは男らしさの象徴でございまして、これから夏に向けて服装が薄くなっていく過程で、そうした象徴たちを身にまとっておきたい。そう願うのは、まあ、男の見栄でございますけれども、でもないよりはあったほうがいいでしょ。
もちろん、プッシュアップバーを所有しているだけでは何の変化も起こりません。それを使って腕立て伏せをし、筋肉に負荷を与えなければ筋肉の肥大はないのであります。買っただけじゃだめ。使う。やる。腕立てる。伏せる。動けなくなるまでやる。
やるかなあ。
きっとさぼるなあ。