2014年10月23日

また予言が的中してしまった……。

毎度。俺です。

先日、このブログの「Emondaが軽すぎるワケ」と題した記事の中で

もしかしてトレックはUCIが近いうちに最低車両重量規定を見直すという確かな情報をつかんでいるのでは

と書きました。明らかにUCIの重量制限など度外視したトレック・エモンダの車重設定に違和感を感じたからです。

どうもこの予想は的中していたっぽいです。UCI理事長のダニエル・クックソンが最低重量規定についてかなり踏み込んだ発言をしているのが報じられているのです。もっとも、この記事をもってトレックがあらかじめそれを知っていたとはまったく断言できないのですが、ありそうな話です。

英語が苦手な日本人程度の英語力しかない私ですが戯れに記事を全訳してみました。必ず誤訳がありますのでよそでの引用は禁止です。

クックソン「6.8キロの車重制限よりも技術は進歩した」

元記事:http://velonews.competitor.com/2014/10/bikes-and-tech/cookson-technology-has-moved-on-from-6-8kg-weight-limit-on-bikes_349994

現UCI規定が課している6.8キロ(14.99ポンド)の重量制限は今や薄氷の上にあるが、まだ踏み抜いてはいない。

「そもそもこのルールができたのは技術の進歩があったからだと思っていますが」UCI理事長ブライアン・クックソン氏はVeloNewsの電話インタビューに答えた。

UCI認定競技で使用される完成車の最低重量を6.8kgに制限するという現在のルールは、「ルガノ憲章」の一部として制定された。この規定は1997年初頭に作られ、今もUCI技術規定のベースになっている。この重量制限ルールは時代遅れで不要なものだと自転車業界では広くみなされている。制限以内の重量で業界標準の安全試験にパスするような自転車を作れるまでに成形技術が進歩したからだ。

今すぐこのルールが全面的に見直されるというわけではないが、現在進行中の現規定の再構築作業には含まれてきそうだ。

「重さから判断するのは雑なやり方です。今ではきわめてたやすく6.8kgを切るマシンを作れますから」とクックソン氏。「私はこのルールをすっかり撤廃してしまうつもりはありません。強度がいちばん重要であり、私は自転車がライダーを乗せたまま壊れるのを見たくはありません。クラッシュでいやというほど見ています。なので、ホイールとフレームの強度について、そして車重が意味するところを望遠鏡の反対側から覗いてみようというわけです。」

どんな変更もゆっくりと慎重に行われるだろう。重量制限をルールからなくすとしたらそれに代わる安全基準が何かしら必要になるし、重量制限を引き下げるにしても、それをどこまで引き下げてよいか判断するには近年の部材の詳細な強度分析が必要だ。

「あらゆるルール修正は突然の変更ではなくスムーズに移行することを目指して行われるでしょう。私がそうしたいだけですが、メーカーやチームも同じ考えだと思っています」UCI機材委員のドミトリス・カツァニス氏は今年初頭VeloNewsにこう語った。

強度や安全性テストの進歩によって、おそらくUCIのフレーム認証プログラムはフレームとホイール両方の安全性テストを含めるよう拡張されることになるだろう。現状、このプログラムで競技フレームに問われるのは、形状とジオメトリがUCI規則に適合しているかどうかだけだ。

UCIはすでにしかるべきホイールテストを行っているが、6.8kgルール同様に、メーカー側は無用の長物だとしょっちゅうからかっている。UCIのテストは、ホイールに大きな重しを積んで走らせどのように壊れるかを(壊れるかだけでなく、どのくらいの力なら壊れるか、壊れたホイールがどう見えるかも)試験する。このテストが嘲笑されるのは、そもそも事故の防止ではなく事故の結果のほうにフォーカスしている点だ。

組織がホイール承認プログラムを早急に実施するとアナウンスしたのは2012年のことだが、このプログラムはいまだに具体化していない。

現在の欧州委員会標準よりも厳しい安全手続きを実施することは、複雑で、そしておそらくかなり金がかかるだろう。しかし、クックソン氏の強度へのこだわりにはまだ他のオプションがいくつか残されている──もちろん、6.8kg制限を据え置くというのは論外として。


噴飯モノの訳ですみません。間違いはコメントにてご指摘ください。

posted by Gyochan at 21:00 | Comment(341) | TrackBack(0) | 自転車

2014年10月10日

マビックカーが恵比寿にやってきた!

毎度。俺です。

職場のすぐそばにスバルの本社ビルがあるんですが、1階のショールームにマビックカーが来てました。こんどのジャパンカップでデビューする新車だそうですよ。

昼休みにお邪魔して写真をたくさん撮ってきたんで載せます。

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新マビックカーはスバルWRX S4(グレードわかんない)。マビックカーにはめずらしいセダンボディだ

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4本出しマフラーが迫力のリヤビュー。バンパーはアンダースポイラー形状だ

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正面から見るとレヴォーグと見分けがつかないWRX

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よく見るとMAVICロゴはカッティングシートであることがわかる

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こっちの紹介しないとね。マシンは2台、55サイズと53サイズを積載。その間にFホイールもひとつ

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どこの自転車でしょう。このロゴはグラファイトデザインですね。メテオかな?

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コンポーネントは SRAM RED

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フロントディレイラーもSRAM

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ホイールは黄色いスポークもまぶしい限定品、キシリウム125

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ペダルはTIMEとのコラボモデル、MAVICゼリウムSLR。
本番でもこれなのかな? ニュートラルバイクだからトークリップとかのほうがいいと思うけど

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サドルはフィジーク、シートポストはGD。
シートクランプがクイック式なのはニュートラルマシンならではの工夫

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ボトルケージもGD。たぶんハンドルやステムもGDだと思う
ラグの段差がかっこいいラグドカーボンフレーム。コルナゴとかと同じだね

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キャリアはTHULEの既成品。ルーフだけでマシン2台とホイール6本を積載可

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ジャパンカップを記念したミニコーナーも

以上〜。

posted by Gyochan at 00:52 | Comment(350) | TrackBack(0) | 自転車

2014年09月30日

最大心拍数チャレンジ

人生のいろんなことを諦めると、金の使い方が乱暴になりますね。気をつけましょう。反省します。

毎度。俺です。

自転車仲間ではなく、どういうわけかスキー仲間からGarminの導入をはげしく焚き付けられた結果、ボーナスの一部または全部を用いてGarmin Edge 500Jを購入してしまいました。

garmin

僕の好きな黒×金のカラーリングはありませんでした

GPSロギング心拍管理などには前々から興味があったものの、キャットアイのASTRALE 8(2003年発売、速度と距離とケイデンスがとれるだけの安物有線サイコン)でも十分サイクリングを楽しめていたので、長い間ここに投資する踏ん切りがつかずにいました。

「GPSっつっても、いつも近所の決まりきった道しか走らないしなあ」
「ただフラフラ走って楽しむだけの俺に心拍管理なんかいらんしなあ」

ということなのです。

上記の事情は現在も何ひとつ変わっていないのですが、一方で、仲間とサイクリングを企画して遠出した時とかには記念にルートを記録しておきたいなとは感じておりましたし、また、3年前から走力がひとつも伸びていないことにうっすら問題意識を感じておりまして、何かちゃんとした方法でトレーニングすべきだろうかという気持ちも芽生えておりました。

そんなところへ、仲間からの熱い焚き付けとボーナスの支給という不幸な偶然が重なり、なかば不可抗力のようなかたちで右手人差し指が「注文を確定する」ボタンをクリックさせられていたのです。

でまあ、この週末に初ガーミン、やってみたわけです。

初日はスピードセンサーが誤作動を頻発してろくなデータがとれませんでした。

走行中ひっきりなしに速度がゼロに戻ったり、ありえないほど速いスピードが計測されたりという症状。オートポーズを有効にしていたためにひっきりなしにピロリンピロリン(計測中断と再開を知らせるチャイム)と、落ち着かないったら。ちなみにこの日の最高速度はなんと115km/hが記録されていました。私の自転車と脚力では崖からダイブしない限り出ない速度ですね。

speed1

もうスピードめちゃくちゃです

speed2

まさかの115.3km/h

不調の原因はセンサー取り付け不良。センサーアーム根本のネジの締め忘れという、一歩間違えたらスポークに巻き込んで大惨事に発展しかねない失態でした。ネジを締めれば対策完了です。この時、スピードセンサーはアームを下向きに設置固定しました。

ネットを調べると、可動式のセンサーアームを上向きにセットしているユーザをちらほら見かけますが、巻き込みの心配がない下向きが正解だと思います(スポークとチェーンステーのクリアランスによってはそのように設置できない自転車もあるかもしれません)。

なお、Garminのスピードセンサーはアームが下向きのほうがマグネットの位置が少しハブ寄りになります。角運動量保存則によって回転する質量は中心に近いほうが慣性モーメントが小さくなりますから、加速に有利ということです。人間には到底体感できるはずもない微差ですが。でも気分的にはハブぎりぎり内周寄りに設置したいところですよね。

sensor1

センサーアーム上向き(ネットより借用)
スポークに巻き込んだらきっとえらいことに

sensor2

センサーアーム下向き(ネットより借用)
こちらが推奨という気がします

ちなみにケイデンスセンサーのほうは前のサイコンの時からペダル軸の裏にくっつけているネオジム磁石をそのまま流用です。クランクにタイラップを巻かずに済むので見た目がスマートな上に手間なしブライト

話は前後しますが、無線センサーは設置が実にラクですね。今までが有線だったのでセッティングがウソみたいにラクです。チェーンステーからハンドルまで、シフトワイヤーに沿って信号線を這わせて這わせて……というあのつらい長旅がもう必要ないと思うと泣けてきます。

とまあそんなわけで、しっかり取り付け直して翌日再出発。

スピードセンサーの正常動作は出発から数十メートルですぐに確認できてしまいました。何度も再調整が必要になると思ってプラスドライバーを含むマルチツールを買いに行くつもりだったのですが、予定変更して最大心拍数の計測をすることにしました。

最大心拍数とは、その人の心臓が出せる最速の脈拍のことです。

有酸素運動系のトレーニングでは、運動強度の算出パラメーターに必ずと言っていいほどこの最大心拍数を使用します。つまりトレーニング計画を立てるための基準地点となる重要な数字なわけです(逆に言えば、ここを間違えると練習メニューの全部がズレる)。効率的なトレーニングをしようと思ったら自分の最大心拍数を知っておくことは必須なのですね。


ポラールのゾーントレーニングの例(クリックで拡大)

しかしこれをホントに厳密に計測しようと思ったら、心臓の限界、つまり「死ぬ一歩手前」まで追い込まなければならずたいへんです。というか危険です。なので年齢などからこれを推定する計算式もあるのですが、これが何種類もあってどの式が妥当なのかよくわからないばかりか、最大心拍数は個人差が大きなものなので、統計的には妥当な計算式だとしても個人についてはほとんどアテにならないのです。

結局のところ、死ぬ思いをして実測するのがやっぱりいちばん良いらしいです。

【追記】
素人が自力で最大心拍数を実測しようと試みるのは危険であるとのご注意をいただきました。詳しくは本記事にいただいた Yuu-Chang さんからのコメントをお読み下さい

それをちょっと試してみようと。

計測方法として手っ取り早いのは、坂道を全力で登ることです。全力を出し切って最大心拍を叩き出すことができれば無事に登り切る必要まではない。後先考えずにがむしゃらに登ってみればよい。

走りながらこれを試してみようと思いついた時にたまたまいちばん近くにあったのが聖跡のいろは坂でしたのでさっそく行ってみました。ジモティーのくせにいろは坂を登るのはこれが初だぜ!

聖跡のいろは坂はジブリ作品『耳をすませば』にも登場する名所(?)で、900mちょっとで60mくらい登ります。途中にヘアピン3つのつづら折れ。勾配はいちばん急なところでも8%くらいでしょうか。


聖司が雫とママチャリ2ケツで登った坂。絶対そんなこと無理
(Google ストリートビューより転載)

旭鮨の前の信号がちょうど赤でしたのでゼロスタートになりました。最初から踏み込み気味に登り始めましたが、どのくらいの負荷をかけてよいのかよくわからない。いつも坂道はクルクルフゥフゥを心がけているので、ついその感覚で登ろうとしてしまいます。

とりあえずシッティングでぐいぐい登ったら、それほど出し切った感がないまま登頂してしまいました。いろは坂短けえ

ただいまの記録!

190bpm

ふむ……。

hr1

前半はヌルくポタリングペース、後半ではいろは坂以外にもふたつの坂でモガいてます

もうちょっといける。気がする。だって、死にそうになってないもの。今までもっと死にそうな瞬間は何度かあった。それに迫れてない。もちろんだいぶキツかったのは事実ですが、呼吸はゼイゼイくらいで、ホント〜にきつい時の「ばひゃーばひゃー」にはなりませんでしたし、登頂後も自転車投げ出してブッ倒れるようなこともなく、普通に空走して息を整える余裕がありました。たぶんこれ出し切れてない

勾配じゃないな。長さだ、きっと。

hr2

心拍ピーク周辺を拡大。まだ昇りそうな気配を示している

この時の心拍グラフを見ると、最大値の190bpmに達するまでじわじわと心拍は上がり続けていてプラトー(平原期)に達しておらず、190bpmもまだ通過点であるように見えます。つまり、もっと坂が長ければもっと心拍は上がっていたかもしれない。心拍の上昇スピードを考えるといろは坂の900mでは短すぎるのか。

勾配はゆるいけど2km以上ある連光寺かなあ。それともちょっとお山に分け入るか……。

posted by Gyochan at 01:20 | Comment(347) | TrackBack(0) | 自転車

2014年09月22日

カスタマイズ野望

毎度。俺です。

今日はいっきに5編くらい記事をアップしているので読み漏らしのないように気をつけてくださいね。いや、読み漏らしたって別に大丈夫な記事ばかりですが。むしろ読んでトクするようなことなど何ひとつ書いてませんが。

なんでこんなに立て続けにがちゃがちゃブログ記事をアップしてるかというとですね。

なんか足にホータイ巻かれまして。

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痛々しいですが、単に患部にフタをされただけです。

夏前頃から水虫に悩まされていて、市販の塗り薬を薬局で買って毎日塗ってたんですよ。しかし症状はいっこうに改善せずむしろ真っ赤な炎症がどんどん広がって、やがて膿は出るわバリバリに固まった皮膚が裂けて血が出るわで歩行にすら支障を来すようになったので、こらあかんと皮膚科の診察を受けたところ

「水虫はこんな悪さしません。これは水虫じゃないですよ」
「しかしこりゃ大火事ですよ。消防隊出動!

なかなか楽しい先生なんですが、とにかくバイキン退治してから皮膚炎の原因を調べるから包帯巻いとけ、そして来週末まで何もするなと言われました。

えっ。

自転車は。

自転車乗っちゃダメなの。

「大会とかそういうのがあるならしょうがないですけど」
いや特にそういうのじゃないです
じゃ安静

はあああああ。せっかく飛び石連休の合間を有給にして四連休にしたのに、一日も自転車乗れないの。これはつらい。自転車乗りたいよう。

の鬱憤のはけ口として、ブログ記事を吐き捨てるように書きなぐっている、というのが現状でございます。

さて。

先にサドルとシートポストとハンドルを買った、という記事を書きましたが、換装はまだです。実はやりたいことがあるのです。

せっかくハンドル替えるならついでにSTIも色付きブラケットカバーに替えたい。ちょうどファーニアから黄色のカバーが発売になったし。そうなるとバーテープの色も変えたいし、前回のオーバーホールからちょうど1年くらいたっているのでケーブル類も新品に替えたい。あー、アウターも色付きを買って遊ぶのもいいな。

などと考えているうち、カスタマイズ構想が大がかりになってきてしまいました。

ちなみに今考えているのはこんな感じです。

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マウスの筆致も冴えるイラスト

左右非対称カラーリング!!

か、カッコよすぎる……。

そして俺の絵がうますぎる……。

問題は、私が自転車のワイヤリングをまだ一度もしたことがないということ、したがってそれに必要な工具もまったく持っていないということ、あとバーテープもケーブルも2セット必要で半分しか使わない、ということなどでしょうか。

まあ、メンテ本と首っ引きで作業してバーテープを巻く寸前くらいのところまで組み上がったところでプロに監修してもらう、という手はアリかな〜と勝手なことを考えていますが。そんな身勝手なお願いでも苦笑いしながら聞いてくれそうなショップにはひとつ心当たりがあります。ただし、コテンパンにダメ出しを食らうことも想像がついていますが。

posted by Gyochan at 02:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 自転車

2014年09月21日

サガンのサイン

毎度。

サガンのサイン入りジャージを持っている俺です。

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トイレの鏡で撮影(画像は左右を反転させています)

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サイン部分を拡大

これがサガンのサインらしいです。

どうしてこんなもの持ってるかはひみつです。

加工前のトイレ画像では私の頭頂部まで写っていますが、都合によりトリミングしています。

posted by Gyochan at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車