"雪出 紅"(ゆきいで・べに)という美しい人名を考えたのでどなたでも使っていいですよ。
毎度。俺です。
気づくと後輪のタイヤがだいぶ減って、トレッドが台形になっちゃってました。スリップサインも消えかけています。
このタイヤに替えたのいつだっけ、とよく考えてみると、去年は一度も替えてませんでした。おととしの秋ですね。てことは2,000km近く乗ってますね。
前輪のほうはどうかなと見てみたら、前タイヤはまだ中央に線が残っています。全然減ってない。あー、前後でこんなに摩耗の差が出てしまった……1000kmくらいでローテーションしとくべきだった……。
私が履いているコンチGP4000Sはたいへん強靭なため、ボーッとしているとこのようにタイヤをはずさないまま平気で1年くらいたってしまいます。パンクしませんから。「日頃から自分のマシンの状態をもっとよく観察しろ」そうですね。はい。
今からでも遅くない、一応ローテーションしとくか。しましょう。
そうだ、せっかくタイヤを外すんだから久しぶりにホイールを丸洗いしよう。ブレーキ面もだいぶ汚れてしまっているし。
てことで、タイヤ、スプロケット、クイックシャフトを取り外してむき身にしたホイール(マビック・キシリウムエリート2011)をお風呂場に持ち込み、ジフで洗い倒しました。スキーを洗浄したときにも活躍したジフですが、ホイール洗いでも役立ってくれました。研磨剤が入っているので力を込めてこすらなくてもどんどん汚れが落ちます。ジフ最高!
キシエリはタイヤ側にスポーク穴が空いておらず、組まれた状態ではバルブ穴しか開口部がありません。なので丸洗いした後は水抜きをしっかりやっておかないといかんですね。
久しぶりにバラしたスプロケもパーツクリーナーと歯ブラシでしっかり洗浄。この「スプロケをバラす」っての、初心者にはけっこう高いハードルですよね。正しく組み戻せるか不安で、最初の一歩が踏み出せない。でもやってみれば実はなんてことない。
で、ぴかぴかになったホイールを眺めてハタと思いました。
そうだ、せっかくタイヤもスプロケもはずしてホイールがきれいな状態なんだから、振れ取りを頼むなら今なのでは。
前回マングローブ・バイクスで(フルOHの一環で)振れ取りをしてもらってから1,800kmほどしか乗っておらず、修正するほどの振れが出ているかは微妙ですが、念のため診てもらって損はないでしょう。さっそく電話をしてみたら、
「いま選手の車輪が立て込んでて、預りになっちゃいますねー」
とのことでした。
預けてしまうとノー残業デーの平日夜ライド1回ガマンなので、「じゃあまた別の日にでも……」といったんは断ったのですが、どっちみちマングの多忙は変わらんだろうと思い直し、やはり持っていくことにしました。
マングの大将はホイールを一瞥すると
「新品ですか?」
勝った、と思いました。
「いや、洗いました……」(ドヤッ)
「新品みたいじゃないですか! 何で洗ったんですか?」
「台所とかお風呂とかの、ジフで……」(ドヤァッ!)
これがこの日のハイライトでしたね。心の中でガッツポーズ。
「そうだなあ、やっちゃいましょうか」
預かりと言っていたのに方針が変わりました。タイヤもはずれているしリムサイドも新品同様にきれい、それなら話は別、ということなのかもしれません。実際の作業時間にどれほど影響するかはわかりませんが、やはりこのタイミングで持ち込んで正解でした。
「みなさんこんな風にして持ち込んでいただけると助かるんですけどね〜」
「まずは洗うところから、なんてのもありますからね〜」
かなり影響するもよう(笑)。
振れ取り作業は前後輪あわせて15分ほど。大将のホイールうんちくを聞きながらなのであっという間でした。逆に大将は私がホイール洗浄に使った「ジフ」に少し興味があったようです。振れ取り料金は3,000円。
「実際、修正が必要なほど振れてましたか?」
「う〜ん。後輪は、これなら直して乗ってほしい、という程度には振れてましたね」
振れ量はボーダーラインくらいだったもよう。ふむ。やっぱり1〜2シーズンに1回は必要みたいですね、振れ取り。
しばらく大将と世間話を楽しんだのち、帰宅してタイヤとスプロケの組み込み。
最近はフロントホイールの裏表(ハブのロゴステッカーの向きで判別)やタイヤのロゴの位置も意識して組めるようになりましたよ。ただ、コンチGP4000Sのロゴは180°で2箇所、キシリウムエリートのロゴは120°で3箇所なので、どっちみちカッコ良くはなりません。そうそう、どこかのブログ記事を参考にしてスプロケットのスペーサーの刻印も位置を合わせましたよ。
結局、タイヤの摩耗に気づいたところから始まってドミノ式に振れ取りまで波及してしまいました。早く乗りたい。