2016年04月11日

ノブオくんに言われたこと

「最近ちっともブログ更新してないよね」

ある日ノブオくんからそう言われました。

忙しいんだよ。書くヒマがないの。

「最近の記事いくつか見ても、なんか、いつもの感じじゃないよ」

どういうこと。

「どうって、出来事をだらだら並べてるだけで、なんだか面白くない」

面白くないとはなんだ。ほっといてよ。

「いつものつまらない冗談もないし、自分の考えも書いてない」

いいじゃん別に。俺の記録なんだから。

「そう言うけど、じゃあなんでブログに公開してるの? 記録ならfacebookとかでじゅうぶんじゃん」

それは……

「言わせてもらおうか」

なによ。

「きみのブログのいいところは、知識も経験も足りないビギナーがビギナーなりにあれこれ考えて奮闘するのを、悲壮にならないようにユーモアでくるんで見せるところでしょ。上級者はそれを読んで優越感を感じるし、初心者は読めばなんだかほっとする。要するにそういうブログが書きたいわけでしょきみは」

そ、その通りです。しかしずいぶんよくわかってるなあ。

「しかるに、」

しかるに、なんだい。

「今のきみのブログには、気楽に読める脳天気さがない」

えっ……

「よく考えてごらんよ。初中級者の行動記録なんて、情報としては無価値でしょ」

無価値!

「何かの役に立つわけでもない。かといって面白くもない。そんな文章を誰が何のために読むの」

ガーン! きみの言う通りだ……僕はどうすれば……

「前みたいに、ふざけてくだらない冗談を書けばいいじゃない」

なんか、最近そういうのが都合よくポンポン出てこないんだよね……

「気持ちに余裕がないんだね」

そうみたい。仕事とか。いろいろ。

「ま、深く考えずにぼちぼち書きなよ。また来るね。バイバイ」

そう言ってノブオくんは去っていきました。

ちなみにノブオくんというのは、34年前に13歳で交通事故で亡くなったある少年の霊です。ときどき私の部屋にふらりとあらわれては、こんなふうに僕にお説教をして去っていくのです。

安心してください。ウソです。

ノブオくんという設定は、友達のアキヒロくんが今考えついたものです。アキヒロくんというのは

posted by Gyochan at 00:26 | Comment(2) | ブログ
この記事へのコメント
たかしくんも
「ぎょーちゃん、最近、筆が乗ってないね」
って言っていたよ。

たかしくんってのは、アキヒロくんの友達の隣の席にいた女の子で
Posted by かいぞー at 2016年04月14日 12:31
あんまり筆がノると敵が増えるらしいです。
Posted by gyochan at 2016年05月08日 23:15
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