今日はヒトリフトの予定で朝4時半に目覚ましをセットして、その時間にいったんは起きたのですが、頭と身体が猛烈に重くて起きられませんでした。
朝はそこまで弱くないほうなので、「こんなに起きるのがつらいということは、体調が悪いに違いない」とスキーを取りやめ、あらためて昼まで寝ることにしました。
ところが、昼もう一度起きてみたら今度はそれほど調子は悪くない。どうやらスギ花粉の「モーニングアタック現象」を体調不良と錯覚したようです。
だったらスキー行けたじゃないか! 俺のばか!
毎度。俺です。
先週末は菅平で秘密の寄り合いに参加していました。
この寄り合いについてはまた別で書くとして、今回はそのときに体験というか目撃した事件の顛末を書きます。
それは初日の練習が終わって宿のマイクロバスで宿に戻る途中に起きました。
宿は菅平では多くのチームが定宿にしている老舗「プチホテル・ゾンタック」。到着まであと100mというところで車内から「あー!」という声があがると同時にマイクロが停まりました。
「Wさんだ! Wさんが脱輪してる!」
我が部の鬼部長W氏の駆る国産Cセグメントハッチバック車が、前方の路肩で不自然な角度に傾いて停まっていました。
マイクロの運転手さんはホテルの従業員のおじいさん。「ありゃ〜、脱輪だよ」と言いながらここからの行動が早かった。
すぐに出せるところに置いてあったフック付きのワイヤーと小さなマットを手にバスを降りると、鬼部長と二言三言言葉を交わし、手際よくワイヤーを脱輪車にセットしてマットを落ちた後輪に敷き、マイクロで後進してまたたく間に脱輪した鬼部長のクルマを引っ張りあげてしまいました。
この間せいぜい2〜3分だったでしょうか。もっと短かったような気もします。
じいさん神か……。
鬼部長と我々は一緒に練習を終えたので落ちたてのホヤホヤだったはず。雪道で脱輪なんて考えただけで憂鬱になるほど厄介なトラブルですが、泣きたくなる時間すら与えられず助け出されてしまったわけです。手際がいいなんてもんじゃない! じいさんカッコイイぜ! 雪国に暮らす人々のこういうたくましさはホント尊敬するしあこがれます。
なお、雪をかぶっていてわからなくなっていた側溝は翌朝見たらちゃんと除雪されて可視化されていました。このあたりもさすがと言うほかない。
俺も牽引ロープ積んどこう……。
もうね、短時間の脱出だけじゃないのですよ、ヤツの心配りは。助ける車に傷もつけないと。
完璧ですね。