こないだお友だちのライブを観に行ったんです。このバンドのライブ、僕はここ数年皆勤賞です。「いつも来てくれてありがとう!」メンバーたちは口々に言います。
うん。そう思うなら俺のライブにも1回くらい来いよ。
毎度。俺です。
先週末は丸沼でレーシングトレーニングでした。今シーズンも佐藤翔コーチ(元ワールドカップGS選手・好青年)率いるSOAR Racingにお世話になります。
本来SOARの本拠地はかたしな高原なのですが、ご存知の通り雪不足でかたしなはオープンすらままならぬ状況。丸沼での開催となりました。もちろん大混雑しているのでポールはなし。フリーで基本のおさらいです。
一本目の私の滑りを見た翔コーチ、笑顔で
「ぎょ〜さん! 去年と全然違うじゃないですか!」
単細胞なオッサンはこの程度のヨイショですぐモチベーションが上がるので簡単です。ジュニアにはビシビシ、中年はほめて伸ばす。かなり露骨な使い分けですが、いやいや、わかってらっしゃる。
もっとも、ほめられたのはその1回くらいで、後はたくさんの指摘を受けました。主なものは、
・ポジション後ろすぎ
・外脚の荷重不足
・スキートップへの荷重不足
・ポジション後ろすぎ
・左ターン時の外向過多
・腕が下がってる
・ポジション後ろすぎ
などです。
コーチからの指示はもう少し細かったのですが、ばっくり言えばこういうことだろうなと。
「ぎょ〜さん、腰高の姿勢が身についてきたら翔さんからの指示もどんどん細かくなってきましたね!」と達人から言われ危うくいい気分になりかけましたが、いや、いい気分になるのは早い。
大きな欠点が解消されたから指示が細かくなっていったのか、同じことばかり言うとモチベーションが下がるので気を使って細かい指示も出しているのかの区別は私にはつきません。そもそも、私は言われたことを言われたそばからできるようなスキーヤーではありませんので……。
意外だったのは、得意な左ターンのほうで「外肩・外腰が引ける・開く」と言われたことと(外向過多? 腰ハズレ?)、外傾不足(内倒)に関してはそれほど強くは指摘されなかったことです。
外向の度合いについては止まった状態で「このくらいで」と直されたのですが、それが自分的にはわりと小さな差で、<滑る姿を見てこの差がわかってしまうのか!>と驚きつつ、実際にその角度で滑ってみると外脚に前よりもずっしりと重みが乗るのがわかってさらにびっくり。横向きゃいいってもんじゃないんだなあ。角度だいじ。
あと、技術とは関係ない話。
この日はSLとGS両方使いますということだったので板を両方持ってゲレンデにあがるということを(たぶん初めて)したのですが、板2枚持ちって
まじつれえな!
駐車場からセンターハウスの移動だけで心が折れそうになりました。どうやって持てば運びやすいのかわからん。つうか競技板ってなんであんなに重いんだ。
だから、次の段階に進んでるんですよ、多分。
どんだけ去年の自分を美化しているんですか!?
すげー切れるようになってきてますよ。
と、ほめてんだかけなしているんだか。
もちろん去年からの変化は自分でもたしかに実感してはいるんですが、それでも毎ターンが不満なんですよね。
上達とともに自分の中の合格ラインも上がっていくのが正しい姿だと思うので、ずっとこれでいいのかなとも思います。
いやいや、スバらしい上達マインド。
これだからどんどんうまくなるんだな。