2015年06月14日

「火曜ひざ」にはアイシング

隣国のMERS禍、会見で担当大臣が「アリ一匹も見逃さない姿勢で徹底対応する」と言ったとか。いやいや。相手ウイルスだから。アリさんよりもっともーっとちっちゃいから。

毎度。俺です。

ロードバイク 膝痛」で検索すると悩める自転車乗りたちの相談やブログがわさわさヒットするので比較的ポピュラーな悩みだと思いますが私も膝痛に悩んでおりました。おります。おりました。どっちだろ。

私の膝痛は、乗車中に起こることはまずなくて、だいたいライドの2日後にやってきます。これが憂鬱で憂鬱で……。

統計をとったわけではありませんが、「比較的負荷の高いサイクリングをした36〜48時間後に左右どちらかの膝が痛み、痛み始めから24時間以内に収束する」というのがいつものパターン。ひどい場合だと脚を引きずったり、階段が昇降できなかったり、椅子から立ったり座ったりがしんどいほどの痛みです。これにアキレス腱痛が加わることもあります。

日曜日に自転車に乗るとだいたい火曜日に痛くなるので、私はこれを「火曜ひざ」と呼んでいます。

自転車に乗り始めてから今までに私のフォームや乗り方は様々に変化していますが、この火曜ひざには一貫して悩まされてきました。乗り方によって軽減できるかどうか色々と試行錯誤もしましたが、決定打を得ることはできませんでした。

これはもうしょうがないな。元々40年近く運動の習慣がまったくなかったのだから、関節の耐久性は人様よりよほど脆弱だろう。走行中に痛みだすわけではないのがせめてもの救い、「自転車に乗ったあとにひざが痛くなるのはある程度しかたのないこと」と割り切ることにしました。

──なので、この件に関して「痛むのはどの部位ですか?」「原因はこうなのでは?」「ああしたほうがよい」「こうしなさい」といったご意見をもしいただいても、読みはしても参考にはしない可能性が大きいです。助言を無視されるのも無視するのも双方気分が良くないので、できればやめておいていただければと。今回私が強調したいのはむしろここから先です。

根本的な解決はあきらめたにしても痛いのは当然イヤなので、対症療法や予防法のほうをちゃんと考えることにしました。

走行後のストレッチはいちおうひと通りしていますが、私の場合ストレッチだけではあまり効果がないようです。ストレッチを入念にやっても適当にやっても、その後出てくる痛みに有意な差が出なかったのです。

そうだ、アイシングってどうなんだろう。

あの、氷嚢で冷やすやつ。野球のピッチャーなんか、試合中でもベンチの中で冷やしたりしてるあれ。あれをちょっと試してみるか。

40年間運動とは無縁でしたので、アイシングに関する知識はひとつもありません。Google先生に少しずついろいろ教えていただきました。

私の膝痛やアキレス腱痛はいわゆるオーバーユース障害使いすぎ障害とも)の軽いやつだと思うので、痛みの緩和、炎症の防止にアイシングはたしかに有効らしいです。オーバーユース障害は同じ動作の反復で起こる関節や筋肉の炎症。自転車のペダリングはまさにそれですね。

よし、やってみよ。近所のスポーツDEPOでアイシングバッグ(氷嚢)とそれ用のバンドを買ってきました。両方合わせて3,000円くらいだったかな。バンドは氷嚢を装着してサポーターのように患部に巻きつけることができます。

アイシングは運動の直後からやるのがもっとも効果的らしいのですが、膝に器具を着けてアイシングしている最中はほかの活動できません。休日の日中はサイクリングのほかにもすることがたいていたくさんあるので、結局やるのはその日の就寝前ののんびりタイムからになってしまいますね。

アイシングバッグにを詰め、ふだん痛くなるところ(私の場合ひざの正面や外側の腱)あたりをざっくりカバーするようにバンドで固定して、あとは横になって安静にします。

CA3I0005.JPG

ちなみにスネ毛は剃ってあります

これがなかなかひんやり気持ちいい。

15分〜20分くらいでバッグをあてがっている部分の感覚がなくなってきたら部位をチェンジ。左膝→右膝→左アキレス腱→右アキレス腱のローテーションを2周くらい回します。1周が1時間くらい。この間はテレビを見たり本を読んだりゲームをしたりネットサーフィンしたり、ある種のDVDを観たりしています。

ヒルクライム含みのロングライドをした時などは、念のためにアイシングを翌日の晩にもやります。

と、これが効きました。

火曜日が来てもちっとも痛くならない。なったとしても痛みは小さくて歩行にも影響ないくらい。そして半日もせずに引いてしまう。

冒頭で進行形にするか完了形にするかで迷ったのは、アイシングの効果がなかなかてきめんで、もはや痛みとはおさらばしたも同然だったからなのです。

ちょっと面倒だし時間もかかるアイシングですが、ここまで霊験あらたかだと、サイクリング後は絶対に欠かせない習慣になります。なりました。正直今こうしている間も特に意味もなくアイシングがしたいです。というか、私はアイシングをするために自転車に乗っているのかもしれません。すみません、これはウソです。

posted by Gyochan at 21:57 | Comment(6) | 自転車
この記事へのコメント
私はブロ主のはるか年上59歳です。
数年前には200kmブルベも走ることもありました。(今はやらんけどね。)
それでも膝が痛くなることはなかったです。
自転車は負荷をコントロールできるスポーツなので、週末ライドで膝痛が残るのは負荷が強すぎるのではと思います。(偉そうにすんません。)
素人考えですけど、もう少々身体にやさしくされた方がよろしいのでは。
Posted by kurokantaro at 2015年06月14日 23:55
ええ〜良いな、私もやろうかなアイシング。
膝が加齢のため、左→関節の骨が磨り減り平ら、右→膝軟骨磨耗で変な音がする、です。
これに右膝の捻挫が加わって、痛くてねー。
Posted by 夏蜜柑 at 2015年06月15日 10:07
>kurokantaroさん
コメントありがとうございます!

kurokantaroさんのおっしゃる通りなのかもしれませんね……。

私としてはそれほど大負荷をかけているという意識はないんです。ブログのタイトルの通り人並み以下の走りしかしていないしできません。一日100km以上走ることなんて年に2、3度きりです。でも関節や腱の強さには個人差がありますから、私にとってはこれでも負荷が強いのかもしれませんね。

さしあたり、アイシングというケアをすればまったく痛みはでない状況です(おととい1,300mほど登りましたが本日も無痛です)ので、もうしばらくこの方式で様子を見たいと思います。
Posted by gyochan at 2015年06月15日 11:32
>夏蜜柑さん
毎度です!
夏蜜柑さんの症状に効果があるか僕にはわかりませんが、ともかく一度は試してみる価値のあるケアだと思いましたよ!
Posted by gyochan at 2015年06月15日 11:40
ある種のDVDとはイメトレに余念がありませんね。
Posted by かいぞー at 2015年06月17日 19:28
そ〜なのよねん
Posted by gyochan at 2015年06月17日 19:40
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