こないだ通勤電車で隣のおっさんが読んでる『モーニング』をのぞいてみたんです。
そしたら『島耕作』とか『クッキングパパ』とか『OL進化論』とかの連載がまだ続いててびっくりしました。前世紀の遺物ですよ。いや、島と荒岩に至っては昭和の……。
毎度。俺です。
週末ヒマだったので、友人のピナレロ乗りKをサイクリングに誘ってみたところ、高崎と軽井沢を往復する碓氷峠往復ルートを引いてきました。峠越えとしてはそれほどきつそうではなかったので私はこれを受諾。土曜日朝7時に高崎集合を固く約束し、8時半に着きました。遅刻からのスタートです。ド安定。
今回のルートに関しては、他人様のブログですが こちらのすばらしい記事 が我々のルートほぼそのまんまでしかも私が書くよりずっと面白いのでじっくりご覧ください(言語道断な手抜きである)。
ところで今回のサイクリングは、私がガーミンEdge 500Jを導入して最初のヒルクライムとなります。せっかく心拍を見ながら山を登れるのですから、こいつでちゃんとペース管理してみましょう。
これまでにガーミンでとった走行ログ(の雰囲気)を分析すると、私の場合は以下のようなゾーニングが(雰囲気で)できることがわかりました。
120rpm未満 …… おさんぽペース。運動してる気がしない。
120rpm〜140rpm台 ……流しペース。やる気がない。
150rpm台 …… しっかりペース。余裕あり。
160rpm台 …… がんばりペース。あまり長時間は続かない。
170rpm台 …… 苦しいペース。早くやめたい。
180rpm以上 …… 決死のペース。ふらふら必至。
今回はターゲットゾーンを150rpm台の「しっかりペース」と決め、このゾーンを上下に逸脱しないように気をつけながら走ってみることにしました。ガーミンの画面を見て心拍が140台まで落ちたり160を超えたりしたら適宜負荷を調整します(逸脱をアラームで教えてくれる機能もあるはずですが、今回そこまで気が回りませんでした)。
「きついところでがんばらない、楽なところで楽をしない」
というヒルクライムのコツをどこかで見たことがありますが、これを実践するのにこの150rpm台というゾーニングはうまくハマったようです。時おり10km/hくらいまでスピードが落ちてしまうこともありましたが、気持ちも折れず脚も終わらず、まあまあ元気に走り続けることができました。
峠に着いてわかったことですが、R18の碓氷峠は実は本物の碓氷峠ではなく、さらに上に古来の碓氷峠があるようでした。R18の峠が三叉路になっていて、そこから「見晴台」へと続く林道が伸びていたのです(この道は先ほどご紹介した他人のブログには記述されていません)。
元来ヒルクライムのキライな私ですが、
「まだ上へ行く道があるなら峠を攻略したとは言えない」
というよくわからない理屈で古来の碓氷峠を目指すことを珍しく主張し、上を目指すことにしました。
国道の最後の1kmで少しがんばってしまったのですでに脚はヨレヨレでしたが、これは行ってよかった。碓氷峠を越えるライダーは「見晴台」までぜひとも行くべきです。素晴らしい眺望でしたし、そばや名物の「力餅」を出す茶店が並んでいて休息にもぴったりでした。国道に比べると舗装がかなり悪いですが勾配は国道までとほとんど違いません。
茶屋のひとつで食事をし、軽井沢は着いた記念に駅で写真を撮っただけ。あとは来た道を折り返します。これがまた爽快でした。道幅いっぱい使ったダウンヒルを思う存分楽しめました。4〜6%くらいの勾配が怖くなくてちょうどいい。
しめて98km。獲得標高は1,000mを超えました。ケツ痛い。
自宅の周りの登りで心拍170台だもの。
一緒に走りに行くなら修行が必要だな…
のんびりゆっくり、時速ひと桁になってもいいから心拍数をあげすぎないようにすればだいたいの峠は誰でも登れるよ。