2015年04月28日

滑り納めにおつきあい [day 36]

最近、志賀高原のかわいすぎる公式ゆるキャラ「おこみん」が頭から離れません。このゴールデンウィークはおこみんのぬいぐるみを買うだけのために志賀高原に行ってこようと思います。自宅用とクルマ用と職場用に3つ買うつもりです。

毎度。俺です。

先週末はお仲間が丸沼で滑り納めをするというのでご一緒させていただくことにしました。私はゴールデンウィークも一応滑るつもりではいるのでまだ滑り納めではありませんが。

丸沼ブルー

丸沼はご覧のとおりの快晴。暑いくらいでしたが雪解けが心配

日光白根山

日光白根山もちっとも白くなくなってしまいました

前日の晩はたいへん重要な合コンで家に帰ったのが午前1時過ぎだったのですが、そこから大急ぎで準備して寝て4時過ぎに起床、まだ息が酒くさいような気がしながらも8時前には丸沼に到着しました。先々週末の混雑からするとあれっというくらい駐車場がすいていて、もはや春スキーシーズンすら終了しつつあることを実感します。

お仲間のK氏N氏は関越の渋滞に巻き込まれて10時過ぎに合流しましたが、まあこのおふたりがとにかくよく滑る。

私はレーサーにあこがれてこそいますが根っこは単なるレジャースキーヤーなので、春スキーと言ったらひなたぼっこしながら缶ビールでしょな感覚なのですが、Kぞーさんはこの日試乗スキーを持参していて(ショップから個人的に試乗スキーを2セット借りて持ってきてるとか色々オカシイですが)、滑る気まんまんです。

しかもこのおふたり、私のスキー仲間の中では滑走スピードがケタ違いに速いのでついていくのがやっと……。私はこの日は今シーズンほとんど出番のなかったファットスキーの参号機(K2 Iron Maiden)を履いていましたので、春のユルグサ雪に足をとられては「おっと! フワッ!?」などと叫びながら追いかける展開となりました。

そんな私の姿を下から眺めたKいぞーさんは言うのでした。

「いやーぎょーさん、すっかり軸を作って圧をかける滑りに変わりましたね!」
「最初にぎょーさんのズレズレな滑りを見た時はこの人どうしようかと思いましたけど、この雪でビターッとカービングしてますよ!」
「そんなどこに乗っててもいい板なのに、荷重がちゃんと前ですね(笑)」

おほめにあずかってうれしいのですが、心なしか、私の上達をほめているというよりは自分の指導の結果に満足しているようにも聞こえます。作品のできばえを眺めている芸術家目線、とでも言いましょうか。そしてその観点で言わせてもらいますと、完成度はまだまだ低いですよ! 精進してください。

参号機

この日のお供は参号機。今シーズンはほとんど出番なし

太さ比較

Kいぞさんーの持ち込んだGS板と太さ比較。ファットスキーのほうはテール109mmです

そうそう。かいZーさんが持ち込んでいた試乗板のうち、アトミックの男子選手用SL板165cmをリフト一、二本試させてもらいました。男子選手用なので、市販スキーとしてはてっぺんのスペックになりますね。そんな板をこんな雪(春のユルグサ雪)でこんなやつ(へっぽこ中級スキーヤー)が履いたりしたら死ぬんじゃないだろうか、死んでも大丈夫だろうか、死ぬのはいやだ、こわい、戦争反対! と思いましたが、意外に楽しくて死にませんでした。

春の雪ってザブザブでこぼこで滑りにくいっていうイメージでしたけど、がっつり角付けすればハイシーズンの雪とかよりもむしろカービングが簡単なんですよね。

やわらかい雪に板が深く潜るから、運動エネルギー(スピード)さえじゅうぶんならば、私のような悪いポジション・粗雑な切り替えでもトップからテールまで重たい雪が支えてくれてエッジがずれず、ぐんにゃり板がたわむ感じを体感できます(ハイシーズンの硬い雪でこの感じを得ようと思ったらもっとずっと丁寧で正確な操作を要求されるので私はまったく上手にできませんが)。

そんなわけで、お借りしたアトミックの選手板もへたに横を向けようとせず、スピードに乗せてタテに落とすようにしましたところ、自分のアゴに向かってくるような切れ上がりで真横にすっ飛んでいくのでびっくりしました。ふわあ。選手板すげえ。しかもザブザブでこぼこの春雪なのに整地を滑っているかのような安定感。これは爽快だわ。無敵マリオだわ。硬くて強くて重い板なので、たいていの凹凸はスパスパ切り裂いてしまうのですね。刃物はよく研いだものほど作業が簡単で安全快適ですが、スキーも同じなのだなと。

とまあ、そんなことをして遊んでいたらだいぶくたびれました。そもそも春の雪って疲れます。私はひとりで尾瀬に宿をとっていたのですが、翌日の日曜日は結局滑らずに、冬季閉鎖が解除になったばかりの金精峠を抜けていい天気の日光をのんびりドライブして家に帰りました。

迫り来るぐんまちゃん

特に意味はありませんが「迫り来るぐんまちゃん」というタイトルの写真です

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posted by Gyochan at 23:18 | Comment(11) | スキー
この記事へのコメント
こちら群馬では、スーパーやコンビニでもぐんまちゃんグッズを売ってます。
群馬にいらして、ぐんまちゃんグッズには目もくれず、おこみんだけにラブなのでしょうか。
自宅用とクルマ用と職場用と自転車用に4ついかが?
Posted by 夏蜜柑 at 2015年04月28日 23:42
いや、だって、ユルグサ雪だから、ターンすると疲れるじゃないですか?

しかし、突然の慣れないビデオでの撮影、ありがとうございました。一シーズン、一回だけのコブチャレンジを、うまく撮ってもらえました。
Posted by KNJ at 2015年04月29日 02:04
>夏蜜柑さん

いや、おこみんの次がぐんまちゃんです(3位はアルクマくんです)。

丸沼近くの工事現場の告知看板に、ドカヘルのぐんまちゃんがツルハシかついで歩いてるイラストがあったんですよ! すぐ通りすぎてしまったので写真に撮れませんでしたがかわいかった……。

ぐんまちゃん、ホント積極活用されてますよね。
Posted by gyochan at 2015年04月29日 09:46
>KNJさん
ブレブレですみませんでした(笑)。
YouTubeがうまく補正してくれたようで安心しました。
Posted by gyochan at 2015年04月29日 09:49
コブは冷静に考えると10年ぶりでしたがメタメタでした。もう怖くて滑れません。どこを滑っていいのやら。
まずはずらし回す予行練習から修行しなくては。

アトミックのSLを「硬くて強くて重い板」というのが面白いですね。
私は今回「柔らかくてよくたわむ」としか感じなかったのですが、人の言葉というのは普段の基準が違えばまったく逆のものが出てくると。

この辺りにスキーのネット論争が着地できない要因なのかな?なんて思ったりして。
Posted by かいぞー at 2015年04月30日 08:48
お付き合いいただきありがとうございました。
ちょっと滑り足りなかったのですが、朝が遅かったのと日帰りなので仕方がないです。
Posted by かいぞー at 2015年04月30日 08:51
>かいぞーさん
あれで滑り足りないとか、やっぱり色々おかしい(笑)。

> 人の言葉というのは普段の基準が違えばまったく逆のものが出てくる

実際乗ってみて、事前にビビッていたほど手ごわい板という感じは受けませんでしたけれども、それでも
「ただ乗るだけじゃたわんでくれなくて、積極的に踏まなきゃたわまない感じ」
はしました。受動的にGを受け止めてるだけじゃ操作してることにならない、というのが選手板なのですね。
Posted by gyochan at 2015年04月30日 11:56
>>実際乗ってみて、事前にビビッていたほど手ごわい板という感じは受けませんでした

そうなんです。私が履いている2011モデルまでは本当に手ごわい感じでしたが、2013以降のアトミックのSLはフレックスが柔らかくなってかなり間口が広くなりました。

この柔らかさのおかけげで、同じ操作、同じタイミングでよりたくさんたわんでくれることになり、より深い弧を描けます。

なので、
>受動的にGを受け止めてるだけじゃ操作してることにならない、というのが選手板なのですね。

まさにその通りです。
スキーの狙いは、怠けても曲がれます、ではなく、より小さいより深い弧を描くことなので、乗り手は積極的に動かないと良さが発揮されないんですよね。
このあたりはgyochanさんのFischerのSLも同じです。
なので、来シーズンは横に倒す動きだけじゃなくて、前に落ちていく動きが見たいなぁ。
Posted by かいぞー at 2015年04月30日 22:02
>かいぞーさん
シーズン中だけをカウントすれば、次のレースまで実質あと2ヶ月なんですよね(笑)。

がんばります
Posted by gyochan at 2015年05月01日 17:53
来シーズンはマテリアル総とっかえなので、シーズン初めに地味な練習をたくさんする予定です。
よろしければ、ここからおつきあいいただけると結果早いかなと。
Posted by かいぞー at 2015年05月06日 20:22
マテリアル総とっかえ……イイナア……
スケジュールの許す限りおともいたします!
Posted by gyochan at 2015年05月06日 23:06
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