毎俺。サクサクモードは続きます。
2月第3週はわたくし一週間の冬休みをいただきました。
職場的には休暇の取得時期は特に決まっておらず、でもまあみんなだいたい夏から秋口に長い休みをとるのですが、私は空気を読まず真冬にいただきます。文句あるか。
以前にも少し記事にしたとおり、この冬は岩手のスキー場めぐりをするつもりでいたんですが、気が変わりました。
生まれて初めて出場した競技スキーの大会であれこれ色んなことを経験したらモチベーションに火がついてしまい、この休みは近場のスキー場でひたすら練習することにしました。以前にも少しご紹介した、かたしな高原スキー場常設のSOAR ski racing(コーチは元WC選手・佐藤翔氏)です。
ぐんま国体を控えてSOARも国体モードでしたが空気を読まずに参加。すぐとなりで神奈川県勢や奈良県勢などのチームがポールを張って練習していましたし、SOARにも東京都のチームが入っていました。
国体選手、すげえなあ。ピューンだなあ。
ハイレベルな滑りを間近で見られるのも勉強です。
面白かったのは、国体選手ともなるとだいたいみんなお知り合い同士みたいで、チーム内が和気藹々なのはもちろん、他県勢同士でも再会を喜びあったりしてました。狭い世界なんでしょうね。
もうひとつ面白かったのは、「コース整備(※)お願いします」の号令がかかったら選手たちが一斉に左右の板を履き替えたことです。
※コース整備というのは、ポール練習をしていてコースが荒れてきたら、参加者みんなで横滑りやプルークでコースを整える作業のことです。デラパージュ、デラ、などとも言います
コース整備には勝負用ではないほうのエッジを使うのですね。エッジを横に使うデラがけは異物を踏んだりして傷める確率が高いから……というのが理由でしょうか。これをするためには、普段から板の右左を決めておく必要がありますね。そう言えば、私がこないだ買った七号機にも片方にだけ目立つシールが貼ってあったっけ。
ハイレベルの選手たちばかりなのでレコードラインもひとつに収斂するのか、コースの掘れ方もくっきり二本です(それぞれ外スキーと内スキーの通る溝)。しかし私が滑るとたまにその二本の溝を真横に横切ったりします。
レコードラインに対して私のラインが低すぎるから食い違う、ということまでは理解できるのですが、それにしてもどんな曲芸をすればそんな所がその方向にそこまで掘れるのっていうような場所が掘れます。いや〜。すごいね。
対する私の滑りはというと、撮ってもらったビデオを見たら一目瞭然、ブザマな棒立ち内倒後傾滑りでした。国体選手たちの地を這うようなアグレッシヴな滑りの合間に私の初心者レジャー滑りが挟まるので、ははは、ブザマさもひとしおですわ。わかってはいたことですが、これは落ちます。
当初は二日連続でSOARに入るつもりでしたが、ビデオを見て予定変更。ポールの中でフォームの矯正などという器用なことはできっこないので、ひとり合宿二日目はひとりフリーに切り替えました。とにかく十分な前傾と外向傾を作らねば。
ビデオカメラを持って来るべきだったと嘆いても後の祭り、それでもひとりでとことん、
サクサクモードなのにずいぶん長く書いてしまったので唐突に終わります。
そのレコードラインの溝に無理矢理入ってしまって滑ると、すごいスピードで降りてこれます。
私も経験ありますが、世界が変わる体験でした。
>かいぞーさん
そうしたいのは山々だったんですが、本文にも書いた通り、連中、ありえないところを通るんですよ……。
その時の翔さんのセットはたかねコースの右片流れ+左カーブのところでいやらしく間隔を詰めてあって、そこで選手のラインと私のラインはほぼ直交に近いくらい食い違いました(選手は谷回りを始めているのに私はまだ山回りをしている)。