こないだ通勤帰りに原宿駅の通路を改札に向かって歩いていたら、私の前方をぱっくり胸元のあいた服を着たセクシーな巨乳のお姉さんが歩いていたんです。私はちょうどそのお姉さんの後ろをついて歩くかたちになったんですが……
すれ違う男性ほぼ全員、二度見するんですよ。その娘の胸を。どの男の視線も次から次にその一点に吸い寄せられていくんです。これはある意味、壮観でした。
若いサラリーマンもおっさんサラリーマンも、初老も高校生も。中には、すれ違うなりニヤーッと笑って隣を歩く仲間に「おい、今の見たかよ!?」みたいなことをささやくのがいたり。
男って本当にみんなスケベだなあ。そして、俺も反対方向に歩く立場だったら、やっぱりいやらしい表情をして胸を凝視したんだろうなあ。ていうか、したかったなあ。俺は後ろを歩いてたもんなあ。
毎度。俺です。
今日は狭山スキー場のオープン日。会社を午後半休して乗り込みました。
まあ、午後半休だと狭山に着くのは午後四時過ぎになってしまうので、滑っても滑らなくてもよかったんですが、いちおう滑りました。
え。滑らなくていいなら、何するの?
マイロッカーの申し込みです。
狭山にはマイロッカーと言って1ヶ月間借りっぱなしにできるロッカーがありまして、そこに用具一式置きっぱなしにして自転車で狭山に通う、というのが夢だったんです。
去年はオープン翌週末に行ったら「オープン直後の週末で埋まってしまいました」と言われたいへんがっかりしたので、今年は多少無理をしてオープン当日に乗り込んだのです。さすがに当日なら大丈夫やろ、と。
しかし甘かった。
受付で「マイロッカーをお借りしたいんですが……」と言ったら、笑顔だったスタッフが真顔になって「お昼すぎくらいの時点で残りひとつだったから、もしかしたら……」と言い出しました。ええっ。やめてよ。
そのスタッフさんがすぐにロッカー係まで走ってくれて、最後のひとつがまだ空いていることを確認、すぐにおさえてくれました。
あっぶねー。
しかしマイロッカー、初日で満室かよ! どいつもこいつも熱心だな!
でまあ、ホッとしながらマイロッカーを使わせていただいて、長さ300メーター平均斜度7度のゲレンデを滑らせていただきましたよ2時間だけ。
プルークとか横滑りとかね、そんなこたーね、あーたね、やってらんないですよ。とりあえずチョッカリで飛び込みますよ。半年待ったんだから。
上半分は初日からボコボコでしたわ。でもスキーじゃ! スキーしとる!
毎年のことですが最初の数本は本当にまったく何がなんだかわからない。
どうやってスキーをしていたのか思い出せない。
曲がんないし止まんないし。
ブザマな格好で滑ってるな俺いま、と思いながら、そして何度もバランスを崩しながらの、ほぼ初心者のような滑り。転ばないのが精一杯。体が斜面に垂直ではなく地球に垂直に立とうとしてしまうので、何度も板が前へスッポ抜けそうになりました。右ターンでは何度も内足に乗ってしまった。
6〜7本目くらいからようやくバランスが安定し始め、ズレッぱなしだった板が10本目くらいでようやく「前」に進むようになってきました。ウンウン、こんな感じだった。たしか。
ターンはダサダサだけど、バランス崩しても内足に乗ったままこらえたりできたし、とっさの急制動・急ターンも問題なさそう。ためしに回してみたスライド360も問題なかったので、ひとまず、取り返しがつかないほどスキーを忘れてしまったわけではなさそうです。
これから少しずつ思い出します。