毎度。俺です。
ここしばらく、このブログの記事に写真がないことにお気づきでしょうか。私は気づいていました(あたりまえだ)。実はPCがブッ壊れてしまい画像をあれこれすることが一時的にしにくくなっているのです。
壊れたPCからのデータサルベージに数万円。PC買い替えに数万円。ぎゃー。ぐぉー。そんなカネはない。そんなカネはないぞ!
金がない金がないとつぶやきながらPC屋を出た足でクルマを走らせた先は町田のスキープロショップ、カンダハー。神田のカンダハーを神田ハーと呼ぶ場合、町田のカンダハーは町田ハーと呼ぶべきでしょうか。
告白いたしますと、わたくし、来シーズンを「競技スキー元年」と位置づけております。かいぞーさんという愉快なレーサーと知り合ったことがきっかけ。来年1月末には草レースデビューを勝手にブッキングされてしまいました。心の準備とか。
町田ハーを訪うた(おとのうた)のは競技スキー入門にあたって揃えておくものやその予算感などについて相談するためです。板はすでに伍号機というSL板があり、さしあたりSLもGSもそれを使いまわす予定。なのでご相談はそれ以外のモノ。
町田ハーの鈴木店長いわく、
「まずはワンピースを着るか着ないかですね。普通のウエアでもレースには出られるので、一度草レースに出てみて競技スキーとはどんなものか、どのくらい楽しいのか、続けていけそうかを判断してからワンピースを買うのでも遅くないと思います」
「競技を始めてしばらくはポールには怖くて当たれませんから、パンチガードとかレガースとかのプロテクター類はうまくなってから、もっとポールに寄りたくなってから買うのでいいと思います。最初は必要ありません」
「GSの大会はパンチガードのついたストックが禁止されていることが多いです。GSのスピードで雪面にパンチガードを引っかけると手首を折ってしまうことがあるからです。パンチガードの取り外しは手間ですから、パンチガードの購入と同時にGS用のストックを買うのが普通ですね」
なるほどなるほど。
ちなみに奇遇なことに鈴木店長とは(スキーとは関係なく)共通の友人が何人かいまして。お友達のお友達でした。店長の古い友人によると彼の高校時代のあだ名は「かっちー」と言うらしいですがその由来は伏せます。
話がそれた。ワンピースは、これはもう必須だろうなと私は考えてまして。
着ているモノでスピードが全然違うことは自転車でさんざん経験済みです。
Tシャツにレジャーパンツの友人とサイクルジャージにレーシングパンツの私、このふたりで同じ坂道を下ると、ペダルを踏んでいる友人に対してペダルを止めている私がどんどん追いついてしまうのです。風にバタつく服を着て自転車に乗るのはブレーキをにぎったまま走っているようなものです。
競技スキーもきっと同様。いえ、速度域はスキーのほうが自転車より上ですから、服装の影響はスキーのほうが自転車よりむしろ大きいでしょう(空気抵抗は速度の二乗にほぼ比例します)。なのでワンピースは必須。ワンピースを着ないでレースに出るのはタイムを縮める気がないと思われてしまいます。
なんてことを考えながら店長の話を聞いていたらこの時期はシーズン落ち品の在庫の動きがとても激しいこと、デザインがすごく好みなかっちょええワンピースがひとつあったこと、そのサイズが俺にぴったりだったことなど、たいへん好ましからざる偶然が重なってしまい、しばし(タバコ一服)悩んだ末、鈴木店長にクレジットカードを手渡しておりました……。
ああ、ワンピなんてもんを買っちまった……。
もう後戻りできない……。
あ、実はビンディングも買ってます。レースに使う予定の競技板にはまだビンディングがなかったのですが、シーズン落ちモデルの在庫が町田ハーにあったのでそれもついでに……ふらふらと……まあ試合に出るためにはどうしたって必要なものなんだけどさ……。
あ、ついこないだサイクリングジャージも1着(しかもたぶん着もしない観賞用ジャージ)も買ってるな。
そう考えるとほかにも、あれだ、これだ、無駄遣いしてるなあ……。
PCの故障などやむにやまれぬ出費もあるものの、全体として最近ちょっとマズイ浪費をしている気がします。まあ、そういう心理状態に陥っている原因には心当たりがありますが、ともかくちょっと引き締めないと冬場スキー場に行くカネがなくなる。
素人考えですが、
抵抗の大きい服装でペダルを漕いだ方が、同じ距離を走るのでも負荷が大きい分得では?
足腰を鍛えるために普段鉄下駄を履く、的なトレーニング。
SL出るなら、チンガード(のつくヘルメットも?)は、早めに買っておいて損はないですよ。
ポール叩くよりなにより、顔の前にポールが来ても怖くないってのは大事なんで。
>夏蜜柑さん
毎度です!
そのご質問はよく聞かれます。
「同じ距離を走るのでも負荷が大きい分得」
たしかにおっしゃる通りです。
ただトレーニングだけのために乗るんだったらママチャリでもいいし、何ならエアロバイクでもいいわけです。
しかし私の場合スポーツサイクルは趣味!ですから、
「同じ負荷をかけるのでもより速くより遠くまで走れたほうが楽しい」という公式も成り立つんです(笑)。
せっかく走るなら「消費カロリーあたりの楽しさ」を最大化したいですよね!
>KNJさん
毎度です!
恐怖感の払拭が重要なのはよくわかります。
ニットキャップからヘルメットにした時、それだけで滑りが急に積極的になりましたから。
チンガード検討します! でもストックのほうが先です(笑)!
ワンピの考察は正解。
1月の草レースはGSで30秒ぐらいの短いコースですが、ワンピのあるなしで2秒は違います。
下手に下から風が吹き上げたりしたら、もうそれ以上で目も当てられません。
それぐらい威力があるので、実戦にいきなり投入すると、オーバーウェアとの速度差にビックリしますので、フリースキーの時から試しに何本か滑っておいた方がいいですよ。
初ワンピと初フッ素は腰が抜けるので。
おっと。フッ素の話はまだしていませんでしたね。
>かいぞーさん
毎度です!
> 初ワンピと初フッ素は腰が抜ける
なんという魅惑的な。
スキーで腰が回るとか腰がはずれるといった表現はよく聞きますが、腰が抜けるとは! 今からワクテカが止まりません。
3,000円の高フッ素ワックスでも十分笑いが止まらない私なので、レース用のスタートワックスの威力も楽しみです。よろしくお願いします(←自分で買う気なし)