塩やコショウを振ったら容器のフタがはずれて料理に全部ぶちまけてしまう事故を世界から根絶したい。
毎度。俺です。
月曜日に有休をとりました。むしゃくしゃしてやった。何曜日でもよかった。今は反省している。
去年の9月にマングローブ・バイクスでコンポを68アルテに載せ替えた際、「100kmくらい走ったらクランク増し締めするから持ってきて」と大将に言われていたのですが、間にスキーシーズンもあり、9ヶ月も放置してしまっておりました。そんなにたってノコノコ行くのは恥ずかしかったですが、オーバーホールの感想も伝えていなかったのでひとっ走り行ってきました。
見るたびにでかくなっている気がするマングの大将はクランクのほかにもワイヤー類やボルト類をあちこちざっとチェックしてくれ、ディレイラーも前後ちょいちょいと微調整してくれたりします。自分が作業台に載せた自転車は客から言われなくてもこうした一連のチェックをするのが当然、というのがマング大将のプロ意識なのでしょう。うちから十数キロ、もっと近いプロショップはいくつもありますが、私が自分のマシンの整備を頼むのはここ以外考えられません。
去年のオーバーホール以来、乗り心地が鏡の上を走っているみたいになってびっくりしたこと、フロントホイールのスポークがキーンと鳴る以外に走行中の音がまったく聞こえなくなったことなどをお伝えしてそそくさとマングを後に。この間数分。
途中で「あじさいまつり」開催中の高幡不動に寄ったりもしましたが、家に帰っても30kmも走っていません。少し休んでもうひとっ走りすることにしました。せっかくの有休だし、くたくたになるまで走ってみるか。
ここのところ女子供引き連れての多摩川ポタリングだとか足着きなしで登頂できればいいヒルクライムだとか、ハッキリ言ってヌルい走行しかしてこなかったことに内心でずっと後ろめたさを感じていたのです。
つらくない範囲内で走っているだけでは走力などいつまでたっても伸びはしない。それが証拠に、ここ3年くらいちっとも速くなっている感じがしない。たとえレースに出てどうこうするつもりがなくたって、「昨日の自分より速くなりたい」という気持ちを以前は持っていたはず。たまには自分を追い込んでみるか。殊勝にもそんな気分になったのです。
でも夕方から雨の予報だったので、降り出したらすぐに帰れるように「松が谷愛宕クリテリウム」という私お気に入りのド地元周回コースを走ることにしました(すでにフニャチンですな)。
多摩ニュータウンの松が谷団地・愛宕団地を周回する6kmほどのコースで、キツい登りこそないもののじわじわ効くアップダウンやロングストレートがあって、その気になればそれなりの負荷をかけられるコースです。信号がちらほらあるのだけが難点ですが、交通量も多くなく、自分的にはかなり走行感を得られるコースとして気に入っています。
よし。このコースを、手を抜かずに走る!
……
あえなく1周でへとへと……。
まさにこれが今の実力……。
しかしさすがにうちから1km足らずの場所にある6kmのコースを一周しただけでは帰れないのでもう少し走ります。ちょっとは考えて走ろう。ホームストレートとバックストレートは下ハンを持とう。3箇所出てくる短い登りは途中で失速せず頂上で燃え尽きるペースに按配しよう。そして坂の頂上に着いてもひと休みしない。
そういう風に走ったら2周目は1周目よりペースが上がった気がしました。3周目はさらに坂の最後でもうひと踏ん張り粘れるようになった感じがしました。う〜ん、最初の1周でへとへとまで走った気でいたけど、そこからもいじめれば身体はまだがんばるみたいだ。スポーツってこういうところがわからないな。
雨がポツリポツリ落ちてきたので3周で退散しましたが、ここは最低5周、できれば徐々にペースを上げながら10周くらい走るという練習をしてみたいな。