毎度
俺です
今日もメタボネタいきましょう。
たっぷり自転車に乗って粗食に徹する
ふつうこれだけで体重はスルスル減ります。すでに十分細くて減りしろのない人は別ですよ。メタボおじさんの話です。
しかし自転車を趣味にしていながらなぜかちっとも痩せないメタボおじさんも私の周りには少なからずいます。また、ブログを拝見する限りだと私の周り以外でもそういう方はいるようです。
なぜ痩せないか。答えは明らかで、
たっぷり乗っていないか、粗食に徹していないかのどちらかです。
前者に関してはもっと乗れ、で話は完了です。
しかし後者に関しては、きっとみなさんさまざまな事情をお抱えのことでしょう。
もっとも、たとえば会社の経営者や法人営業マンなどのように酒宴や饗応が社会的に不可避な立場にある人とか、ある種のフードジャーナリストのように高カロリー食品を食べる事自体が仕事の人など、他人にはどうしてやることもできない職業的メタボの人はきっとごく一部でしょう。
ほとんどの方は
意志が弱くてなかなか粗食に徹することができない
だけなのではないかなと思っています。
そんなもん気合でどうにかしろ
と言いたいところですが、私も食事制限には多少がんばりましたので、お役に立つかはわかりませんが、その時の知恵など……
メシを減らしすぎない
まずはこれです。急に減らすなってことです。空腹感が強ければ強いほど挫折の確率は高まります。最初は徐々に、まずは「ご飯の盛りを手加減する」くらいのところから始めましょう。
コツは寸止めです。満腹する手前でやめる。まだちょっと物足りないな、くらい。「これじゃ全然足りないよ〜」では減らしすぎ。次の食事時にちょうど空腹のピークを迎えるくらいでよいです。
空腹のピークが一時間以上続くようだと精神的にしんどいです。集中力が落ちたり、イライラしたりするほどのガマンは周囲にも迷惑ですし、どだい長続きしません。
「こんくらい食べておけば次の食事まではもつな」という展望というか空腹予測というか腹時計というか。つまり気合ではなく間合い。
バランス良く食べる
あと、変な減らし方をするなということも言っておきたい。何でもバランス良く食べるのが前提です。単品ダイエットとかナントカ制限といった、栄養バランスを崩すタイプの食事は自転車ダイエットの場合は必要ありません。もともとの食事バランスがいびつならば、それはヘルスィな方向に正しましょう。
削るのは脂質を優先
揚げものよりは焼きもの。肉よりは魚。マヨネーズよりはドレッシング。といった具合に、全体的に脂質の割合を減らすようにします。これもできる範囲でよいし、単純に削るとつらいので、それぞれ何かと代替するだけでよいです。
脂っこい食事に気をつけるようになると、自分がいかに脂にまみれた生活をしていたか思い知ることになると思います。そもそも、脂っこいものは基本的に旨いんですよね。栄養価の高いものを旨いと感じるのは、生物が種を保存するために獲得した本能なのでしょうがありません。
食事に制限を加える上でいちばん障壁となるのはきっとこの「旨さとの葛藤」でしょう。ラーメンやファーストフードなど、脂質こそが本質であり存在意義であるというような食べ物はたくさんあります。これを遠ざけるのは人によっては強い精神力を要するかもしれません。
私の場合は、それらをなるべく避けているうちにだんだんそれらが自分にとって毒物に思えてきました。たまの「ご褒美」や付き合いで食べる以外は自発的には食べなくなってしまいました。食べたいなあという気すら起きません。私にはもともとラーメンの食べ歩きが原因でメタボ化が急激に進行したという背景もありますが。
空腹はいなす
食事の量を少し減らしただけで、慢性的に淡い空腹感につきまとわれるようになります。おなかペコペコではないけれど何となく口寂しい、というやつです。しかしこの空腹までいかない物足りなさは、わりとたやすくいなすことができます。
ガムを噛む、アメをなめる、飲み物を飲む(砂糖が入っていてもよい)などで簡単に一時しのぎできます。クッキー1枚などでもかまいません。要するにほんのちょっとだけおやつを食べるのです。ケーキ+コーヒーみたいな本格的なおやつはもちろんNG。口寂しさはアメ玉1個で驚くほど簡単に撃退できます。
必要最小限のおやつでどうにか次の食事までの間をつないでください。
ぶっちゃけた話、この程度の食事制限だけではそうそう体重は減りません。せいぜい現状維持がいいところでしょう。
しかし、このヌルい食事制限に自転車が組み合わさった時、なんだか知らないけどすごい効果が出ます。食事では現状維持が精一杯なぶん、走れば走っただけ体重が減りますよ。
走る時はちゃんと食べる
走る前と走った後は通常量の食事をしっかり摂ってください。ちゃんと食べないと走れないし、走った後ちゃんと食べないと回復しない、つまり走力が上がりません。
おっと、急に走力の話が出てきました。
なぜ走力アップが必要なのか?
走力アップとは、たくさん走れるようになるということです。筋肉と心肺が鍛えられて、カロリーを運動エネルギーに変換する効率が上がっていきます。つまり、身体がどかんどかんカロリーを消費するようになるのです。
「あれ? 効率が良くなるってことは、省エネな身体って意味じゃないの?」
違います。逆です。消費効率の向上(ちょっとだけで済む)ではなく、利用効率の向上(一度にいっぱい使える)です。自動車で言うと、排気量があがったのと同じです。
エンジンが小さくてパワーがないクルマは燃費がいい、つまり一度にちょっとずつしかガソリンを使いません(使えません)。逆に、パワーが大きなスポーツカーはすごいスピードで走れるぶん燃費が悪く、がばがばガソリンを消費します。この場合ガソリンというのは食事から得たカロリーのこと。つまり走力が上がるというのは、身体のスポーツカー化です。
また、燃費の悪いクルマはアイドリングしてるだけでもエコカーよりたくさんのガソリンを食いますが、人体も同じで、パワフルな肉体はふだんからカロリー消費量が大きいです。このことを基礎代謝が高い、などと表現しますが、要するに無駄遣いな体質になるということです。
もいっぺんまとめますよ。
食事はちょっとだけ減らせ。
ただしバランスは崩すな。
減らすのは脂ものから。
腹が減ったら適当にいなせ。
そしてよく走れ。
以上です。
よくまとまっていて耳が痛いです。
私のおんぼろバイクもメンテナンスして、今年は走ることにしよう。
まずは、シューズを買わなくては。
>かいぞーさん
毎度です!
キーワードで上位概念をくくりながら記事をまとめていく書き方は、どうもかいぞーさんのブログを無意識のうちに参考にしているようです。今見たら論旨の運び方が似てるなと思いました(笑)。
自転車のペダリングは肉離れのリハビリに影響ないのでしょうか? ご無理をなさいませぬよう。
中学の時なんか 朝晩10kづつ 走って 部活でも走って
でも めしなんか人の半分くらいしか食わなかった。
甘い物も ご飯も 大嫌いだったしなぁ(今は大好き)
でも 動けたんだよなぁ。
スキー場でも 食わないし コーヒーは飲むけど。
自転車こいでも 減らん!
夏は 冷たくて美味しい物が多いのもいかんな。
燃費悪くなりたいのぅ。
悩ましいですね!
自転車は本来すごく効率のいい乗り物なので、実は水泳やジョギングよりも強度の低い運動になります。
なので私は
意識的に強度を上げる(この融通が自由なのが自転車のいいところです)
乗っている時間を伸ばす(長時間乗っても関節等への負担が小さいのが自転車のいいところです)
などの工夫をしていました。
ご参考になりますかどうか。
ていうか俺ができてねえ!!!!!!!!!!