先日、某アイドルグループの某メンバーを評して「○○ちゃんはビジュアル担当だから」という(どうやら広く受け入れられているらしい)意見を見たのですが、つまり、ということは、ビジュアルを担わないメンバーもいるということなのでしょうか。アイドルでありながら。
毎度。俺です。
日曜日はひとりでたんばらスキーパークへ行ってきました。ヒトリストは久しぶりかな。調べると、3月頭のしらかば2in1以来ですね。
ヒトリストは待ち合わせとか移動とかのロスがまったくないので動きの効率がよいですね。高速道路でも特にトイレの必要も生じなかったので無休憩で、家からたんばらまで2時間20分しかかかりませんでした。近っ。家を出たのは5時ちょうどでしたので、リフトが動き出すまで仮眠までとれました。
到着直後の駐車場。おいおい今日は霧かい
霧ですね
ひとりなので心おきなく地味練をします。そのためにたんばらを選んだのです。たんばらにはタルッタルのロング緩斜面(ファミリーコース・平均5°・750m)があるので、そこで地味にポジションを確認するのが今回の目的です。それにしても「たんばら」って平仮名だと地の文に埋もれちゃって読みづらいですね。
タルッタルの緩斜面でずらさず丁寧にレールターンをすることで、板に乗る位置をじっくり探ります。荷重は外足100%、板の角付けだけで斬ります。レールターンなので回旋はご法度。板のサイドカーブだけを使います。
長い緩斜面、ファミリーコース。初心者以外でも使い道はあるんです
左ターンはどうにかレールターンらしき軌跡になりますが、右ターンがどうしてもズレます。というか、そもそもインエッジだけに乗る綱渡りのバランス感覚が全然ダメです、右ターンは。
こりゃ左足のバランス能力がダメだ。右スキーをずっと持ち上げて左足一本で滑ってみよう。
するとおかしなことが起こりました。
右ターンはまるでサマにならないのに、左ターン(つまり内足ターン)ではツルーッときれいなカービングになってしまったのです。
ハァ?
そもそも俺って内足ターンなんかできなかったんじゃなかったっけ?
ま、それは置いといて、左足はインエッジよりもアウトエッジのほうがターンの質が高い、というのが地味にショッキングな事実でした。
とにかく、俺の左足がバカなんじゃなくて、私は身体を右に傾けるのがヘタ、ということがこれで判明したわけです。ていうか、知ってたけど。
心へこみながら2時間ほどファミリーコースを回し、かなり早い昼飯を食べた後は中斜面に出て思い切り滑ることにしました。第2高速リフトでセンターコース回しです。本当は第4リフトでレイクウッドコース回しが好きなのですが、第4リフトはもう運行していませんでした。
回すと言ってもこの日はどえらい濃霧でしたし雪はグサグサに腐っていたのでスピードは出せませんし出ません。
そうそう、ブログ友のかいぞーさんが私のためにわざわざこんな動画を作ってくれたので、これを念頭に滑りましたよ。
かいぞー氏には無断で転載
カナダの教程を素材にしたこの動画はとてもたくさんのことを示唆してくれていますが、私が気をつけたのは「ターンマキシマムまで傾け続け、動きを止めずにターンマキシマムに達ししだい起こし始めること」と、「ニュートラル点では上死点まで重心を高く持ち上げること」の2点。もちろんニュートラルでも動きは止まらず、通過するだけです。
メトロノームのように動くイメージと言えばよいでしょうか。
左右のスキーへの圧力は正弦波で推移するイメージです。私の従来の滑りはパタンと切り替えて固まり、パタンと切り替えて固まりの連続でしたから、圧は矩形波に近いかたちで推移していたと思います。
この正弦波滑りだとターン後半に板が走りますね。ニュートラルで重心を高く差し上げることを意識したのも影響していると思いますが、ろくに板が滑らない腐れ雪なのに時おりピュッと板が前に飛び出るので楽しかったです。いい雪で試したいなあ。
以前にたんばらに行った時にも書きましたが、たんばらのリフト係のホスピタリティは相変わらず本当に素晴らしいですね。客を見て、ひとりひとりに違う言葉をかけていましたし、子供や初心者への介助・声かけも実に行き届いていて親切。ことに、誰もが必ず一度は通る第1リフトの降り場に意識の高いスタッフを集中配置しているようでした。よい戦略と言えますね。
午後に入って雪腐れが本格化し、ほぼまともに滑れなくなったので早々に撤退しました。ヒトリストで昼アガリはちょいと贅沢ですが、朝が早かったのでそれもいいでしょう。つまらないと感じたらすぐにアガれるのもヒトリストのいいところです。
センターコース。霧は晴れたがやる気は底をついた
アナアキの投入は未だ?
>KNJさん
毎度です。
穴あき伍号機は来シまで温存です。
キャッシュフロー的にはいかがなものかとも思いますが(笑)、なにせビンを手配するヒマもなく。12月までに使える板にしときます。
メトロノームとか正弦波とかいいキーワードが出てきてますし、正しく伝わっているようで嬉しいです。
腐れ雪でスキーが走るとか、動きも狙い通りになってきてますね。体感してもらった通り、スキーが走ることと、スキーが滑ること雪が滑りやすいことは、実は関係ないんです。
きっとイメージ通りの方向へ大きく動けているんだと思いますよ。
>かいぞーさん
毎度です!
「正弦波」なんてちょっとわかってる風なことを書きましたが、よく考えたら正弦波だといろいろヘンですね。文系がムリすんなと。あくまでも "イメージ" ってことでカンベンしてください(笑)。
あと、気のせい・自意識過剰かもしれませんが、この動きを止めない滑り方だと妙にゲレンデの視線を感じます。
ポジティブにとらえると、動きが大きくなってタイミングがあえば目立つ滑りになるので注目を集めたのかもしれませんね!
動きが小さい人が多いので、大きく動くと目立ちますから。
>かいぞーさん
周囲との比較で目立つ、ということはKNJさんも何度かおっしゃってました。普通のスキー場でこのスタイルの滑り方をしている人はごく少数だからすぐわかるよと。
ま───、私の場合は自意識過剰もしくは「あいつヘタクソなくせに飛ばしてるから気をつけろ」という視線ということでほぼ間違いないと思います。
>gyochanさん
>普通のスキー場でこのスタイルの滑り方をしている人はごく少数だからすぐわかるよと。
ですね。菅平にいくと逆にこれが普通で目立ちませんが。