こないだGoogle Maps のストリートビューを眺めていたら、立ち小便しているおっさんを偶然見つけてしまいました。ストリートビューがとらえた犯罪現場!
毎度。俺です。
気づけば前回の谷川岳で年間滑走日数最多記録を更新していましたが、まだ滑ります。先週末、志賀高原で春スキーをしてきました。
土曜日はヤケビ、日曜日は横手山・渋峠です。メンバーはアドバンスド・エクセレント・レジャースキーヤーのO先輩、ならびに夫唱婦随の雪バカ・S夫妻(この人たちと滑るのは今シーズン何度目でしょう)それに私の4名。
宿泊は渋峠ゲレンデふもとの渋峠ホテル。ひとたびスキーヤーのグローブを奪ったら決して返却しないことで知られるやんちゃな看板犬インディにひどい目に遭わされた人もいるでしょう、あのホテルです。知らんか。
この時期はまだ国道292号線(志賀草津道路)は冬季閉鎖中で、一般客が長野側からクルマで到達できるのは陽坂(ようざか)ゲートまで。そこから先の宿泊施設に泊まる客は雪上車での送迎になるのですが、この日はすでに国道の除雪が始まっていて、宿の送迎車など関係車両は国道を通行できるようになっていました。
志賀草津道路の除雪開通には見事な雪の回廊を目当てに毎年たくさんのドライブ客が訪れます。今回われわれは開通除幕式に先駆けてそこを通れてしまう幸運にあずかったというわけです(今年は4月25日開通予定)。除雪されたばかりの雪の回廊は、それはもうびっくりするくらいの純白で美しかったですよ。
さて、両日とも天気は素晴らしく、春スキー日和。そのぶん雪はシャバシャバでしたが、どうもわたくし、苦手だった春雪が大丈夫になったようです。
重くてやわらかい雪が不規則にたまって荒れる春のゲレンデがわたくしこれまでどーも苦手で。雪だまりにエッジを引っ掛けて転ぶし、雪が重くて疲れる。そういう苦手意識から春スキーでは滑りが消極的になり、それがためにかえって荒れた雪に影響されやすくなるという負の連鎖に陥っていました。
しかし今回は雪質うんぬんより先に「試したい滑り」があり、おかまいなしにそうやって滑っていたら悪い雪が全然大丈夫でした。これはうれしい発見。
試したい滑りというのは相変わらず桑名ターンの展開なのですが、ブログ仲間たちからの温かいスパルタ通信教育のおかげで課題はもりだくさん。腿を立て、ひざをのばして長い軸を作り外股関節から折る。ポジションについては後傾を強く指摘されていたのでできるだけ前に乗る。
春のグサ雪で前に乗るなんて私にしてみれば禁忌に近い蛮行だったのですが、外足荷重・板の真ん中ポジションでしっかり斬っていく滑り方、つまりハイシーズンの良いバーンと同じ滑り方を心がければ何の問題もなかったのです。やってみればなあんだという感じですが、私にとっては大発見です。
そんなで、グサグサのヤケビと、ヤケビほどではないが緩み雪の横手山・渋峠をとにかく斬って斬って斬りまくりました。
前回の谷川岳からスキー場に三脚とともにビデオカメラを持ち込むことを覚え、ゲレンデ下部に据え付けて定点撮りしたり、同行者から追走撮影してもらったりしました。本当は自分が滑っている姿を見るのは(カッコ悪いから)イヤでしょうがないのですが、主観的な滑走フィーリングから当人がイケテルと思っても、実はまったくイケテナイ場合のほうが多いのだということを、このほど私もやっと納得しました。とにかく客観的な映像からフィードバックすることが大事ですね。
渋峠下から。上が白・下が黒のウエアが俺
渋峠追走。撮影はSダンナ。
こうして撮った画を見るとやはりまだまだ前傾が足りないし、ひざも足首も折りすぎていて軸が短いことがわかります。また、右ターンは左ターンほど斬れていない。左外足に重みを伝えきれておらず足場が不確かですね。右内足に荷重が残っているせいか、右ターンではシェーレン(前開き)の傾向も見えます。
あといつも気に入らないのが腕の構え。ペンギンみたいでカッコ悪い。もっと拳を前に突き出し、ヒジを張って手首を内に巻いたほうがカッコ良く見えそう。
4月と言ったら、だいたいシーズンの集大成ができていて、今年やれたことやれなかったことのまとめの時期のはずなんですが、私の場合この時期になってやっと課題抽出をしているのですから世話がない。これではさすがにやり残した感が強すぎるので、もうちょっとだけ滑ってからシーズン〆たいと思います。
あ、そうだ。今回のスキーで一点いつもと違ったところがあった。
翌日から腹斜筋が筋肉痛になったのです。脇腹です。軽くね。腹直筋も下のほうが少し。これまでスキーをしていてそのあたりが刺激されることはありませんでした。外向傾姿勢を作るために腹筋が動員された結果と思われます。こうしてお腹周りが筋肉痛になるのはヨイコトなのかな……?
脚があまり疲れなくなっていて、体幹部の筋肉を使っている感じになったのなら、やろうとしていることが出来てきているのでは?
あと、手の構えに関しては、ストックワークと込で考えた方がいいかもしれませんね。
>KNJさん
脚はもともとあまり疲れない方なので判断できませんが、結果だけ見ると体感を使っている感じではありますね。腸腰筋にも多少キてるみたいですし。
しかしその結果が正しい運動によってもたらされたものかどうかは、結果だけ見ても判断できませんね。
ストックワークは、この動画では突いたり突かなかったりで雑ですが、突いてる時も少しタイミングが遅い気がしています。起きて突くんじゃなくて起こすキッカケに突く感じですかね……。
>gyochanさん
私の意識は、ロングターンなら、ニュートラルでストックをつく、ショートになるほどストックをつくタイミングは早くなってマキシマムの直後、という感じなので、ギョーさんのストックのタイミングが遅いとは思わないんですが。
気になるのは、身体が起き始めるのが、ちょっと遅いかなぁ…
それが原因で、全体のタイミングが遅れて、ストックのタイミングが遅いと感じてるのかも。
>KNJさん
今回は山回り強化ということで自分のいつものタイミングよりは山回りを引っ張り気味で滑っていたことを忘れていました。
しかしそれを差し引いても、こう、自分のストックワークはどうも気に食わんです。
いいなぁ。こんなバッチリ撮ってもらって。
私もこのアングルで撮ってほしいデス。
ストックはテールの横に突くんだそうですよ。
確かに調子よくSL滑っているときはテールの横についています。ついつい前についちゃいますが。
そろそろこれでわかるのではなかろうか?
と思い、CSCFのビデオを編集して解説着けてみました。
<http://i-love-ski.blogspot.jp/2014/04/blog-post_19.html>
>かいぞーさん
自分の身体との相対位置は確かにテールの横くらいなんだけど、ストックつくときは「雪面のあそこにつくぞ」という意識で突いているので、前の方についている感じです。
と言うか、前に突くつもりで突いて、テール横くらいになってるとか…
>かいぞーさん
本当は背後2mくらいをべったり張り付きで追走撮影するとすごく楽しい画が撮れるんですが、2個目を撮ってくれている友人はセンター100mmの極ファットを履いていて、フルカービングしている私にはスピード的に追いつけないらしく、少し内側をチョッカリ気味についてきてくれています。
かいぞーさんを追走撮影するには相当の手練でないとスピード的に難しいでしょう(笑)。
>KNJさん
スキーは常に進んでいますからね。突こうとする場所とスキーヤーとの位置関係も常に変化していますもんね。また、上体と腕とスキー板の位置関係もたえず変化しているわけですから、「どこに突く」よりは「いつ突く」のほうが重要な気がします。
見た感じ 踏み込めていない! メトロノームのイメージよりは ちぢめた脚を 伸ばして踏み込んで 板の しなりを出す! とかね〜 ストックワークは げんさんのスッキリスキーて ヤフーブログで 動画付きで 解説してるのあった。 なるほどな〜て わかるよーで よーわからんかったけど(笑) 参考にはなると 思う。
>前転さん
毎度アドバイスありがとうございます!!
メトロノームは「身体の動きを止めないこと」についてのたとえで、僕なりの感覚です。
踏めてないのは痛感しますね〜ただ、「踏むとはどういうことか」についての理解はだいぶ深まりました。
「げんさんのスッキリスキー」、探してみます。
今後ともよろしくお願いします!