2014年03月10日

さあくぐろうポールをくぐろう

先日、とある学習塾の合格祝賀パーティーでバンド演奏をしたんですが、こういうリラックスしたバンドは選曲会議も楽しいものですね。聖飢魔IIの名前なんかも挙がりましてね。

お前も浪人生にしてやろうか!!

毎度。俺です。

レーシングキャンプ話の続きです。初日の朝少しだけフリーをやって、その後さっそくポール練習バーンに移ってポール練習です。

菅平パインビークスキー場にはポール練習バーンがあります。よく知りませんが、どうやらここは原則として貸切専用バーンのようです。横幅広めの中斜面をタテに四分割して、それぞれ2時間ずつ時間貸ししているような感じです。この日も4レーンともさまざまな団体がさまざまなセットのポールを張り、思い思いのトレーニングを行っていました。

私たちはここにネトロンでポールセットを立てました。

ネトロンは長さ80cmくらいのプラスチックメッシュの筒で、そもそもはゴルフ用具だそうです。ゴルフバッグの中でクラブのシャフトを保護するためのものなのでしょうか。私はゴルフをやらないのでさっぱりわかりませんが。安くて入手性が高く、雪面に差せば自立するし、人が当たるとへにゃっと倒れるので、硬くて長いロングポールがまだ怖い人の練習にはまさに好適ということらしいです。

ネトロン

ネトロン。1本150円くらいなので、本物のポール2〜3本の値段で
公式戦のSLフルセット組めちゃう勘定。

コーチが目見当(めけんとう)で雪面にドリルで穴を開け、アシスタント役の選手がそこにネトロンを差し込み、コースの上から下に向かってさくさくとポールを立てていきます。旗門と旗門の距離(インターバル)が短めのSLスラローム)セットでした。初日はSLです。なお、最初に立てたセットはメンバーから「短すぎる」という意見が出たようで、巻き尺を使って少しインターバルが拡張されました。

ポールセット

ポールセット中の風景。この週末の菅平は本当に素晴らしい天気でした

スラロームってのは種目の名前ですね。競技シロウトの私でもさすがにこのくらいは知っております。旗門のピッチがいちばん細かいやつですよね。回転ともいう。ほかに、旗門のピッチが小さい順にGS(大回転、ジャイアント・スラローム)、SG(スーパー大回転)、DH(滑降)といった種目がありますが、日本で楽しまれているのは主にSLとGS。もう少し細かいルールについてはJスポーツの解説ページがやさしくてわかりやすかったです。

さてポールセット滑走にあたっていくつか指示がありました。ポールの裏側を通ることネトロンに腰掛ける(お尻を当てる)ような感覚で通過するとよいポールを通ったらすぐに次のターンに移ること。などのアドバイスを受けつつ滑走します。が、やっぱりと言いますか、ひとまずは通過するだけで精一杯。完全に安全運転でございました……。

ラインを高く」「上から巻く」などと選手の方々は表現していましたが、ともかく旗門は時計の4時あたりで通過するのがよいようです。次々と向かってくる旗門に常に先手先手で余裕をもって対応できるラインが結局いちばん速い、ということですね。

ライン

滑走ライン。左右の違いがおわかりでしょうか

トレースしろと言われればできるのですが、かつスピードを殺さないでとなると無理。というか怖い。スピードが上がれば上がるほど旗門が迫ってくるのも早くなって、時間が足りない。スキーを操作する時間も、考える時間も。そのための先手先手なのだなあ。これは身体が勝手に動くようにならないとダメですね。

くぐってはリフトくぐってはリフトを繰り返し、コースが荒れてきたなと思ったらコース整備です。デラパージュデラがけ、っていうやつ。言葉だけは知っています。が、目的をよくわかっていませんでした。単に横滑りやプルークでコースを平らにならせばよいのかと思っていたのですが、平らにならす=溝を埋めるのは間違いだそうです。スキーヤーが板をとられて危ないような雪だまりを解消して、固く滑らかなコンディションにするのが目的なので、むしろ掘れた溝から雪をかき出すことが肝要なのだとか。

ちょっと荒れてるくらいのほうが楽しいのにな、というのは私の勝手な好みでございまして、アルペン競技の試合バーンは本来かたく引き締まっているものなわけで(皆川賢太郎は「スケートリンクを傾けたものを想像してください」と言ってました)、練習もそれを前提とすべきなのですね。というか、それを前提とした滑りで練習をする以上は荒れていたら危ない、というのが第一義かと思います。

結局、この日のセットでブーツでネトロンにさわれたのはほんの数回でした。いちおう当てる気で滑ってるんですけどね……まあ、ポールに接近することそのものが目的化してもしょうがないし(ラインが悪いまま触れたって意味がない)、ほかにも覚えなきゃいけないことは山のようにあるわけで。

その夜は宿で撮影したビデオを見ながら反省会。動画での確認はたしかに(レースに限らず)たいへん参考になるのですが、滑ってる当人も滑りたいように滑れていないとわかっている動画をあらためて見るというのはもはやマゾの所業ですね。うまくいきかけている滑りの微調整には有用かもしれませんが、根本的にダメな場合はへこむだけです。うんうん、わかってるよ、やりたいけどできないんだよ! っていう。

そんな感じで、一日目は楽しく平和に幕を閉じたのですが、翌二日目に事件は起こりました。続く。

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posted by Gyochan at 21:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | スキー
この記事へのコメント
満喫していますね

まさに初めてのポール。あますところなくてんこ盛りに味わっていますね。満喫という感じです。

体験して身にしみたと思うのですが、ポールの中では本当に通るだけで一生懸命で、滑り方を変えるなんてのは無理な話なんですよね。なので、勝負はポールのないところでの滑り方です。フリースキーで上手くならないと速く滑られない。

究極的にはフリーとポールで同じ滑りができるのが一番いいですよ。
Posted by かいぞー at 2014年03月10日 22:06
Re:満喫していますね

>かいぞーさん
コメントありがとうございます!

まったくおっしゃる通りだと感じました。滑り方はともかくとして、まず、次々迫ってくる旗門に受動的に対応するので精一杯でした。向かった先でポールが待ってるくらいがきっと理想なのだろうと思いました。ニュアンス伝わりますでしょうか。

「フリーとポールで同じ滑りができるのが一番」

これの前段階として「フリーではできるがポールではできない」があると思うのですが、私はまだ「フリーですらそれができない」という段階なので、本当に何事もこれからなのです。
Posted by gyochan at 2014年03月10日 22:41
両極端

制約のないニセコから、制約の極致ともいえるポールトレーニングへと、両極端でしたね。でも、何事も、究めた方が楽しいと考えると、しっかり制約された環境ってのも面白いでしょう?
ポール用のテクニックってのは、実は、いろんな環境での滑りに使えるので、覚えて損はありませんし。
ツリーランなんて、究極のポールですよね。
Posted by KNJ at 2014年03月11日 08:28
Re:両極端

>KNJさん
毎度です〜
どんなスキーもそれぞれに面白くて、身体がひとつでは足りないです。というか冬が三ヶ月では足りないです(笑)。

実は、菅平の翌週はしらかば2in1で基礎スキー(SIA)のレッスン受けてました……チャンポンするにもほどがあると思ってます(笑)。ポールも難しいですがシュテム・ターンも難しい!
Posted by gyochan at 2014年03月11日 10:06
シュテムターン!

15年ぐらい前に2級受験をしたときに、ぶっつけ本番でシュテムターンしました。そんな練習してないので、試しに滑ってもぜんぜんしっくりこないのですが、KNJさんが、説明をしている検定員の裏側で滑って見せてくれたので、真似して滑りましたよ。

カンニングですね。

でもまぁ、盗み見たお手本が良かったのか、たしか加点がついて合格しました。

今も山開きシュテムターンにしかできません。
Posted by かいぞー at 2014年03月11日 21:51
Re:シュテムターン!

>かいぞーさん
あははは、なんという機転(笑)。
おふたりの悪友ぶりがしのばれる、何ともほほえましいエピソードですね〜。ビバ友情。

私が2級に挑戦していた時期はシュテムが種目になかったので今まできちんと練習してこなかったのですが、次に受検しようとしているSIAシルバーにはシュテムがあり今さら練習している次第……。
Posted by gyochan at 2014年03月11日 23:25
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