《前編》からずいぶん間が空いちゃいました。忙しかったんよ。
スポーツ祭東京2013のマスコットキャラクター、「ゆりーと」くんの像。
前輪バトン、後輪ディスクですよ
さて、首尾よく国体のレース本隊に追いつかれる前に都民の森にたどり着くことができたので、のんびりレース本隊の到着を待ちます。ほどなく《前編》で知り合った赤CAAD8の先輩も到着しましたよ。
「あそこで引き返すつもりだったんだけど、キミたちが『待ってる』って言ってくれたからがんばれたよ〜」
途中で休んでいたので、通過しながら「都民の森で待ってますよ」と声をかけたのでした。元気なお父さんです。気さくに話しかけてくる方なので、きっと自転車を通して知らない人とコミュニケーションするのも楽しみのひとつなのでしょう。それは私も同じなのですが、シャイな性格が邪魔をしてなかなかどんどん話しかけることができません。こういうお父さんがうらやましいです。
沿道にはすでに観客が鈴なり。サイクルジャージに身を包んだ人が多いですが、普段着の人もちらほらいます。奥多摩周遊道路は終日通行止めなので自転車で登ってくるしか足はないのでは? と思ったら路線バスは運行していたようです。選手のご家族でしょうかね。
もうすぐあの道をあがってくるはず……
やがて広報車がレースの接近を告げ、本隊がやってきました。まずは「少年の部」から。走っているのは高校生。沿道の観客も思い思いの掛け声でレースを応援します。特に熱の入った声援はおそらく選手の家族かな。
苦痛に顔をゆがめ歯を食いしばって走っている選手もいれば、リラックスモードで笑顔を浮かべながら走っているのとか、しまいには観客に手を振るやつまでいてびっくり。各県2名ずつの代表なので、もしかしたら片方はアシストで役目を終えていたのかもしれません。もっとも、リラックスモードと言っても私が登る速さなんかよりずっと速いんですけどね。散歩かっちゅうような速さっていうか遅さで登ってますからね。私。
少年の部、成年の部とつつがなくレースが通過したので「さて山登りを再開しよう」と上に向かおうとすると交通整理の警備員に止められました。都民の森までは自転車で登って来られましたが、ここから先は自転車すら通行止めなのだそうです。ええ、そんなあ。風張峠まで登りたかったのに。小河内ダムをめぐって秋川街道で武蔵五日市まで降りてくるルートを考えていたのです。う〜ん、下調べが甘かった。しぶしぶそのまま引き返すルートで下山です。
ダウンヒルが苦手なKを先に行かせたのでリアブレーキは当てぎきさせっぱなしになってしまいました。68アルテのブレーキレバーは握りやすくてよいですね。ブラケットはコンパクトだけどレバーは大きくて握りやすく、その違いだけでブラケットポジションでのブレーキングが夢のように改善しました。キャリパーは変わっていません。レバーとワイヤーが変わるだけこんなに違うかと。
ブレーキが安心なのでゆっくりなダウンヒルはちっともかまわないのですが、Kは時おりハンドサインと紛らわしい手の動きをするばかりか、逆に止まる時にはまったくハンドサインを出さないので参りました。危ないなあ。
武蔵五日市の駅まであとほんの数キロのところまで来て私のケツが限界を迎えました。実は、前日の納車の際にマングローブ・バイクスでポジションを大改造されていたのです。詳しくはまた別項を立てますが、納車の際にフィッティングもしてもらったのです。その時に30mm以上サドルを高くされてしまい、その結果、この日は坂のほかにケツ痛とも戦っていたのでした。だって食い込む食い込む。休まず走りたいKは不満タラタラのようでしたが休みますよ。
武蔵五日市に戻ると少し昼を回ったくらい。Kのスマホで軽く検索させてヒットした「初後亭(しょうごてい)」という手打ちうどんのお店に入りました。ここはうまい。原料のうどん粉から自家栽培にこだわったうどん屋さんで、うどんもしっかり、つゆもしっかりしていて、食べているこちらがちょっと真剣になっちゃう、なかなか直球勝負のうどんでした。おすすめ。
以上、かな。
シャイな性格って誰のことだろ?( ´艸`)
>夏蜜柑さん
うるシャイ!!
いやホントに末期的な照れ屋なんです私。
ホントにホントに!!