この記事は 2013/06/26 に改稿されています。経緯はこちら。
前にも一度書いたことがありますが、違法コピーのチームレプリカジャージを買ったと嬉々として報告しているブログがいまだに時おり目につきます。
そろそろ目を覚ましてくださいよと言いたい。そんなことをブログに書くのは、たいへん恥ずかしいことなのだということに早く気づくべきです。
はい。たしかにコピー品を買わされた側に罪はありません(品目にもよりますが)。それは犯罪ではありません。じゃあ犯罪にさえならなければ何をしてもいいのでしょうか。モラル、の話ですけど。
私に言わせればコピー品と知ってて買ってる人は共犯も同然です。あなたの払ったお金で次のニセモノが作られる。あなたのようにお金を払う困った人がいるからじゃあ俺もその商売やってみようと思う中国人が出てくる。
いいですか。中国人犯罪グループが犯罪行為を繰り返すのはそれが儲かるからなんです。あなたはその片棒を知っててかついでいる。加担している。協力者なのですよ。
あなたの払ったお金は本来の権利者、つまりチームにはビタ一文渡りません。本当ならば、チームはそのお金で何をするはずだったんでしょう。想像してみてください、チームがロイヤリティ収入をどう使うかを。
公式グッズのロイヤリティ収入は、選手たちによい給金を与え、質の高いトレーニングをし、うまい食事を食わせ、いいホテルに泊める、つまり選手たちにいいレースをしてもらうため、私たちにいいレースを見せるために使われるんじゃありませんか? そうは思いませんか? あなた本当にロードレースファンですか?
ニセモノとは知らなかった。正規品だと思って買った。正規品だと書いてあった。
いやいや、ちょっと待ってください。
どこの世界に正規品のレプリカチームジャージが上下セット5,000円で買えますか。プロが契約するようなメーカーのジャージはただでさえびっくりするような値段なのに、チームレプリカとなればそこへさらにロイヤリティがのるんですよ?
ニセモノジャージ屋の商品写真を眺めていてもわかります。古今東西の、年代も国籍も違うさまざまなチームのレプリカジャージがそろって全部同じスペックとか。ありえないでしょ。だいたい何ですかその腰までのパンツは。プロチームが使うパンツは十年前からビブタイプ一択ですよ。
プロロードレースが好きでレプリカジャージを買うくらいのサイクルファンならば、この程度の常識は当然ご承知のはず。いや仮に知らなかったとしてもオトナならばちょっと想像力を働かせればたやすくわかることです。
違法コピージャージを買うのをどうしてもやめられないのだとしたら、少なくともそれをブログに書くのはやめておいてほしい。私が不愉快だからではありません。
「へえ、そんなのあるんだ。俺も探して買ってみよ」
などと思い始める困った人を増やしてほしくないからです。
おはよう御座います。
パクリジャージを自慢気に書いてらっしゃる方がいらっしゃるんですね。
確かに残念ですねぇ。
ジロの時は然程無かったようですが、ツール・ド・フランスも100回記念という事も有り、胡散臭い商品もチラホラ見受けられます。
安く買いたいのであれば、ウィグル等の海外の大手会社を通して買えば、若干高くても、国内価格よりは安いですからねぇ。
その辺のおカネの流れを考える事も大事ですよね。
>ぷるるん男爵さん
毎度です〜。
実はこれ、今に始まった話じゃないんですよね。コピー品の流通もそれを買ったと自慢する記事も、だいぶ前からのことです。
若者がツイッターで犯罪行為を自慢げにツイートして炎上するケースと本質的には変わらないような気がしてます。ライセンス侵害に対する罪の意識がない。知的財産権についての認識が希薄。
無駄な正義感ではありますが少しずつでも啓蒙していきたいなと。買う人は買うんでしょうけども。
冬越しに失敗して丸くなりパンツがへたってきた。
そんなある日のイベント会場で処分品のヒブを買ってきた。
やはり新しい方がいろいろいいねと上着を探してたら自治区などでは扱っていないメーカーだった。
しょうがないから海外大手にいって探すと上下セット5000円が。
めまいを感じながら国内ショッピングモールに戻ると最安上下4000円。中国製と書くのは良心的?
とんでもなくちゃちな品物なんだろうか(アラ4ネタです)。怖いですね。
ちなみに公式?は処分価格上下1マンぐらい。送ってくれないだろうけど。
メーカー(海外)はしっかり載っていたけど上下3マンぐらいで国内正規とあまり変わらない。。
もしかして日本が一番マシなのかもと思いつつ処分品のジャージも買えば良かったと後悔です。
>HSさん
コメントありがとうございます!
お買い物に悩みは尽きませんね。
若い頃はモノのよしあしなんかわかりゃしないので「安けりゃいい」で買い物ができたのですが、オトナになって「高いモノの良さ」を実感として知ってしまうと、「ぜいたく」や「見栄」ではなく、実用面の必要から高いモノに目が行ってしまいます。かといって上を見ればキリがないという……。
もっとも、そういう悩みや失敗を楽しみに変えられるのもまた、オトナというものです(笑)。
どうもです。遅いコメント失礼します。
この記事で仰っている事は全く正論です。
ただ一つだけ言わせて欲しいのです。
自分は某ブランド勤務です。業界では良く聞く話なのですが。。。
例えば某ブランドバックを認定を与えてアジアのファクトリーで作るとします。しかし所詮下請けなので、大幅なコスト削減や、常識外れの納期、急な契約打ち切りなど飛んでも無い話は珍しくありません。
契約を切られてしまえば、既に設備や人手に投資しているファクトリーは生きていく為にコピー品を作るしかないのです。
これは最近のコピー商品の品質が非常に高い
要因であると思われます。だって昨日までホンモノを作っているファクトリーが今日はコピー品を作っているのですから。
もちろんコピー品は許せませんし、根幹を揺るがす問題です。しかし被害者面したブランド側にも悪意がある一面が少なからず存在する。という真実、そしてそれこそが品質の高いコピー品を作り出すと言う結果になっているのが全く皮肉です。
>livewrongさん
目からウロコが落ちるお話をありがとうございます! 使い捨てのようなメーカーのやり方がコピー品に手を染める工場を生み出す原因のひとつになっていると……。これはブランド品に限らずアジアにアウトソースしている色々な会社にとって耳の痛い話かもしれません。
メーカーと下請けに良好な信頼関係が築けていれば、下請けが昨日までの客を裏切るようなことをせずに済むかもしれませんね。このあたり、メーカーの心がけひとつで防げる被害がたしかにたくさんあるような気がしてきました。
ただ、下請けもせっかく一流メーカーとの仕事を通して獲得した高い品質意識や技術や立派な設備を安易に「悪いこと」に使うのではなく、まじめにまっとうに、その技術だけを武器にして商売する倫理がほしいところです。
そうは言ってもコピー品のほうが圧倒的に儲かるのが事実でしょう。結局、私が本論で述べた「買うやつがいるからだ」というところに戻ってきてしまいますね。難しい問題です。