2月9〜10日は大学時代の音楽仲間たちとのスキーツアー。
今年で3回目のこのツアー、毎年恒例になりました。1回目は志賀高原、2回目はアルツ磐梯。3回目の今年は栂池高原です。
栂池は一昨年、震災直後に滑りに来て、その規模や雪質、バーン構成などあらゆることがすっかり気に入ってしまったスキー場です。
アラフォー男女取り混ぜて総勢10人。スキー、スノボ、年間20日以上滑る者からこのツアーでしか滑らない者まで、スタイルもレベルもさまざま。なので、のんびりわいわい滑ります。
大人数だといろいろなことに時間がかかりますね。初日は滑り出しが昼になりました。お天気は曇り時々晴れ、前日降雪があったらしく、ゲレンデはコンディション良くやわらかめでした。
初日の昼食に入ったチャンピオンクワッド前の『栂池レストハウス』は大ハズレ。たいした混雑でもたいしたメニュー品目でもないのに、信じられないほど長時間待たされました。あの日あの場に居合わせた客の中で、栂池レストハウスもう一度入ろうと思う者はたぶんいないでしょう。
ゴンドラとリフトを乗り継いで頂上まで登り、ハンの木とカネナル(鐘の鳴る丘ゲレンデ)を滑って初日は終了。
宿は中央トリプル近くの「サンプラザ栂池」。食事の後はアクションカムで撮影した当日の動画をテレビに映しながらの飲み会です。ここでもアクションカムの動画はなかなかの高評価でした。HDモードだとデータがでかくなりすぎてのちのち管理に不便なのでSD画質での撮影でしたが、それでもきれいな映像にみんな最初はびっくりするようです。
二日目。初日の出だしが遅かったので二日目はたっぷり滑ろうと、いさんでゲレンデに出たのですが、想像を絶する混雑。リフト券を買うのも最初のリフトに乗るのも数十分待ちで、滑り出せたのはやっぱり昼になってしまいました。
あとから聞くとこの日(2/10)はどこのスキー場も異例の混雑だったようです。ハイシーズン最後の連休だったからでしょうか。リフト待ちしながらほかの客が「バブルの時でもここまでじゃなかったよ」と言っているのが聞こえました。ほかのスキー場の公式ツイッターでも同様のつぶやきを見ましたが、いったい何が起こっているのでしょうね。
アベノミクスがさっそく消費マインドを上向かせているのでしょうか。予算委の質疑でも、安倍さん麻生さんはさかんにマインドを変えていくことをアピールしていましたが、たしかにマインドは大事みたいです。
もっとも、今バブル期なみの客に押し寄せて来られてもスキー場側にはそれを処理するのに十分な備えなんかありませんから、「バブル期より混んでた」と感じるのは処理能力不足によって混雑感が誇張された結果でしょう。実際のところ、中腹にあがればリフトによっては空き搬器が混じっているところもありましたし。
「栂池レストハウスでさえなければどこでも」という全員一致の希望により、食事は山頂近くの「カフェテリア栂の森」。11時台前半に入店したにもかかわらず早くも満席でした。着席までに少し時間をとられてしまいましたが、料理の方は長蛇の列にもかかわらずすみやかに受け取れました。本来これで普通なのですが、この日はこれがうれしかった。
午後はハンの木下部で少し遊んだあと、私にとって栂池のメインディッシュと言える白樺コースとチャンピオンコースへ。斜度と広さが私の好みにぴったりなのです。2/7のアサマから4日間滑りっぱなしで足腰はもうへろへろでしたが、最後に残った体力もここですべて使い果たすつもりで滑りました。そしてその通り、使い果たせました……。
帰りは安曇野インター近くのファミレスで食事をし、諏訪湖SAにある「ハイウェイ温泉諏訪湖」でひとっ風呂。ハイウェイ温泉諏訪湖はサービスエリア内にあるという異色の温泉施設です。しかし認知度が低いのか、一瞬われわれグループの貸切になってしまうほど空いていました(入店は20時頃)。休憩所が狭いのが難点ですが、なかなかいいお風呂でしたよ。
アサマで習ったSAJ滑りもきちんと復習しておきたかったのだけれど、みんなでわいわい楽しく滑っているとそのへんは忘れてしまいますな。今週も平日休みをいただいているので、またひとり合宿におもむいてあらためて復習をしておきたいと思います。
職場へのおみやげには『アルクマのちょこたび』と『雷鳥の里』を買っていきました。自分でも食べましたが、アルクマはいまいち。でも雷鳥の里はうまかった。雷鳥エキスが効いてた。さすが特別天然記念物。(注:冗談です)