2013年02月04日

オグナほたかで2月に春スキー [滑走日数18]

2月2日(土)は職場関係の滑り仲間たち4人で、日帰りでスノーパル・オグナほたかに行ってきました。

せめてひとなみに。-オグナほたか

のどかな写真ですが、雪の下にはたくさんの……

オグナほたかは初めて来るスキー場。なにせ今回のスキー場選びのテーマが「行ったことのないスキー場を開拓して新しいお気に入りを見つけよう!」でしたので。

現地着は8時前でしたが、駐車場に降り立つとまったく寒くない。というか、暖かい。家を出るときも2月初旬の未明とは思えぬ暖かさでいやな予感がしましたが……。

リフトに乗って上に上がれば多少は寒かろう、と期待しましたが、ちっともそんなことはなく、いつもの装備では汗だくです。遅れて来た仲間を迎えに行くついでにクルマに戻って、上下一枚ずつ脱ぎ捨てました。ミドラーを持って来ればよかった、と内心後悔しながら。

朝イチからすでに雪はゆるみ始めており、日が高くなるにしたがっていよいよ水気を増してきました。斜度のあるバーンはやわらかく荒れ、緩斜面は妖怪板つかみの巣窟と化していました。いわゆるストップ雪です。

せめてひとなみに。-参号機

この写真で雪質が伝わるでしょうか? すっかり春雪です

ちなみにこの日のお供は参号機 K2 Iron Maiden。ファットなので荒れ場はものともしないのですが、なにぶん滑走面の面積が広いのでストップ雪にはいささか弱い。

ならば接雪面積を減らせばよいのだ。秘技・テールプレス!

フリースタイルのテクニックですが、思い切り後ろにのけぞってテールに体重をかけ、強引にノーズを持ち上げます。いわゆるウイリー走行です。これは効果ありました。テールプレスは妖怪板つかみの攻撃をしりぞける有効な防衛手段であることがわかりました。いいぞツインチップ! 問題は、私レベルではバランスを取るのが難しいということと、長く続けるとブーツの中の足が痛いということです。

さて、初めてのオグナほたかですが、あちこち滑ってみてわかったこと。

まず良い点

すいててよいです。最も利用率が高いであろうベースの第3クワッドも待ちは長くて1分程度でした。ほかのリフトは空き搬器がちらほらあるほどで、基本的にはリフトのほうが客を待っています。2月の初旬でですよ。

また、一枚バーンの中・急斜面が充実してます。20度オーバーの幅広一枚バーンがいくつもあり、どれもほとんど人がいないので貸切状態で急斜面の練習を思う存分できます。今回は雪質が雪質だったので荒れ気味でしたが、ちゃんとしたハイシーズンの雪質でもう一度確認したいですね。

どこを滑っていても最終的にベースの一点に帰ってくるレイアウトは待ち合わせに都合がよいです。苗場や軽プリのような末広がりのスキー場で横の移動のために無駄な登り降りを強いられるのが私はキライなのです。

昼食は中腹にあるレストラン『アザリア』で海鮮パスタ(1,000円)を食べましたが、ここのパスタはかなりちゃんとしたのが出ます。よくあるゲレ食スパゲティのレベルではありませんでした。うまかった。おすすめです。たぶんほかのパスタもうまいでしょう。丼物を頼んだ別の仲間は「まずい……」とこぼしていましたが。

ベースにある『モンヴェール』はテーブルでタバコが吸えます。どこもかしこも分煙分煙のご時世、テーブルでタバコが吸えるのは実にうれしい。ちなみに尾瀬岩鞍の『トゥインクル』も同じ理由でお気に入りです。

せめてひとなみに。-急斜面

第4ペア頂上から第3クワッド側を望む。幅広の急斜面が見えます。

悪い点

斜面構成がアンバランス。緩斜面は斜度がなさすぎる上に2本しかなく、逆にスキー場の大多数を占める中・急斜面はどれも斜度が強すぎます。いちばん滑走感が得られるであろう「ほたかスカイウェイ」も最後に26度が出てくるので、正直なところ初級者(特にボード)を連れてくるにはつらいスキー場ではないかと思います。

今回のメンバーも4人のうち3人は問題ありませんでしたが、残る1人はスノボ初級者で、私たちが急斜面ばかり滑りたがるので気の毒でした。30度オーバーの絶壁(第3クワッド下の急斜面、ベース寄り。コース図を見てもどのコース名がどれを指しているかよくわからない)に連れて行ったときは泣き声で怒鳴られましたよ(笑)。しかし彼も私たちにつきあっているせいで斜度耐性がどんどん高くなっているのが面白い。

前述の急斜面にしても、やたら横幅が広くてしかもほとんど誰も入ってこないので、その気になれば初級者でも端から端までのんびり斜滑降で難なく下まで降りてこれます。まあ、好き好んでここに立ち入る初級者はいないでしょうが。

小さい駐車場が段々畑のように連なっているのも(地形的にしかたのないことなのですが)ちょっと不便ですね。普通のスキー場ならば一等地に停められるような時間帯に到着してもシャトルバス利用になってしまうのは残念です。シャトルバスの本数が多いのが救いです。

──といったような感じで、手放しで「素晴らしいスキー場じゃないか!」とはちょっと言いにくい感じのオグナほたかでしたが、私はまた来てもいいなと思っています。30度近い斜面にあまり抵抗を感じないレベルのメンバーで滑るぶんにはすいててよいし、施設も悪くありません。

うん。今シーズンは無理でも、また来てみよう。

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posted by Gyochan at 01:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー
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