こなさんみんばんは。しゃり・ばて夫です。
もうこの男は、学ぶということを知らんのですかねほんとに。前回あれほど補給が大事だと痛感したばかりなのに、今回も補給で失敗です。今度はハンガーノック。たぶん。
まあそれはともかく、今日は地元で開催される自転車ロードレースを観戦しに檜原まで走ってきました。「第47回全国都道府県対抗自転車競技大会」です。
こいつを見に行くことにしました
このレース、位置づけとしては来年行われる東京国体のリハーサル大会で、出場資格とかはよくわかりません。各都道府県の車連がそれぞれ選手を集めたのかな。わたくしこの大会の開催を直前まで知りませんで、知ったのは自宅の郵便受けに投函された交通規制のお知らせのビラを見て。
そのビラに載っていたコースを見ると、八王子市役所スタート、高尾街道、睦橋通り(五日市街道)、檜原街道、奥多摩周遊道路、小河内ダムの堰堤でゴール、というものでした(ルートラボ)。知ってる道ばっかり。頭の中ですっかりたどれる。自転車で走ったことはないけど、これは面白そう。これは見に行かなきゃと。
せっかく行くなら、コース通りに走ってみるか。でも市役所から秋川まではめんどくさいから睦橋まで多摩サイで近道させてもらいます。本隊のスタートは市役所を8:30、早起きしてできるだけ先行して走り、レースに追いつかれたところで観戦、ということにしよう。
AM6:00過ぎに家を出発、府中四谷橋から多摩サイに乗り、睦橋までだいたい1時間。公園で一休みして、ここからレースコースに乗ります。
9月の多摩サイはもう秋の空です
国体ってリハーサルなんかやるんだ、と思いましたが、実際にレース直前のコースを走ってみて「これは選手のためのリハーサルではなく、運営者のためのリハーサルなのだ」と気づきました。
というのも、睦橋通りは辻辻に大量の警備員や警察が動員配置されて、交通規制の準備を進めていました。睦橋通りは片側2車線ずつの立派な幹線道路ですから規制も大規模です。ほんとにすごい人数でしたよ。こうして実際にリハーサル大会を催行して段取りを確認しておけば、来年の本番での不手際が減らせるというものでしょう。
コーンを並べる作業を写真に撮らせてもらっていたら、作業員の人に「それ、クロモリ?」と声をかけられました。おお、フレームの素材についてのご質問とはうれしい! 「アルミですぅー」とお返事しました。キャノンデールを指してクロモリかと聞かれるのは多少さびしい感じですが(キャノンデールはアルミで世に出たブランドですから)、それでもうれしいですね。
「それクロモリ?」
別のコーン並べトラックを追いかけて走っていた時も、荷台に乗ったスタッフから「兄ちゃんどこまで行くの!」と声をかけられました。どこまで行くかは決めていなかったので「どこで見ようかなと思って〜!」とお返事しました。
ものものしい準備は武蔵五日市の駅までで、檜原街道から先はいつもの街道プラスアルファくらいな感じでした。ここまではわずかに登り基調のド平地、という感じでしたが、ここから先は道にだんだん抑揚が出てきますね。クルマではそれこそしょっちゅう(夜中に)走っている道ですが、自転車で走るのは初めて。日差しは強いものの、森の中を走る道はひんやりしていて気持ちいい。2時間走ったのでここらでもう一休み。
休憩がてら森林浴。森の中は涼やかで気持ちいい
いよいよ本隊の通過時間が近いので、私が通りかかると誘導員がギョッとするのがおかしい。選手ちゃうよ〜。沿道にもちらほら地元の方々が見物に出て来ています。私を見て「これがそうかい?」と言うのが聞こえるので「私は違いますぅ〜(笑)」「アハハ、まだかい」などとやりとり。ふだんサイクリングしていて沿道の人と言葉を交わしあうことなんて滅多にないです。楽しい。
檜原村役場の前で警備員に集団の通過時刻をたずねます。だいたい9時15分頃とのこと。まだ30分以上ありそうなのでもっと先まで行きましょう。甲武トンネル方面と奥多摩方面に分岐する上川乗(かみかわのり)交差点まで行くと、そこから先の奥多摩方面は全面通行止めになっていました。腰をおろして観戦モードに入っているローディーさんたちもいます。ここまでかな。警官に聞いてみます。
「もうこの先はだめ?」
「自転車なら行けるんじゃないかな。レースが来たら脇によけててくれれば」
なるほど、行けるようです。じゃあもうちょっと進んでみましょうか。
うぐっ!?
いきなり勾配がきつくなった。しまった、ギア比を間違えたまま登り始めちゃった。ひええ、またたく間に脚がパンパンになっていく。あわててインナーローまで落としたけれど後の祭り。ぷふぁー、進めん。息があがる。上川乗から1kmだけ登ったところにある『山小屋』というドライブインにさしかかると、ちょうど駐車場にたむろして談笑していた誘導員の方々から口々に冗談で「それがんばれがんばれぃ!」と声をかけていただきました。選手じゃないとわかっていて冗談で声援を送っているのです。こちらも笑いながら停車。「選手じゃありませんって!(笑)」
『山小屋』は営業していないようでしたが、スペースも日陰もあったので、ここを観戦ポイントといたしましょう。本隊到着まではもう少し時間がありますが、もう登れないや。
ロードレース観戦ライド〜その1
ロードレース観戦ライド〜その2
ロードレース観戦ライド〜その3