猿。
いや。
去る8月5日(日)、富士スピードウェイで開催された「86 style」というイベントに行ってきた。ハチロクのイベントです。
え、ハチロクを知らない?
国産スポーツカーの名前と思ってくだされば結構。
ハチロク乗りの大学時代の先輩(今となっては仲の良いお友達ですけども)から「サーキットの体験走行もあるよ」と誘われ、富士2湖ライドの翌日ではありましたが、うきうきと出かけました。土日とも日帰りで富士の裾野に出かけるんだから我ながらご苦労なことですが、八王子から富士山は近いのです。
イベントは、色々なパーツメーカーのテントが出ていて最新のカスタムカーが展示されていたり、その道では有名な人たちのトークショーがあったり、パレード走行があったりとにぎやなかものですが、ハチロクオーナーではない私には、退屈こそしませんでしたが、テンションが上がりきるようなものでもなく。
私が楽しみにしていたのは、一般参加者(つまりハチロクオーナーではない者、ハチロクではないクルマ)による富士スピードウェイの体験走行。先導車つき・追い越し禁止という制限付きではありますが、F1も開催されるフル規格のサーキットを3周、自分のクルマで走れるのです。これはなかなか貴重な体験。そして私はサーキット走行はこれが初体験なのです!
この走行枠がイベント終了間際の 17:30 から。非ハチロクは待遇が悪いですね。駐車場もイベント会場からはずいぶん遠いところに停めさせられるしね。でもこれはまあ、しかたないことでしょう。
集合時間に集合場所のパドック裏に行くと、ピットレーンに誘導されます。この時点でもうテンションだいぶ高いです。富士スピードウェイのピットに入ったことは実は何度かありますが、自分のクルマに乗って入ったのは初めてですから。
スタートまでここでしばらく待たされました。その間、めいめいクルマの外に出て、ピットレーンの中にいる自分のクルマの写真を撮ったりね。ええ。わたくしも。
やがて乗車準備をせよとの放送がかかり、クルマに乗り込みエンジンスタート。車列の前のほうをのぞき見ると、ピットレーン出口の信号機が赤から青に変わりました。ンオー、始まった!
このコースはグランツーリスモ(←ゲーム)でそれこそイヤというほど走っていますが、あらためてその再現度の高さを痛感しました。景色から何から、そっくり同じです。ゲームで覚えたとおりにクルマを操作すれば、苦も無くなめらかなドライブができました。
もちろん先導車つき・追い越し禁止という制限があるので全体としてはおとなしい走行になりますが、私の数台前のクルマが(主催者がやっちゃダメよと言っているのに)「わざと車間距離を空けてからの全開」という走行を繰り返してくれたおかげで、私もその余禄にあずかって何度か全開にすることができました。
ただ、今乗っているエボワゴンはジムカーナに持ち込んだこともなく限界がひとつもわかっていないので、コーナーでは十二分に安全マージンをとって走りました。いやー、それでも「るるるるー」と縁石を踏みながら道いっぱい使って走るのは楽しい! そして、もっといいタイヤで走りたい!(今も一応 DZ101 を履いているんですが)
いちばん楽しみだったストレートは前が詰まっちゃって残念ながらほとんど踏めませんでした。160km/h くらいまでは出てたと思います。しかしそれにしてもサーキットの路面の平滑度は高速道路なんかとはくらべものになりませんね。160km/h でもコワイという感じが全然ないです。
3周、わりとじっくり落ち着いて楽しむことができて、いきなりフリー走行なんかじゃなくてむしろよかった。楽しかった。
か...かっこいい..行きたい
>たぬきさん
コメントありがとうございます!
富士の体験走行は大きなレースイベントがなければ毎週末開催されているようです。いつものクルマと普段着のんびり3周が¥2,000。いかがでしょう!
http://www.fsw.tv/1ch/1_1calendar/experience.html
(リンクになってなくてすみません)