私がそそのかしてロードバイクを買わせた友人たちからサイクリングのお誘いがあり。
「週末に荒サイ走る予定なんだけどぎょーちゃんどうする」
「あー。ゴールデンウィークで 2kg 近く太ってしまったから、俺は地元の練習コースをストイックに走ることにするよ」
「ちなみにそれどんなコース」
「『尾根幹線』ってぐぐればいろいろ出てくるよ、サイクリングコースというよりはトレーニングコースだね」
「よさそうじゃん、それ走ってみたい! 荒川やめてそっちにする!」
というわけで本日のライドは遠くから友人K(昨年9月にピナレロを購入)・友人I(今年3月にキャノンデールを購入)が飛び入り。歓待することにしましたよ。
多摩境のコインパーキングに朝9時に集合、すぐに町田街道に出てゆるゆると津久井湖方面へ。道案内はわたくしが。いちおうホストだし。
私自身も一般道での集団走行はほとんど経験がないので、あまり距離を詰めてくれるなということと、ブレーキの手信号だけ教えて出発。いちおう先輩だし。しかし標準的な体力のKやスポーツマンのIにあっさりまくられるのではないかと内心は不安でいっぱい。
津久井湖までの往復はびっしりの渋滞で、かなりじりじりとしたサイクリングになってしまった。津久井湖の中央にかかる三井大橋を渡った先に少しだけヒルクライムがあるけれど、それもいたって小規模なもの(しかしKはこの登りで「吐きそう」)。眺めのいいポイントがあったので長々と休憩。
町田街道に戻って、沿道の「そば処・尾張屋」で昼食、長々と休憩。食休みもかねて近くの自転車屋「YouCan 多摩境店」を冷やかし。
さあたっぷり休んだし、午前中の渋滞フラストレーションを晴らすべく尾根幹をがっつり走りますか! と腰を浮かせた矢先に空模様が少しあやしく……風が急に冷たくなり、たまにポツリと雨粒が顔に当たる。いったん駐車場に戻ってマシンをクルマに退避し、空模様が安定するまで近くのマックでお茶することに。休憩多すぎだろ、このグループ。
小一時間ほど休んでいると陽も出てきたので再出発。今回のメインディッシュ、尾根幹線へ。
もともと今日は尾根幹をストイックに走り込む予定だったので、ここは後ろを気にせず黙々と走らせていただきましたとも。Kはちぎれちゃったけれど、Iはさすがスポーツマン、フラットペダルなのについてくる。ぬぬ。彼がビンディングに替えたら負け決まりですなコレハ……。
新しい発見。「尾根幹線は、信号に引っかかることなくスムーズに走れる速度がある」。ふだんそんなことほとんど意識していなかったけれど、今日Kが愚痴っていた。「“合格スピード”に達してないと全部に引っかかるんだよ……」合格スピード、言い得て妙。
残り時間や残り体力を考えて、多摩大学のピークでUターン。なにしろそこから先は稲城まで長い長いダウンヒル。戻ってくるためにはそこをまた登ってこなければならず、私にはそれがめんどくさかった。
帰りは長池のロングストレートで少しモガこうと思っていたのだけれど、惜しくも唐木田で足が売り切れた。回転はするものの、トルクがまったくかからなくなった。友人たちの手前、少しがんばり過ぎたなあ。でもまあしかし、60km 近い行程の残り 2km で足が売り切れたのだから、いいペース配分でしっかり追い込めた、と言うこともできる。
ロードバイクを買ったばかりの友人たち(しかも二人ともフラットペダル)にちぎられるという結果だけは避けられて、心底ホッとしましたよ。とりあえず先輩の沽券は守れた。今日のところは。
羨ましいぜ…
オイラは今日も当直さ!
フラストレーションたまってきたぜ!!
>つっちーさん
今日もいい天気! 行ってきま〜す