3月は休みが24(土)25(日)の2日間しかとれなかったんだけど、その2日は強引にスキーに行ったさ。
学生時代の仲間たちと、苗場のリゾマンを拠点に苗場とかぐらで滑ってきました。
苗場スキー場、大斜面ゲレンデ
初日の苗場は雪もだいぶゆるんでいて、ぐさっとした春雪。
わたくしグサ雪は苦手意識が強くて、その意識のせいで後傾になり、そのせいでコントロールがきかなかったりギャップに飛ばされる、転ぶ、苦手意識強まる、という悪循環に陥ってました。
ところが今年はどうも様子が違う。グサ雪のギャップがおそろしくない。あんなに苦手だったのになあ。ポジションがよくなったんだろうか。「春の雪は止まる」とよく言われるけれど、それもわかった気がする。普通の感覚で滑っていると前につんのめることがあった。ははあ、これがストップ雪というものか。
苗場はミーハーなスキー場といいつつ斜面はわりとハードなんですな。春のデコボコでこれはやだなあ、と思うような中急斜面が主体で、それはそれでわりといい経験になった。
今まで雪面のデコボコなんかよけてるゆとりなかったんだけど、つまりデコボコは気にせず通過してたんだけども、今回「このデコをこうよけて、あのボコはこっち側を通ろう」と目測つけて滑ってみたらそれができてしまった。あら、こんな滑り方ができるのねあたし。
こういう小さな成功体験のひとつひとつがスキーの楽しみですなあ。
翌日くり出したかぐらは打って変わってカリカリ。全面カリカリではなくところどころカリカリで、目で見てどこがカリカリかはわからない。つまり滑っているといきなりエッジが抜ける。この状況も苦手なのだけれど、それでもズルッと来たことにびっくりはしつつもバランスを大きく崩すこともなく、「ああ、これなら平気」と滑ることができた。ギャップとアイスバーンの二重奏で足腰にはけっこうこたえたけれども。
結局、そうとは知らずにこの日がシーズン最終滑走となってしまった(この日でシーズンじまいする気は毛頭なかった)。いろいろとよい感触をつかんだし、上達・成長の実感を得つつの最終日だったので、幕切れとしてはまあまあだったと思う。ひそかに目標としていたシーズン滑走日数30日やSAJ2級取得がかなわなかったのは心残りだけれど、これは仕事という不可抗力があったので悔いはないな。