2011年12月23日

クリカン、襲来。[滑走日数8]

クリスマス寒波がやってきました。

せめてひとなみに。-たんばらスキーパークを襲うクリスマス寒波

たんばらスキーパークを襲うクリスマス寒波

私の会社の同僚・元同僚、大学の先輩、先輩ご夫妻、ご友人といったなんだかごたまぜなメンバーたんばらスキーパークを滑ってきました。

いや〜、AM7:30 の到着から吹雪です。さんむい風がびゅうびゅう吹いていて、これはちと、滑走は厳しいのではないかと思ったのですが、せっかく降っているんだしと滑ることにしました。

たんばらは初めて。休日のたんばらはたいへん混雑すると聞いていたのですが寒波のおかげか客足はそこそこ程度。主力となる第2高速リフトのリフト待ちもほとんどの時間帯で5分未満だったと思います。

それにしても天候。とにかくよく降る。ずーっと雪降ってた。そしておそろしく冷たい風。リフトでこの風にさらされていると「もうやだ、おうちにかえる……」と思うほど。

しかしそのぶん、ゲレンデコンディションは素晴らしかった。それはもう片栗粉のようなサラサラの雪が板の下でころんころん転がって、滑走感は最高。今日はまったく転ぶ気がしませんでした。

たんばらは、緩斜面主体のかなりやさしめに振ったゲレンデ構成。物足りないかも、と心配していたのですが、いやいや、中斜面はなかなか気持ちいいです。斜面に緩急の変化があって面白い。滑走感良好です。いったん第2高速リフト(クアッド)で山頂まで登り、そこからはゲレンデに向かって左奥の第4リフトでレイクウッドコーストライアルコースをかわるがわる、最後まで回し続けました。

このゲレンデ左奥のエリア、なぜか常にガラ空きでした。

客の人気はセンターコースに集中していました。トライアルコースは上級者向けということになっているので人が来ないのはわからないでもないのですが(実際には中級者ならじゅうぶん滑走可能)、レイクウッドコースのほうは私のように早く中級者と胸張って言えるようになりたいくらいのレベルの人にぴったりな楽しいコース。このふたつのコース専用と言える第4リフト(ペア)は常時待ちなしでした。

入り口がわかりにくいということもなく(第2高速を左に降りてひたすら右へ右へ行けばよい)、入り口に少し斜度の急な箇所がありますがセンターコースからもトラバースで入り込めますし、レイクウッドコースが忌避される理由が特に見当たりません。不思議。

まあ、理由なんかどうでもいいんです。楽しいコースがすいてるんですから文句はありません。

今日はここを初号機でキュンキュン斬って楽しみました。トーション(ねじれ剛性)が低くズレやすいと思っていた初号機ですが、きちんと外足インエッジ全体を使えば斬る滑りもできることがわかってきました。ただ、右外足ではできても左外足ではこれがなかなかうまくいかず、左右の対称性を整えることに心を砕いて滑りました。

最後に、どうしても強調しておきたい点がひとつ。

たんばらは、スタッフの態度がほんとうに素晴らしい!

チケット窓口から売店、食堂、リフト乗り場まで、どの場所のどのスタッフも全員いきいきとした笑顔で実に心のこもった応接をしていました。本当にびっくりでした。こんなにスタッフの感じがいいスキー場は初めてです。それもファミレスのようなマニュアル笑顔ではなく、まるでたんばらで滑ってもらってうれしい気持ちが自然に顔と態度ににじみ出ているかのような雰囲気です。笑顔で接客してもらえることの大切さをしみじみと感じました。こっちが大声で「よろしくお願いしま〜す」と声をかけてもまったくノーリアクションなことさえある某西武系屋内スキー場とは、スタッフ教育の水準が天と地ほども違います。

たとえば、第4リフト乗り場はアプローチが少し登り坂になっていて少しだけV字登行を強いられるのですが、その場所には必ずひとりおじさんが立っていて、登行してくる客ひとりひとりに「ごめんねぇ、はい、がんばって!」などと声をかけてはげましたり、子供が登ろうとしていたらストックで引っ張り上げてあげたりしていました。こんなのはほんの一例。

「客が安全に楽しく気持ちよく過ごすために、スタッフである自分はどう動けばよいか」ということを、ひとりひとりのスタッフが自分の頭で考えた結果のように見えます。彼らの行動からマニュアルの存在が透視できません。某巨大テーマパークと似た組織運営をしているのかもしれません。

たんばらへ行くことがあったら、ぜひ注目してみてください。

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posted by Gyochan at 22:53 | Comment(4) | TrackBack(0) | スキー
この記事へのコメント
ありがとう

群馬のスキー場を褒めて下さって嬉しいです。

玉原は雪道のお助け隊というのがあって、優しい斜面構成とは裏腹な厳しいアクセスでのトラブル(スタックしたとかチェーンが巻けないとか)にも対応しています。

トライアルは普段は非圧雪のコブコースですので人が寄り付かないのだと思います。
レイクウッドは確か2級の検定バーン。軽井沢プリンスだと2級が最大30度のカリカリバーン下部だそうだから、随分違いますよね。

規模の割に高いリフト券、当日のみ有効の売店券(レンタルやレストランでの使用不可)が付いてくるのは要らねーですが。
Posted by 夏蜜柑 at 2011年12月23日 23:42
いいなあ〜

仕事納までは我慢するよ〜
Posted by つっちー at 2011年12月24日 14:20
Re:ありがとう

>夏蜜柑さん
コメントありがとうございます!
ほほう、たんばらの2級検定はレイクウッドですか。じゃあもし受検する時はたんばらで受けよかな……斜面は易しくても採点が激辛だったらどうしよう。
ともあれ、たんばらはたいへん好印象でした!
Posted by gyochan at 2011年12月24日 16:38
Re:いいなあ〜

>つっちーさん
代わりに滑っててやっからな
Posted by gyochan at 2011年12月24日 16:39
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