あ、毎度。
先日ロードバイクの購入を決めた友人、ついに納車されるというので野次馬に行ってきた。
お店は港北のバイシクルセオ。トレッサ横浜という巨大なショッピングモールの一角にあるらしい。大倉山とか綱島とか、そのあたりが最寄り駅。
うちからだと鶴見川をひたすらたどっていけば着いてしまうようだ(鶴見川源流は町田市上小山田、自宅から数キロ)。途中からはサイクリングロードも整備されているようだし。
実はこの日すでに午前中にも 40km ほど走っていて、綱島往復を加えると計 100km くらいになってしまうので、のんびりのんびり走るつもりでいた。
しかし、麻生橋のあたりで私はその女性(ひと)と出会ってしまった。
細身のタイヤとエンドバーで武装したクロスバイクを颯爽と駆るその女性は、年のころなら妙齢30歳くらいだろうか。白いTシャツにグレーの七分ズボン、スニーカーにフラットペダルという軽装。ヘルメットはせずサラサラの髪をなびかせ、風除けのアイウェアの奥から涼やかな目がひたと前だけを見つめている……。
のんびり走るならば、女性ライダーの後姿を眺めながら走るのもいいなと思い、その女性の後方につけてみた。なんていやらしいオヤジでしょう。うん、いい眺めだ。でも……あれ……? いい眺めだけど、えーと、ちょっと速いなこのひと。
かなりいいペースである。
常時 26〜28km/h くらい。私にとってはとてもじゃないが「のんびり」と言えるペースではない。ついて行くことは十分可能だけれど、少しでも脚を休めるとすぐ距離が広がってしまいそう。こっちはロードバイク+ビンディングペダルなのに、女性はクロスバイク+フラペ。こっちはあんま余裕ない。女性はかなり余裕ありげに見える。10km 以上はごいっしょさせてもらったけど、女性のシャツに少し汗がにじみ始めたのははぐれる寸前だったもんなあ。なんなのこの実力差。
しかもこの女性、鶴見川CRはそうとう走り慣れているらしく、分岐のルート取りや加減速にまったくよどみがない。まさにひらりひらりといった感じ。エロイ意味だけではなく、後ろにつかせてもらってよかった。鶴見川CR初走行の私にとって最高の道案内であった。
走りながら慣れた様子でボトルから給水もしていた。うおっ、かっこいい! と思ってしまった(私はいつもポカリのペットボトルなので、水分補給は停車しないとできない)。
つまり早い話がひとめぼれしました。
すみません、ボクと結婚してください。