2016年06月02日

ニューマシンお披露目

後輪の脱着がいつまでたってもうまくならない。

コツがあったら教えて。今すぐ無料で。

毎度。俺です。

ご報告がすっかり遅くなりましたが、この4月に、10年近く乗ってきたCAAD7をCAAD10に組み換えました。フレームを買ったのは去年の8月なんですが……。

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ありし日のCAAD7。組み換え寸前の仕様です

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組み上がったCAAD10。パッと見まったく変わりませんがフレームが2サイズ上がったので印象が少し違います

型落ち価格とは言え10万円以上出して買ったものを半年以上放置したのはキャッシュフロー的に考えるときわめて無駄ですが、一応それなりの事情が、あると言えばあったんです。

CAAD7は私にとって一台目のロードバイク。長年にわたり連れ添い、サイクリングの楽しさを教えてくれた思い入れのあるフレームなので、だらだらと名残りを惜しみたかったのです。

去年の秋のうちに「CAAD7さよならロングライド」をやろうと思っていたのですが実現できないままスキーシーズンに突入してしまい、こうなると春まで動けません。

今年は雪不足でスキーシーズンを早めに切り上げたので(例年は何だかんだでGWまで滑る)、3月いっぱいで組み上げていただき、どうにか4月にシェイクダウンすることができました。

フレーム以外のパーツはほぼすべてCAAD7からの継承。組み換えにあたって新たに必要になったのはBB30アダプターくらい。不可逆な処理になりますが、FSAの圧入アダプターを使って引き続きホローテックUのBBを使います。

組み換えをお願いしたのは、いつもお世話になっているマングローブ・バイクスさん。客の話をじっくり聞いて、たくさんのヒキダシの中から最良の提案をしてくれる頼もしいお店です。

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マングローブ・バイクスのシンジ店長(きれいなジャイアン)

ちなみにマングで組まれたマシンをよく観察するとさまざまな細かい心遣いに心打たれて、<自分にこれと同じことは到底できない……>と自分でマシンを組みまくる気が失せまくるのでおすすめです。要予約。

最後にスペックをまとめておきます。

FRAMESETCannondale CAAD10 (56)
CRANKSETShimano FC-6800 (50/34)
PEDALShimano PD-5700-L(Blk)
BBShimano BB-9000 /w FSA BB30 Adapter
CHAINShimano CN-6800
REAR COGSShimano CS-6800 (12-25T)
HANDLEBARFSA K-Force Compact (400mm)
CONTROL LEVERSShimano ST-6800
FDShimano FD-6800
RDShimano RD-6800
BRAKE CALIPERSTRP R970SL
STEMFSA OS190
HEADSETTange
SADDLESelle San Marco Aspide Carbon FX
SEAT POSTFSA K-Force SB0
WHEELMavic Ksyrium Elite (2011)
TYREContinental Grand Prix 4000S II 23C
TUBEPanaracer R-Air

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重量約7.4kgに仕上がりました

インプレ? そうか……そういうものも書かなきゃいけないか……

posted by Gyochan at 01:28 | Comment(324) | 自転車

サドルの角度を記録したい

オバマ大統領に

「広島来るの? じゃあ折り鶴折って持ってくといいよ、好感度UPするよ」

と入れ知恵したのは私です。

ウソです。

毎度。俺です。

みなさん、サドルポジションってどんな風に記録されてます?

シートピラーとサドルレールに印つけておしまい、だといいんですが、私は気分でサドルを付け替える性癖があるのと、やや前下がりセッティングなので、ピラーとレールのマーキングだけではセッティングを再現しきれません。

そこでまず、サドルの前後位置と高さはトップチューブにサシガネ(L型の金属定規)を当てて印をつけます。

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高さはサドルの上面で合わせます

黄色いビニールテープがそれですが、ここまで堂々と貼れば目印ではなく「そういうデザイン」に見えてくるでしょう。見えてくるでしょう? ほうら、だんだんデザインに見えてくる……見えてくる……。

問題は角度。前下りの角度をどう再現するか、つねづね頭を炒めていました。じゅうじゅう。ヤグラにマーキングする手もありますが、精度が出しにくいしサドルの数だけマークする必要があるしで現実的ではありません。

こんなとき、サドルの上にスマホを横たえるだけでたちどころに角度が表示されるような、そのなアプリがあればいいのになあ。

……あった。普通に。たくさん。

……まあ、あるよね(笑)。

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これは有料版のスクリーンショット

私が気に入ったのは最初にためしたこれ。寝かすと気泡水準器、立てると傾斜計として使えるヤーツ。メニューが英語ですが、なかなか便利です。英語と書いたら人が引いていく音が聞こえましたが気にしません。サーッ

Clinometer + bubble level

使い方は至って簡単……というか、起動するなり計測は始まっているので「使い方はない」とも言えます。

ちなみにこいつ、日本語でしゃべります。「さんてんにど」とか「じゅういってんはちぱーせんと」とか、流暢な日本語で傾きや勾配を語りかけてきます。メニューは英語なのにそこだけ日本語ってことはOSのスピーチAPIを叩いてるんでしょう。

自転車をスタンドからおろし、サドルの上に板を渡してスマホ(iPod touchですが)を置けば計測完了。私のサドルは3.8°の前下がりでした。簡単すぎる……。

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背面レンズが少し出っ張ってるのでこういう置き方になっちゃう

待てよ、こんだけ簡単に傾斜が測れるなら、あの坂道もあの坂道も、これを持って通り過ぎるだけで勾配がたちどころにわかるじゃないか!

ためしに近場のサイクリングコースをトレースして計測してみるべぇ、とスマホ片手にクルマに飛び乗りましたが、200mも走らないうちにまったく計測にならないことが判明。間もなく間違いを悟りました。

傾斜計とは、重力(G)の偏りを検出する計測器です。そして自動車は発進・制動・旋回する乗り物です。のべつ前後左右でたらめな方向に加速Gを作り出し続けている箱の中で「地球の重力だけ」を選択的に検出することなどムリに決まっています。高校で物理の校内実力テストが毎回零点だった私でもすぐに理解できました。止まって測るしかないですね。

そうだ、ゲレンデの斜度を測るのにも使えますね。

雑な使い方ですが、リフトの上から目でゲレンデの傾きにスマホを添わせればゲレンデのだいたいの斜度がわかります。はっきり言ってスキー場の公称斜度はあまりアテになりませんし、積雪や整備でも変わります。そもそも斜度を公表していないスキー場すらあります。リフトは基本的に等速直線運動ですから外来Gの影響も心配なさそう。課題があるとしたら、あまり寒いとスマホじたいが起動しなくなることでしょうか。

ともあれ、便利です。

posted by Gyochan at 00:50 | Comment(2) | 自転車