2016年02月28日

ある日の菅平

今日はヒトリフトの予定で朝4時半に目覚ましをセットして、その時間にいったんは起きたのですが、頭と身体が猛烈に重くて起きられませんでした。

朝はそこまで弱くないほうなので、「こんなに起きるのがつらいということは、体調が悪いに違いない」とスキーを取りやめ、あらためて昼まで寝ることにしました。

ところが、昼もう一度起きてみたら今度はそれほど調子は悪くない。どうやらスギ花粉の「モーニングアタック現象」を体調不良と錯覚したようです。

だったらスキー行けたじゃないか! 俺のばか!

毎度。俺です。

先週末は菅平で秘密の寄り合いに参加していました。

この寄り合いについてはまた別で書くとして、今回はそのときに体験というか目撃した事件の顛末を書きます。

それは初日の練習が終わって宿のマイクロバスで宿に戻る途中に起きました。

宿は菅平では多くのチームが定宿にしている老舗「プチホテル・ゾンタック」。到着まであと100mというところで車内から「あー!」という声があがると同時にマイクロが停まりました。

「Wさんだ! Wさんが脱輪してる!」

我が部の鬼部長W氏の駆る国産Cセグメントハッチバック車が、前方の路肩で不自然な角度に傾いて停まっていました。

マイクロの運転手さんはホテルの従業員のおじいさん。「ありゃ〜、脱輪だよ」と言いながらここからの行動が早かった。

すぐに出せるところに置いてあったフック付きのワイヤーと小さなマットを手にバスを降りると、鬼部長と二言三言言葉を交わし、手際よくワイヤーを脱輪車にセットしてマットを落ちた後輪に敷き、マイクロで後進してまたたく間に脱輪した鬼部長のクルマを引っ張りあげてしまいました。

この間せいぜい2〜3分だったでしょうか。もっと短かったような気もします。

じいさん神か……。

鬼部長と我々は一緒に練習を終えたので落ちたてのホヤホヤだったはず。雪道で脱輪なんて考えただけで憂鬱になるほど厄介なトラブルですが、泣きたくなる時間すら与えられず助け出されてしまったわけです。手際がいいなんてもんじゃない! じいさんカッコイイぜ! 雪国に暮らす人々のこういうたくましさはホント尊敬するしあこがれます。

なお、雪をかぶっていてわからなくなっていた側溝は翌朝見たらちゃんと除雪されて可視化されていました。このあたりもさすがと言うほかない。

俺も牽引ロープ積んどこう……。

posted by Gyochan at 17:30 | Comment(1) | スキー

2016年02月17日

一区切り。

私がブログから姿を消している間に世の中では色々なことが起こっていたようですね。もし私の不在と北朝鮮のミサイル発射を結びつけて考える人がいたら、そのことはどうか今すぐ忘れてください。私は断じて無関係です。

毎度、俺です。

昨シーズンから私のスキーライフの最重要スコープとなったふたつのイベントがいつの間にか終わっていました。

1月23、24日の「SKIシンクタンクカップ(以下TTC)」、2月7日の「佐野市民スキー大会」の、ふたつの草レースです。どちらも2度めの出場。昨シーズンが競技デビューですので、これが人生3レースめと4レースめです。

成績はと申しますと、いずれも完走。

TTC(SL)出走61人中52位。相対順位2.6%ダウン(以下前年比)。
TTC(GS)出走70人中58位。相対順位5.2%アップ。
佐野(GS)出走19人中18位。ブービー賞なのは去年と同じですが出走数が去年よりだいぶ少ないので相対順位は微アップと考えることもできます。

という結果でした。

順位的にはあまり進歩ないですね……周囲いわく見た目はだいぶ変わったようなのですが、ポールセットの中を滑るスピードはたいして上がっていないようです。

四十近くなってから始めたスキー、まして競技始めて1年や2年でぴゅーっとタイムが上がるはずがないとはわかっているものの、

子供の頃の運動会と同じ成績を、四十過ぎてまた繰り返している

という事実にやはり暗然としてしまいます。

とりわけ佐野に関しては競技経験者は上位の一部で、そのほかの参加者はみんな基礎畑の方々だったんですよね。もっとも、みんな1級持ってて当たり前の「スキーそのものがキチンとうまい人々」ではあったんですが、それにしてもゲートは年に一回この大会でくぐるだけという人たちに太刀打ちできなかった事実が不甲斐なく、早い話が少しへこんでます。

競技スキーの経験を通じてスキーの地力が少しでも上がれば、と踏み込んだ競技の世界ですが、どうも「もっと速くなりたい」「できれば人に勝ちたい」という欲が出てきたようです。これは人生を通じて闘争心とは無縁だった私としてはかなり珍しいことです。

とは言え、根っこはのんびり景色を楽しみながら滑るのが好きなレジャースキーヤーなので、今シーズンの競技スキーはここらで一区切り。今年は雪が少なくて春シーズンは短そうですが、残りシーズンはエンジョイ系で過ごそうと思います。まる。

タグ:大会 競技
posted by Gyochan at 23:14 | Comment(10) | スキー