2014年11月20日

ボクに岩手のスキー場のことを教えて下さい

今日はノーザンライトボムだったので早く家に帰って伍号機にワクシングしていたのですが、私としたことがワックスを切らしてしまいました。1回分で終わり。買い置きがあるものと勘違いしていました。

おかげで半端な空き時間ができたのでブログ一本でっちあげます。

あ、間違えました。ノーザンライトボムではなくノー残業デーでした。

毎度。俺です。

まだ11月ですが、ぼちぼちとスキーのお誘いがかかっておりまして、冬の日程が少しずつ埋まり始めました。今のところ合宿3件、大会2件、これらは競技レジャースキーも確定が1件のほかに毎年恒例で開催されている集いが3つ4つあって、いずれもお誘いは受けるはず。しかし日程しだいで参加できないものがあるかもなあ。

あちこちのスキー仲間と仲良くさせていただいているうち、昨シーズンからはついにスケジュールが合わずスキーのお誘いをお断りするケースまで出るようになってしまいました。どうしてこんなに皆さんから仲良くしてもらえるのか当人はあまりピンと来ていませんが、まあ、グループに私みたいなバカがひとり混じっているとアクセントになってよいのかもしれません。

仲間たちとワイワイ滑るのも楽しいし好きですが、私はひとりきりで滑るのも好きです。

もともとマイペース人間ですし、一人旅の心細さも旅情のうち、みたいな意識もあります。それに、旅先で出会った見ず知らずの人とのふれあいはグループ旅行ではなかなか味わえない楽しさですし。

なので、もちろん今シーズンもひとりでふらりとどこかへ滑りに行くつもりです。やっと本題に近づいてきた。

もしも、この冬まとまった休みをとれたらば、今シーズンは岩手に行ってみたい。

岩手、行ったことないんですよね。私が今までに本州で行った最北端は蔵王どまり。秋田も岩手も青森も足を踏み入れたことがありません。宮城県も蔵王に行く時に高速道路で通過しただけ。東北地方のことをほとんど知らないまま四十三歳になってしまいました。

岩手には素敵なスキー場がたくさんあるようですが、いかんせん東京から遠すぎる。そこへ行くだけで一日がかり、だったらひとっ飛び北海道まで飛行機で行ったほうがええやないか、って、普通の人なら、なる。でもそんなこと言ってたら一生岩手じゃ滑れない。

なので、この世の岩手の見納めとばかりに、岩手のスキー場はしご旅をひとりでやりたいなあと夢想してます。

安比、雫石、夏油など、岩手のスキー場も名前くらいはいくつか知っています。あちこち泊まり歩きながら、そういった代表的なスキー場を3つ4つはしごしたいなあと。もう岩手のスキー場に思い残すことは当分ないや、ってくらいに滑り倒しておきたい。たぶん次はないだろうから

いちおう職場の上長にはすでに相談して「業務の都合がつけばぜひ休むように」とのありがたい言葉も取り付けているのだけれど、まあ、一週間まるまる休めるかどうかはちと微妙か……。

この方面のスキー場にお詳しい方、ぜひコメント欄にて私の岩手スキー旅行について(どんな無責任なことでもよいので)アドバイスをくださるとうれしいです。ここ滑れとか。ここに泊まれとか。これを喰っとけとか。

posted by Gyochan at 00:05 | Comment(8) | TrackBack(0) | スキー

2014年11月17日

午前四時の山スキー [day 5]

ある日の狭山スキー場ロッカールーム。終リフトまで滑って後片付けをしていると、若者たちの会話が聞こえてきます。

あ! この音楽知ってる! なんだっけ!
「『はい早く帰ってーみたいな? うけるwwww

館内に流れる『蛍の光』の曲名を知らんらしい。しかしなぜウケてるのか。

毎度。俺です。

先週末も遊び倒しました。こんな遊び呆けてていいんでしょうか。ええ、別にいいんです。ほかの色んなことをあきらめてますから……

さて、土曜日の昼間は伍号機のワクシングをして過ごす予定だったんですが、あまりに天気がいいので急遽サイクリングに切り替え、秋空の下たっぷりポタリングを楽しみまして、日が暮れてからクルマで狭山に出撃です。

やっぱり日暮れの狭山は空いてますね。18時頃でリフト待ちは7〜8人、19時過ぎたら搬器に空きが出始めます。ここからが狭山のゴールデンタイムです。

外足がどのくらい伸びてて “くの字” がどのくらい深く折れてて、重心がどのくらい落ちてるかは、滑ってる当人にはわかりませんが、とにかく精一杯そこに気をつけて何度も滑ります。

しかしやっぱり左外足に乗れない。

左ターンはよく斬れても、右ターンがズレズレ。

荷重を移し始めるタイミングはだいぶ早まったと思うんだけど、重心を動かす方向がまだダメっぽい。もっと前なんだよなあ。

もともと右ターンには苦手意識があるせいで切り替えで思い切って谷に飛び込むことができない。得意な左ターンのおかげでただでさえ上体が遅れ気味なところへ持ってきて消極的な切り替えをするものだからポジションは後ろ過ぎ、外足への荷重も不十分。これで斬れるわけがない。

う〜ん、どうすればいいんだろう。

足りない頭で考えよう。

まずは、最低でもニュートラルでの前後ポジションを適正化しよう。上体が遅れてしまおうがどうしようが、とにかくニュートラルまでに立て直す。そこの体勢が不十分だと、どこにも動けない、倒せない。

そして左足の足裏感覚。次の外スキーがきちんと重みをともなって雪面をとらえているか。これはニュートラルに向かって立ち上がり始める左ターンの4時から始まっていると言ってよいと思います。もう4時からは次の外スキーが主役という意識を持ったほうがよいのかも。足裏に意識を集中して、かかとの外側から爪先の内側へと荷重点が足裏を斜めに横切って行くのを感じ取る。雪面とのコンタクトがアウトエッジからフラットへ、フラットからインエッジへと移っていくのを感じ取る。

次回の課題はこれでいいかな。

字ィばっかりでごめんね。

posted by Gyochan at 21:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | スキー

2014年11月14日

狭山通い [day 2〜4]

上りホームの男声アナウンスと下りホームの女声アナウンスが偶然シンクロすることを

あしゅら男爵

と呼んだ友達がいました。うまいこと言うなあ。

毎度。俺です。

すんません。スキーネタの記事もまとめ書きです。

今シは首尾よくマイロッカー(月極ロッカー)を借りることができまして、と言っても私が申し込んだ時には最後のひとつというタイトロープだったのですが、ともかく、自転車で狭山に通うという夢の様な環境が整いました。

前回の記事で書いたマイマシンのシェイクダウンも兼ねて、11月2日3日は自転車で、先週末11月8日はクルマで狭山に行ってきました。11月ともなると自転車は寒いですね。私は自転車の冬装備をあまり持っていないので工夫せんと……。

そういえば狭山は今年また地味に値上げをしましたね。4時間券が2,800円から2,900円になり(会員料金)、駐車料金も1,100円から1,200円になりました。

去年は3時間券2,300円4時間券2,800円に、という人を複雑な気持ちにさせる料金改定をした狭山ですが(私は実質的な値上げだと思っています)、今年はまっとうに料金を上げてきましたね。どうもせちがらい。

初日の雪の多さにちょっとびっくりしたのですが、雪は順当に減ってきて、8日(土)はゲレンデ上部で地肌が露出していました。中腹も私が滑る夕方はもうボコボコです。いつもの狭山ですね。斜度はゆるいけれど決して滑りやすいとは言えないこのコンディションを、バランスを崩さず平常心で滑れるようになれば足慣らし完了でしょうか。

マイロッカーの申込ついでに滑った初日はほとんどスキーになりませんでしたが、だんだん感覚を思い出してきました。というか、このオフ、私のターンイメージにドラスティックな変化が起きていて、「去年の滑りを取り戻す」というフェーズは飛ばしていきなり新しいターンイメージへ近づけていこうとしています。

このオフシーズン半年かけて、昨シの終盤に知り合ったスキー仲間たちから吹き込まれた競技スキーをベースとする(=基礎スキーとは異なる)方法論をじっくり咀嚼していました。彼らも私が理解しやすいようになるべく一般化・モデル化して教えてくれるのですが、やはりそれは彼らの感覚でしかありません。その意味するところを読み解いて自分の感覚に翻訳しなおす作業に半年かけた、ということです。誤訳があるかもしれませんが。

どんなターンイメージかは言語化が難しいんですが、「重心移動が大きくての字姿勢が強い、レーサーのような鋭いカービングターン」とでも言えばよいでしょうか。

ポイントだけ書きますと、「外足は常にじゅうぶんに伸ばして腰から荷重する」「切り替えではじゅうぶんに立ち上がり重心を高く持ち上げる」「上体はじゅうぶんに前傾させつつ谷を向き続ける」などです。ほかにもいろいろ条件というか気をつけなきゃいけないことは多々あるんですが、それぞれ連携していて「AをするためにはBに気をつけねばならずそのためにはじゅうぶんにCをすることが肝要」といった具合に因果関係がつながっています。

会社の喫煙室で体を動かしながら、「ふむ、こうしてこうするにはこうならなきゃだな」とあらかじめ確認しておいたことも、実際に傾斜した雪面に立ってやってみると勝手が違う。そんなことがほかにもたくさんありました。

なにより痛感したのは、自分の期待する姿勢を作るためには「どこかに力を入れる」ばかりではなく、「どこかの力を正しく抜く」ということをしなければならないようだ、ということです。そう感じたのは特にです。

正対・内倒のカービングターンならいくら上体をブロックしていてもなんとかなるんですが、深く大きな外向傾をとるためには腹筋だの背筋だのといった腰回りの筋肉のどこかを(どこかよくわかりませんが)正しく脱力していないとダメみたいなんです。柔軟さと言うんでしょうか。

同じことが前傾姿勢のとり方にも言えて、猫背ではなく背筋を伸ばした深い前傾姿勢をとるためには、やはり腹筋あたりのどこかの力を抜いて骨盤をペニョッと前に倒さねばなりません。また、骨盤の前傾と股関節の屈曲の間にも密接な関係があるようで、骨盤の角度がキマらないと股関節の角度がキマらず、それがキマらないと外足が雪面に重みを伝えるベクトルもキマらず、それがキマらないと作りたい外向傾にならない、といった具合に、すべてのパラメーターが互いに影響しあっているのです……。ここらへん、自転車のポジション出しにも似ていますね。一箇所を変更すると全部見直さなきゃいけなくなるっていう。

ともあれ、滑っているうちに前後のポジションがおおむね出たので、徐々にターンを整えていきます。荷重マキシマムとなる4時半から切り替えを通過して谷回りの10時半まで、このフェーズがおそらくターンの質の多くを決定すると判断し、重心を運ぶ方向と板のさばきを試行錯誤し続けました。

「左右の板がすれ違う」「一歩前に出る」「重心を谷に放り投げる」「外足を背後に蹴る」「内スキーを吊り上げる」「両手を前に出す」などなど、自分なりにこうすればいいのかなとイメージした工夫をひとつずつ試し(いくつも一度にはとてもできないので)、それぞれがどんな風に板の反応につながるかを確認していきます。

狭山は距離が短いぶん「次はああしてみよう、次はこうしてみよう」とテンポよく試行を継いでいけるので逆に都合がよいですね。「まずA」「次にB」「両方できたから、A+Bでやってみよう」みたいに。

狭山の雪は雪と言いつつもフラッペで、適当に板を傾けただけではなかなかエッジが噛んでくれませんから、試行錯誤の結果判定もはっきりしています。ちょっとでもうまくなかったら噛まないしふらつく。なので、狭山で「これはいい感じ!」と思えたら、その試行は正しい確率がだいぶ高いのではないかと思ってます。しかし必ず正しいとまでは言い切れません。

こうやって一人で色々と沈思黙考しながら工夫して滑るのは、みんなとワイワイ滑るのとはまた違った楽しさがありますが、自分の滑走感だけを頼りに試行錯誤を続けていると、間違ったものを「イイ感じ」と勘違いしてどんどん悪い方へテクニックを深めていってしまうリスクがあります。昨シーズンの私などは完全にそれでした。狭山通いはもう少し続きますが、そろそろビデオカメラを持ち込むべきかなと考えています。人の迷惑にならないところに設置できればよいのだけれど……。

なんか、ずいぶんとわかった風なことをあれこれと書きましたが、あくまでも俺レベルでの話ですからね。ハタから見たら笑っちゃうようなヘタクソでも、頭のなかではそれなりに一生懸命考えてるんだよってことです……。

posted by Gyochan at 22:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | スキー

2014年11月10日

ブログが書けない

完成披露眼精疲労って似てるよね。

毎度。俺です。

ご無沙汰してすいません。ここんとこ仕事が中途半端に忙しくてなかなかブログが書けません。なぜ仕事が忙しいとブログが書けないのかについてあまり深く詮索されると困りますが。

あ、単にボクという人間のファンだという方は Twitter のほうをご覧ください。死活確認くらいはできます。

ブログ、ネタはあるんです、ネタはね。けどそれらをじっくり細かいところまで書き込むゆとりがない。極端に端折ってでもとりあえず記録に残しておきますわ。ネタによっては後日詳述するかも

まずは自転車ネタから。

以前の記事でちらっとお話した左右非対称ハンドルを自力で組み上げました。

バーテープとブラケットカバーの色を左右互い違いにするという、我ながらクールな思いつき。カラーリングに関してだけはなかなかうまくいきました。アウターワイヤーの色を左右非対称にできなかったのが残念ですが、予算的な都合であきらめました。ブレーキワイヤーとシフトワイヤーを2セットずつ買う余裕などない。アウターの量り売りを利用すればよかったと気づいたのは後日です。

まえ

どーよこれ。やりとげた感ハンパない

で、ステム、ハンドルの交換、ブレーキと変速のフルワイヤリングも自分で初めてやったのですが、難しかったですねえ……。悪戦苦闘、という言葉が一番ぴったりきます。とにかくたいへんだったのですが作業はたいへん楽しく、色々と勉強にもなってよい経験でした。ただ、もう一度やれと言われたら、どうかなあ。次はもっとうまくできる、という気もするし、やっぱりプロにお願いしたいという気も。ブレーキ、変速の機構や仕組みについて理解が深まったのはよかったです。

ひとつ教訓を述べるならば、

散らかった狭い部屋で自転車を組んではいけない

これに尽きます。

さて、この作業の際に、かねて仕入れていたカーボンパーツの装着も行いました。これのインプレなど。

3枚

趣味にハマッた中年男にボーナスなどというものを支給してはいけない例がこれである

カーボンハンドル、カーボンシートピラー。乗り心地が良くなるという噂も聞きますが、「気のせい」という言葉を否定できるほどの違いは感じられませんでした。

ハンドルはFSAのK-Forceコンパクト。下ハンが近くなって快適です。寸法上、前のハンドルからリーチが1cm縮むのでステムは逆に1cm長いものに交換しました。

たしかに、アスファルトが粗いところの微振動がアルミに比べてごくわずかに和らいだかなとは感じましたが、それでもビリビリ来ますし長ければ手はしびれてきますので、劇的な快適性改善という感じではありません。早い話、変わらん。

ちなみに、ついでにハンドル幅もCC42cmからCC40cmに変えているのですが、これもそれほど違いを感じられませんでした。いや、違うなとは思うのですが、それが良い違いなのか悪い違いなのかどっちでもないのかのジャッジが今のところできていません。少なくとも走りにくくなったとは感じていないのでよしとしています。

ピラーはFSA K-Forceのセットバックゼロのもの、サドルはサンマルコのAspide Carbon FX(TdF限定カラー)に替えました。

これはかなり変わりましたね

2KTEです。

ツーケーテーイーです。

つまり、ケツが痛え

かたい。20kmでギブ。アスピデシリーズのほぼハイエンドなモデルなのですが、硬いです。それまで着けていたセライタリアSLR Gel Flowに比べると、鳩サブレーにわかせんぺいくらい違います。伝わりますかこれ。伝わりませんね。ええ、ええ……。

しかし、細身なのはすごくよいです。内股こすれ感がまるでなくて、それだけでもペダリングが楽しい。まあ、見た目からして「こんなちっさい面積にケツのせろって言うのかよ!」と思うほどの狭小住宅ぶりなので、期待通りの効果です。

今のところ私の2Kには狭山スキー場の往復(片道18km)くらいが限界。4時間滑っての帰り道がちょっと憂鬱。実はこれの1グレード下にまったく同じデザインのサドルがあるのですが、そちらはこれより50g重かったのです。そっちにしとけばよかった。

重さの話が出ましたので続けますと、ついに私のCAAD7マシンは8kgを切りました。自転車を抱えて体重計に乗りそこから自分の体重を引くという方法で計測しましたところ、7.8kg。10年近く前のフレームでもここまでいけるってことです(ちなみにホイールはMAVICキシリウムエリート2011)。

特に今回はハンドル、サドル、シートピラーなど地面から遠い部分の重量がだいぶん減りましたので、重心やダンシングの感じなども雰囲気が少し変わりました。もっとも、どう変わってそれが私の走りにどのような変化をもたらすか、なんてこたーこれっぽっちもわかりません。変わった。それだけでよいのです。とにかく、玄関から運び出す時にふわりと持ち上がる、その感触の変化だけでご飯が何杯かいけます。

よこ

もう当分いじらんぞ。

posted by Gyochan at 23:08 | Comment(6) | TrackBack(0) | 自転車