2014年09月21日

物欲の秋

ちゅどーん

っていう爆発音て誰が考えたんでしょうね。私は高橋留美子のマンガで見たのが最初ですが、どうやらそれが初出ではないそうで。

毎度。俺です。

秋になって、物欲が爆発していますちゅどーんと。

なぜ秋になって物欲が爆発しているかと申しますと、年に一度のボーナス支給月が9月末だから、という単純な理由です。昨年度は思い切ってコンポを5500系105から6800系アルテグラに更新し、あわせてマシンをフルオーバーホールました。

本年度はどうかと申しますと、カーボンパーツを買いあさっています

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Selle San Marco / Aspide Carbon FX Open: Tour Edition

ひとつめはサドル。サンマルコ・アスピデ。「ツール限定カラー」にヤラレました。私のマシンのカラーリングは黄色と黒のコンビネーションにこだわっているので、それに対応したモデルについては腰が動いてしまいます。これ2万円くらいしました。あっほっかっとっ

幅も今つけているセライタリア・SLR Gel Flow より狭いしクッションも固め。私の尻に合うかどうか未知数ですが、なに、SLRもデザインだけに惹かれて購入し強引に尻のほうを合わせたので、今回もそれでいけるでしょう、きっと……。

パッケージには121gとありましたが実測もドンピシャ。SLRがカタログ値215gですので、オウフ、94gも軽いですね。

付属してきたインストレーション・マニュアルには日本語もありましたが、Selle San Marco が「セッレ・サンマルコ」と表記されていました。むかしからセライタリアとかセラサンマルコと呼びならわしていましたが、Selleの読み方はセラではなくセッレなんですねえ。ちなみにSelleはサドル、という意味だそうです。

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FSA / K-Force SB0 Seatpost

せっかくサドルを替えるならシートポストも替えたいのが人情というもの。というわけでこれ。K-ForceシリーズはFSAのフラッグシップでとにかく高価であることと、そのせいでニセモノが大量に出回っていることで有名です。

そのK-Forceですが、最近ステッカーのデザイン変更があったせいでCRCで旧モデルが値崩れを起こしていました。このシートポストの定価は2万円以上しますが、9,000円くらいでした。かっ買う!

こちらはカタログ重量181gのところ174g。7gも軽いとは優秀です。ちなみに今つけているシートポストは完成車標準のキャノンデールブランドのもので、アルミにカーボンを巻きつけたコンポジットタイプ。重さはたぶん200g強といったところで、たいした軽量化にはなっていないようです。

※CRC = Chain Reaction Cycles 大手海外通販サイトのひとつ

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FSA / K-Force Compact Handlebar

最後がハンドル。同じK-Forceです。定価だと税込4万円近く(!)するハンドルですが、これもシートポストと同じ理由でかなり値段が下がっていました。見つけた時にすぐ買えば8,000円台(!!!)で手に入ったところなのですが、躊躇しているうちに値札が12,000円に変わってしまい、それでも1/3以下の値段なのであわてて買いました。

かなり前からカーボンハンドルには興味があったのですがなかなか購入に踏み切るきっかけがなく、今回安いものが見つかってようやくといった感じです。重さは公称値210gとほぼ変わらず211g。現在装着しているのは完成車標準のアルミバーFSA RD300。こちらの重さがカタログ値308gですので100g近い軽量化になります。

結果、サドル周りとハンドル周りあわせて200gくらい軽くなりそうです。

軽量化軽量化と言っておりますが、CAAD7などという古いアルミフレームのバイクに乗っておりますし、ヒルクライムが好きというわけでもないし、そもそもレースに出るわけでもなく趣味でのろのろ走っているだけの私にとってはっきり言って車両の軽さは本質的にはたいした問題ではありません。どうせ回転していないところの200gなんて私のお腹についてる200gと同じですから、その目方だけ痩せれば同じことなわけです(※回転部分、特にホイール外周部の200gは別でっせ!)。

つまり、上記のお買い物は本来的にはしなくてよいお買い物、つまり無駄遣いなのですが、本当にまったく無意味かというとそうではありません。

だって、これらを買うことによって自転車趣味がますます楽しくなってますから!

なお、これらのパーツの装着はもう少し先になります。先に記事にしたSTIブラケットカバーなどと一緒に一斉に換装作業をしたいなと、かように思っておる次第で。今日は日曜ですけど。

posted by Gyochan at 22:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

ろっぱちアルテ使いの皆様に朗報

フォイクトさん、アワーレコード樹立おめでとうございます同い年の中年としてたいへんうれしいです。すばらしい。うれしい。

毎度。俺です。

で、えー掲題の朗報についてですが。これ、待ちわびていた方も多いんじゃないかと思うんですが、6800アルテグラ用カラーブラケットカバーが発表になりました。自転車パーツ問屋のトライスポーツのホームページに9月3日に情報があがっておりました。

今回発売になったのはファーアンドニアから9色

6800アルテグラ用ブラケットカバーはすでにシマノから純正での2色、トーケンからもが出ておりましたので実質5色の追加のということになるわけですが、チェレステピンクの追加は喜ばしいことでしょう。私も黄色の発売を心待ちにしておったのです。

通販サイトではまだブツを見かけないので店頭に並ぶのはこれからというところなのかな〜と思いつつ、サイクルベースあさひネットワーキング店に入荷時期を問い合わせてみましたところ、

現在登録待ちとなっており、来週以降に順次掲載作業をさせていただく予定です。

とのお返事をいただきました! どうやらもう間もなく買えそうですね。

ところでですね。

ブラケットカバーの交換というと地味なカスタマイズですが、実際やるとなるとけっこうたいへんなんじゃないかと思ってます。

構造を考えると、ちょちょいとポン付けして終わりではないんですよね。レバー側から着脱できるのならむちゃくちゃ簡単なんですが、寸法的にそれができない。ということは、STIの根元側から着脱しなければならない。ということは、バーテープをはがしてハンドルからSTIを取り外してケーブルも全部抜く必要がある。

え……。

大工事じゃないすか

要するにフルワイヤリングやり直しですよ。

これ敷居高いな〜。

9/24 追記:掲載されました

posted by Gyochan at 17:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車

2014年09月16日

使用前・使用後

毎度。俺です。

こないだ近所のワイズ行ったんですよ。

府中四谷のワイズはスタッフの接客態度がカーッ! ペッペッ! なので、ありふれた消耗品の補充くらいにしか利用しないことに決めています。最近すぐ近くにスポーツDEPOができて、消耗品はそちらでも補充がきくようになったのでいよいよ府中ワイズ利用頻度は減りました。このままワイズに一銭もカネを落とさなくて済む日が来てくれるとよいのですが、現状では年に1、2度しぶしぶ利用しています。

さておとといもちょいと用あって府中ワイズに寄ったのですが、面白い光景を見ました。

1階パーツコーナーは広くて、種類別に4列くらいの通路になっているのですが、売り場によって客層に明白な違いが見て取れたのです。

フロアポンプとかサドルバッグとか灯火類のように、自転車を始めたばかりの人に必要なモノのコーナーには、太った人がいます。

それに対して、替えタイヤとかケミカル、バーテープなど、ある程度自転車に乗り込んだら必要になってくるモノのコーナーにいるのはだいたいやせた人たちなのです。

使用前、使用後か(笑)。

この日のワイズはこの傾向がくっきり分かれていて笑えました。「サドルバッグって必要かなあ?」「う〜ん、必要じゃね?」などと中に何を入れるかもよく知らないまま悩んでいるメタボふたり組も、いつかシュッと引き締まって赤・青・黄どのクリートにしようか悩む日が来るのでしょう。

半年だぞ、半年乗ればきっと道は開ける! ご飯はおかわりするなよ! と心のなかで新米サイクリスト君たちをはげましつつ、態度の悪い店員が待つレジへバーテープをひとつ持っていったのでした。

posted by Gyochan at 00:16 | Comment(8) | TrackBack(0) | 自転車

2014年09月06日

罰ゲームを終えて

続きです。

籠坂峠で後続のIを待ち、合流して再び出発。山中湖を目指します。湖は低いところに水が溜まって形成されるものですから、湖へ向かう道はきっと下り坂。ダウンヒルが速いのは当然として、湖畔についてからの平坦でも驚くほどスピードが乗ります。どうやら追い風のようです。

山中湖から河口湖へのR138もわずかに下り基調で、追い風も手伝って35〜40km/h巡航という胸のすくようなスピードで自転車が進みます。どこにこんな脚が残っていたのかというくらい快調です。これだよ! これがサイクリングだよ!

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北麓駐車場、18:20着。こんなに暗くなってしまいました

籠坂峠からゴール地点の北麓駐車場まではあっという間でした。Iもほどなく到着。後片付けをしながらKに「迎えに行こうか?」とメールすると、Kからはすぐに

脚がつって籠坂峠ほとんど押した 先に解散していいです

という超気の毒な連絡が。コースを選んだのは当人なので100%自業自得なのですが、これは同情を禁じえません。しかし、西臼塚で待たされたほどではなく、案外早くKも到着しました。それでも日はとっぷりと暮れていましたけれども。

聞くと、ある箇所がつったのでそこをかばって走っていたら別の箇所がつる、ということを玉突き式に繰り返して詰んだそうです。私も経験あります。ともあれ、Kが無事に帰ってきたので私とIで安心して罵声を浴びせました。

なんというコースを選んでくれたのか!
もう峠道なんか誘われてもつきあわないからな!
とうぶん自転車には乗りたくない!

それを聞いてもKは涼しい顔で、「いや〜、俺は満足した!」この日のヒルクライムは惨敗に等しい内容だったはずですが、仕事のストレス解消という大目的は達したということでしょう。晴れ晴れとしています。

〆は焼き肉。帰りの高速道路は中央道も東名もひどく渋滞し始めていたし、ずたずたに疲弊した筋肉に一刻も早く回復のためのタンパク質を与えてやりたいということで、河口湖で焼き肉をかっ食らっていくことにしました。昼は寿司、夜は焼き肉。おとなってどうしてこうなのでしょう

場所はおととしKやIらとこのあたりをサイクリングしたときに見つけて気に入った焼肉屋・韓陽苑。お値段は普通ですが味はいいし頼んだものが素早く出てくるので(大事)いいお店です。肉の写真は撮り忘れた。

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今回のサイクリングルート。籠坂峠は不可避ですが、ほかで無茶をしなければ富士一周は楽しく走れそうです

今回の反省点。

コースの下調べはちゃんとしよう。予備知識ゼロの富士スカイラインはボスキャラすぎましたわ。倒した時はもうオレンジ色ですよ、ドラクエ的に言えば。また、今回はたまたま運良くお昼時に寿司にありつけましたが、ノーリサーチ・ノープランでは補給が必要なときに補給所がないという事態もありえます。これは危険ですね。

その時の体力に見合ったコースを選ぼう。私とIはそこそこ元気でしたので降りて押すことまではせずに済みましたが、仕事の疲労が蓄積したKに今回のコースはハード過ぎたようです。まあ、Kが自分で立案したコースですし、当人は満足しているのですからそれでよいとも言えますが。

高地を走るときはちゃんと防寒しよう。富士山が高原であり高原は気温が低い、ということが頭からすっぽり抜け落ちていて、半袖ジャージのみという真夏モードで臨んでしまいました。ウインドブレーカーやアームウォーマーは必須ですね。KやIは登山もするので(8月に槍ヶ岳に登頂しています)そのへんは周到でした。見習わなければ。

ヒルクライムはあんなものでしょう。西臼塚までIを千切れなかったのが悔しいですが、富士スカイラインも籠坂峠も、私の実力なりに登れたのではないかと思っています。スピードは8km/h〜13km/hくらいと世間的に見たら激遅の部類ですが、自分なりに工夫もしたし根性も出せたので満足です。もっと速く登りたければあとは走力のベースアップということになります。端的に言えば、LT向上ですね。

スプロケもう1セットほしいかも。25Tでもなんとかなったと言えばなんとかなったのですが、ヒルクライム専用に28Tをひと組持っていてもいいかなと思いました。先ごろ11速化した105のスプロケなら5,000円くらいで買えますからね。手持ちの12-25Tもたいへん楽しいので、場面にあわせて使い分けることになります。交換はめんどうですが楽しみの幅は広がりそうです。

ウマ食うの忘れた。前回韓陽苑に来たときに食った馬刺しユッケがウマかったことを忘れていました。今思い出しました。食っとくんだった〜。

posted by Gyochan at 01:03 | Comment(4) | TrackBack(0) | 自転車

2014年09月04日

籠坂峠も罰ゲーム

続きです。

富士スカイライン、水ヶ塚からのダウンヒルは凍える寒さでした。しかも1,000mを超える山の上なので空気が薄いせいか、速度がするする伸びます。私の場合、下界では60km/h以上は漕がないと出ないのですが、富士では脚を止めていても66km/h近くまで速度が伸びました。勾配にもよりますが、これが富士スカイラインのターミナル・ベロシティ(終端速度=重力加速度と空気抵抗が釣り合う点)ということでしょう。

最初のうちはあまりの寒さに手がかじかんで痛かったのですが、標高が下がるにつれ気温があがってきました。うれしい下界の温かさです。自衛隊を左に曲がってR138を目指します。R138に出てしまえばこっちのもの。途中山中湖を経由しつつゴールの北麓駐車場までは一本道です。よし行くぜ!

いや、ちょっと待って。

R138、登ってるじゃん

えーと御殿場から山中湖って、登りなの?

そんな体力残ってないよ?

どのくらい登ればいいの?

わからない

ここでまた下準備の足りなさが露呈します。勾配は先ほどの富士スカイラインほどではないものの、コンスタントに5〜6%はありそうです。まだ登るのかよぅ……。

Kはもはや虫の息、今度はIも千切れてしまい一人旅になりました。

富士スカイラインの標高差955mを登って降りたあとなので体力はほぼないも同然でしたが、それでも気力だけで登ります。腿は乳酸が溜まって付け根がヒリヒリと痛み「もうダメ、踏めません」と告げていますが、痛みを無視して踏めば踏めることがわかりました。

この脚は俺の脚じゃないから痛くない作戦

です。ちなみにこの作戦は昭和の名作マンガ『1・2の三四郎』(小林まこと著)において主人公の東三四郎があみ出したものの応用です。

サイクルロードレースの中継を見ていても「プロロードレース選手は痛みに耐える能力が並外れて大きい」と聞きます(タイラー・ハミルトンも彼の自叙伝の中で自分は痛みに耐える能力が人より高かったと語っています)。トッププロと私では話の次元がまるっきり違いますが、ともかく、痛いのさえ度外視すれば自転車は前に進むのでした。

結果としてその道は籠坂峠という平均4.8%が10kmというスペックの峠道だったのですが、全域にわたって全身の痛みとの戦いでした。ずっと同じ姿勢のままでは走り続けられないので、後ろ乗り前乗りダンシングの3通りをローテーションして負荷分散しながら時間をかけてじわじわと登りました。

「このコーナーを曲がれば……」とカーブのたびに峠の終点を期待するのですが、そのたびに期待は毎回無情に裏切られ、絶望にうちのめされます。そんなことを何度繰り返したでしょう。

しかし、とうとう行く手に「山梨県」「山中湖村」という県境標識が現れました。一般に山間での県境は山の稜線で引かれますから、県境はつまりゴールを意味します。やった、ついに登り切った!

……と思ったその時、ブブゥ〜という自動車の走行音が頭上から聞こえてきました。

真上から聞こえてくるんですけど?

ヘアピンカーブを曲がると道はさらに上へと続いていました。県境が峠じゃねーのかよ!! しかもなんだよこの急勾配!! こんなひどい仕打ちがあるでしょうか。人を馬鹿にするにもほどがあります。まあ、下調べもせずに登っているこちらが悪いのですが。

籠坂峠

この区間、これだけしか写真がない(笑) どんだけ死んでたのか(笑)

さらに何度かの絶望ののち、ようやく籠坂峠にたどりつきました。結局、登りは県境の先も700m近く続いたのです。もはや達成感すらありません。あるのは疲労だけです。蚊のとまるようなスピードだったとは言え、1,000m近く登ったすぐあとにさらにもう500m登ったのですからまあまあよくやったんじゃないでしょうか。

続きます。

posted by Gyochan at 00:18 | Comment(5) | TrackBack(0) | 自転車