2014年09月30日

最大心拍数チャレンジ

人生のいろんなことを諦めると、金の使い方が乱暴になりますね。気をつけましょう。反省します。

毎度。俺です。

自転車仲間ではなく、どういうわけかスキー仲間からGarminの導入をはげしく焚き付けられた結果、ボーナスの一部または全部を用いてGarmin Edge 500Jを購入してしまいました。

garmin

僕の好きな黒×金のカラーリングはありませんでした

GPSロギング心拍管理などには前々から興味があったものの、キャットアイのASTRALE 8(2003年発売、速度と距離とケイデンスがとれるだけの安物有線サイコン)でも十分サイクリングを楽しめていたので、長い間ここに投資する踏ん切りがつかずにいました。

「GPSっつっても、いつも近所の決まりきった道しか走らないしなあ」
「ただフラフラ走って楽しむだけの俺に心拍管理なんかいらんしなあ」

ということなのです。

上記の事情は現在も何ひとつ変わっていないのですが、一方で、仲間とサイクリングを企画して遠出した時とかには記念にルートを記録しておきたいなとは感じておりましたし、また、3年前から走力がひとつも伸びていないことにうっすら問題意識を感じておりまして、何かちゃんとした方法でトレーニングすべきだろうかという気持ちも芽生えておりました。

そんなところへ、仲間からの熱い焚き付けとボーナスの支給という不幸な偶然が重なり、なかば不可抗力のようなかたちで右手人差し指が「注文を確定する」ボタンをクリックさせられていたのです。

でまあ、この週末に初ガーミン、やってみたわけです。

初日はスピードセンサーが誤作動を頻発してろくなデータがとれませんでした。

走行中ひっきりなしに速度がゼロに戻ったり、ありえないほど速いスピードが計測されたりという症状。オートポーズを有効にしていたためにひっきりなしにピロリンピロリン(計測中断と再開を知らせるチャイム)と、落ち着かないったら。ちなみにこの日の最高速度はなんと115km/hが記録されていました。私の自転車と脚力では崖からダイブしない限り出ない速度ですね。

speed1

もうスピードめちゃくちゃです

speed2

まさかの115.3km/h

不調の原因はセンサー取り付け不良。センサーアーム根本のネジの締め忘れという、一歩間違えたらスポークに巻き込んで大惨事に発展しかねない失態でした。ネジを締めれば対策完了です。この時、スピードセンサーはアームを下向きに設置固定しました。

ネットを調べると、可動式のセンサーアームを上向きにセットしているユーザをちらほら見かけますが、巻き込みの心配がない下向きが正解だと思います(スポークとチェーンステーのクリアランスによってはそのように設置できない自転車もあるかもしれません)。

なお、Garminのスピードセンサーはアームが下向きのほうがマグネットの位置が少しハブ寄りになります。角運動量保存則によって回転する質量は中心に近いほうが慣性モーメントが小さくなりますから、加速に有利ということです。人間には到底体感できるはずもない微差ですが。でも気分的にはハブぎりぎり内周寄りに設置したいところですよね。

sensor1

センサーアーム上向き(ネットより借用)
スポークに巻き込んだらきっとえらいことに

sensor2

センサーアーム下向き(ネットより借用)
こちらが推奨という気がします

ちなみにケイデンスセンサーのほうは前のサイコンの時からペダル軸の裏にくっつけているネオジム磁石をそのまま流用です。クランクにタイラップを巻かずに済むので見た目がスマートな上に手間なしブライト

話は前後しますが、無線センサーは設置が実にラクですね。今までが有線だったのでセッティングがウソみたいにラクです。チェーンステーからハンドルまで、シフトワイヤーに沿って信号線を這わせて這わせて……というあのつらい長旅がもう必要ないと思うと泣けてきます。

とまあそんなわけで、しっかり取り付け直して翌日再出発。

スピードセンサーの正常動作は出発から数十メートルですぐに確認できてしまいました。何度も再調整が必要になると思ってプラスドライバーを含むマルチツールを買いに行くつもりだったのですが、予定変更して最大心拍数の計測をすることにしました。

最大心拍数とは、その人の心臓が出せる最速の脈拍のことです。

有酸素運動系のトレーニングでは、運動強度の算出パラメーターに必ずと言っていいほどこの最大心拍数を使用します。つまりトレーニング計画を立てるための基準地点となる重要な数字なわけです(逆に言えば、ここを間違えると練習メニューの全部がズレる)。効率的なトレーニングをしようと思ったら自分の最大心拍数を知っておくことは必須なのですね。


ポラールのゾーントレーニングの例(クリックで拡大)

しかしこれをホントに厳密に計測しようと思ったら、心臓の限界、つまり「死ぬ一歩手前」まで追い込まなければならずたいへんです。というか危険です。なので年齢などからこれを推定する計算式もあるのですが、これが何種類もあってどの式が妥当なのかよくわからないばかりか、最大心拍数は個人差が大きなものなので、統計的には妥当な計算式だとしても個人についてはほとんどアテにならないのです。

結局のところ、死ぬ思いをして実測するのがやっぱりいちばん良いらしいです。

【追記】
素人が自力で最大心拍数を実測しようと試みるのは危険であるとのご注意をいただきました。詳しくは本記事にいただいた Yuu-Chang さんからのコメントをお読み下さい

それをちょっと試してみようと。

計測方法として手っ取り早いのは、坂道を全力で登ることです。全力を出し切って最大心拍を叩き出すことができれば無事に登り切る必要まではない。後先考えずにがむしゃらに登ってみればよい。

走りながらこれを試してみようと思いついた時にたまたまいちばん近くにあったのが聖跡のいろは坂でしたのでさっそく行ってみました。ジモティーのくせにいろは坂を登るのはこれが初だぜ!

聖跡のいろは坂はジブリ作品『耳をすませば』にも登場する名所(?)で、900mちょっとで60mくらい登ります。途中にヘアピン3つのつづら折れ。勾配はいちばん急なところでも8%くらいでしょうか。


聖司が雫とママチャリ2ケツで登った坂。絶対そんなこと無理
(Google ストリートビューより転載)

旭鮨の前の信号がちょうど赤でしたのでゼロスタートになりました。最初から踏み込み気味に登り始めましたが、どのくらいの負荷をかけてよいのかよくわからない。いつも坂道はクルクルフゥフゥを心がけているので、ついその感覚で登ろうとしてしまいます。

とりあえずシッティングでぐいぐい登ったら、それほど出し切った感がないまま登頂してしまいました。いろは坂短けえ

ただいまの記録!

190bpm

ふむ……。

hr1

前半はヌルくポタリングペース、後半ではいろは坂以外にもふたつの坂でモガいてます

もうちょっといける。気がする。だって、死にそうになってないもの。今までもっと死にそうな瞬間は何度かあった。それに迫れてない。もちろんだいぶキツかったのは事実ですが、呼吸はゼイゼイくらいで、ホント〜にきつい時の「ばひゃーばひゃー」にはなりませんでしたし、登頂後も自転車投げ出してブッ倒れるようなこともなく、普通に空走して息を整える余裕がありました。たぶんこれ出し切れてない

勾配じゃないな。長さだ、きっと。

hr2

心拍ピーク周辺を拡大。まだ昇りそうな気配を示している

この時の心拍グラフを見ると、最大値の190bpmに達するまでじわじわと心拍は上がり続けていてプラトー(平原期)に達しておらず、190bpmもまだ通過点であるように見えます。つまり、もっと坂が長ければもっと心拍は上がっていたかもしれない。心拍の上昇スピードを考えるといろは坂の900mでは短すぎるのか。

勾配はゆるいけど2km以上ある連光寺かなあ。それともちょっとお山に分け入るか……。

posted by Gyochan at 01:20 | Comment(347) | TrackBack(0) | 自転車

2014年09月22日

やけに手際のいい自動販売機

毎度。俺です。

自転車ともスキーともぜんぜん関係ない話を書いてもいいですか? いや、そういう話をするために「その他」というカテゴリを設けておりますし、するなと言われてもしますが。

さて私が今自転車ともスキーとも関係ない話をするとすれば、当然のことながら「勢力を拡大するイスラム教原理主義組織イスラーム国とアラブ地域の安全保障について国際社会はどう対処すべきか、そしてその中で日本はどのような役割を担っていくべきか」というテーマを期待される方も多いと思うのですが、今回は違います。

自販機の話です。

最近、やけに釣り銭を出す手際がいい自販機が増えてきたと思いませんか?

千円札しか持ってなくて、ジャラ銭で延々とお釣りが落ちてくるのを待たされるぜこれ、とうんざりしながら覚悟したら、案外さっさと釣り銭が戻ってきて「あれ?」みたいな。

ありますよね。あるんです。あると思いねえ。

こいつやるな、と思ったので釣り銭を出してくる時の様子を少し注意して観察してみたんです。すると何となくやってることはわかりました。

130円のジュースを千円札で買った場合を例にとってみます。

お釣りは870円ですので、500円玉×1、100円玉×3、50円玉×1、10円玉×2と計7枚の硬貨が戻ってきます。

まず、従来の釣り銭を出す手際があまりよくない自販機の釣り銭の出し方

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7個の硬貨がひとつずつ戻ってきて7回音がします。仮に1回の払い出しが0.5秒間隔だとすると(この数字は適当です。もっと短いと思います)、釣り銭をすべて払い出すのに3.5秒かかります。

一方、最近増えてきた釣り銭を出す手際がやけにいい自販機の場合。

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複数金種をまとめて一度に出しています。3回の払い出しで済んでいるので1.5秒

この方式だと、どんな組み合わせの釣り銭でも(上位金種に釣り銭切れが発生していない限り)4回2秒以内で払い出せることになりますね。もっとも冗長な組み合わせは「10円の商品を千円札で買った時のお釣り990円・硬貨10個」ですから、旧タイプでは5秒かかることがニュータイプでは2秒で完了してしまうわけです(繰り返しますが1発の払い出し0.5秒というのはこの場の創作です)。

この革命的とも言える技術革新を、なぜ人類は今日まで待たねばならなかったのでしょう。自動販売機、というか、釣り銭の払い出し機構には半世紀以上の歴史があるはずです。いったい何をしていたのか。

たまたま誰も思いつかなかったのかな。

posted by Gyochan at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

カスタマイズ野望

毎度。俺です。

今日はいっきに5編くらい記事をアップしているので読み漏らしのないように気をつけてくださいね。いや、読み漏らしたって別に大丈夫な記事ばかりですが。むしろ読んでトクするようなことなど何ひとつ書いてませんが。

なんでこんなに立て続けにがちゃがちゃブログ記事をアップしてるかというとですね。

なんか足にホータイ巻かれまして。

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痛々しいですが、単に患部にフタをされただけです。

夏前頃から水虫に悩まされていて、市販の塗り薬を薬局で買って毎日塗ってたんですよ。しかし症状はいっこうに改善せずむしろ真っ赤な炎症がどんどん広がって、やがて膿は出るわバリバリに固まった皮膚が裂けて血が出るわで歩行にすら支障を来すようになったので、こらあかんと皮膚科の診察を受けたところ

「水虫はこんな悪さしません。これは水虫じゃないですよ」
「しかしこりゃ大火事ですよ。消防隊出動!

なかなか楽しい先生なんですが、とにかくバイキン退治してから皮膚炎の原因を調べるから包帯巻いとけ、そして来週末まで何もするなと言われました。

えっ。

自転車は。

自転車乗っちゃダメなの。

「大会とかそういうのがあるならしょうがないですけど」
いや特にそういうのじゃないです
じゃ安静

はあああああ。せっかく飛び石連休の合間を有給にして四連休にしたのに、一日も自転車乗れないの。これはつらい。自転車乗りたいよう。

の鬱憤のはけ口として、ブログ記事を吐き捨てるように書きなぐっている、というのが現状でございます。

さて。

先にサドルとシートポストとハンドルを買った、という記事を書きましたが、換装はまだです。実はやりたいことがあるのです。

せっかくハンドル替えるならついでにSTIも色付きブラケットカバーに替えたい。ちょうどファーニアから黄色のカバーが発売になったし。そうなるとバーテープの色も変えたいし、前回のオーバーホールからちょうど1年くらいたっているのでケーブル類も新品に替えたい。あー、アウターも色付きを買って遊ぶのもいいな。

などと考えているうち、カスタマイズ構想が大がかりになってきてしまいました。

ちなみに今考えているのはこんな感じです。

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マウスの筆致も冴えるイラスト

左右非対称カラーリング!!

か、カッコよすぎる……。

そして俺の絵がうますぎる……。

問題は、私が自転車のワイヤリングをまだ一度もしたことがないということ、したがってそれに必要な工具もまったく持っていないということ、あとバーテープもケーブルも2セット必要で半分しか使わない、ということなどでしょうか。

まあ、メンテ本と首っ引きで作業してバーテープを巻く寸前くらいのところまで組み上がったところでプロに監修してもらう、という手はアリかな〜と勝手なことを考えていますが。そんな身勝手なお願いでも苦笑いしながら聞いてくれそうなショップにはひとつ心当たりがあります。ただし、コテンパンにダメ出しを食らうことも想像がついていますが。

posted by Gyochan at 02:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 自転車

穴と雪の女王

毎度。俺です。

発表するのをすっかり忘れてましたが、伍号機を買いました。

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あれ?

なんだこの板、穴あいてるじゃねえか!

あ、穴あいてるのがほしかったんだった。

フィッシャーの女子選手用SL板です。私の持ち板としては5組目ですので伍号機です。ちなみに四号機はこのブログでは紹介していませんし今後このブログに登場することも永遠にありません。

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FISCHER WorldCup SL (2009-2010) 155cm

フィッシャーの選手板はスイートスポットが狭いので、正しいポジションを覚えるのに適していますよ」と師匠筋の方々からすすめられ、ヤフオクで落札しました。

フィッシャーの競技板と言えば穴あき。

大っぴらには言えませんが、来シーズンはこれであんなことやこんなことをやります。

そのためにこんなものも買ってしまいました。

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そう。全身タイツ。って、おい!

俺はどこへ行くんだろう……。

posted by Gyochan at 02:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2014年09月21日

サガンのサイン

毎度。

サガンのサイン入りジャージを持っている俺です。

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トイレの鏡で撮影(画像は左右を反転させています)

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サイン部分を拡大

これがサガンのサインらしいです。

どうしてこんなもの持ってるかはひみつです。

加工前のトイレ画像では私の頭頂部まで写っていますが、都合によりトリミングしています。

posted by Gyochan at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車