2013年11月18日

テーマもなく狭山 [day.5]

今日も夕方から狭山です。

せめてひとなみに。-月

もっとキレイだったんです。ホントです。

多摩湖を渡るとき湖上にいい月が出ていました。今日は満月なんですね。秋の空気が澄んでいるからか、低い位置なのにくっきりときれいで、しかも湖面にももういっこ月が映っていてなんとも風情がありました。しかし携帯電話で月をきれいに撮るのは無理ですね。遠いですから。40万キロくらい離れてるものね。

さて、今日の狭山スキー場のBGMは私がいる間ずっとビッグバンというK-POPファンの悲鳴でした。隣の西武ドームでコンサートが行われていたようです。ビッグバンっていう名前も駐車場で誘導してるおっちゃんに聞いてたんですけどね。

駐車場に満車の看板が出ていて「あー、今日はドームでイベントか」とすぐわかりました。でも入口でスキー場の客だと言えば入れてくれることはわかっていたのでここはすんなり。なるほど、ドームからがんがん音が聞こえてきています。誘導のおっちゃんに声をかけてみました。

「誰のコンサートやってるんです?」
「ビッグバン、っていう人だって。韓国の人たちらしいけどね、わたしゃ全然知らないけど
あー僕も知りませんわ。ハハハ」
「ハハハ」

ドーム規模のライブをやるような人気アーチストの名前を知らないなんて、私もすっかりおっさんになってしまったものです。ビッグバン・ベイダーならわかります。新日のドーム興行にも何回か出てますね。西武じゃなく東京ドームですが。ビガロとベイダーのどっちが好きかと訊かれたらスコット・ノートンと答えます。

どうでもいいですね。

狭山でのスキーの内容について書くことが全然ないもんだから。関係ないことばっか書いてます。

だって、もう足慣らしはすっかり済んでいましてですね、いくら滑ったって何も変わりゃしないんです。それでもまあ行ってしまうわけですが。狭山に。

せめてひとなみに。-狭山

狭山でどんな写真を撮ってよいやら

何かをみっちり練習しようったって、何をどう練習すればいいかわかりませんし。もうちょっと斜度があってもうちょっと雪が良ければ、つまりちゃんとしたスキー場ならば一人でも何か楽しい練習を自分で考案してそればっかやってられるんですけどね。

つうわけで気持よくミドルターンばかりしてましたよ。斬ったりずらしたりとか、その場で思いついた変化をつけたりはしますけどね。扇のようにべったりずらした小回りが成功してちょっと「おっ」てなったくらいですかね。あと、前のめりになりすぎて右板解放するくらいの大コケを1回しましたね。そのくらいかな。

あとリフト係のお姉さんに80年代アイドルみたいなカワイイ子がいたので一生懸命あいさつしたくらいですかね。狭山のスタッフは全般的にかなり無愛想ですが、こっちがニッコリ笑って挨拶すればニッコリ笑って挨拶を返してくれる人も、中には、います。中には。

あと、ブーツの違いがだんだんわかってきました。

昨シまでのユルユルかつフニャフニャだったブーツをフレックス110のタイトフィットなLANGEに替えました。スキーそのものが半年ぶりということもあってしばらくは「こんなものかなあ」と滑っていたのですが、3日目あたりから「スキーが動かしやすいこと」や「ダイレクト感」を感じ始めました。これは、硬い板で硬いバーンを滑るのが楽しみになってきたぞ。

せめてひとなみに。-終了

というわけで本日も終電まで

posted by Gyochan at 01:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー

2013年11月10日

秋風に吹かれて地元ライド [odo.1206km]

ブログ写真に border-radius をつけてみた。いい感じかも。このブログのスタイル、少しいじりたいなあ。病院みたいな白一色にも飽きてきた。

せめてひとなみに。-浅川1

border-radius を使うと角を丸くすることができます

きのうも昼間ちょっとだけ自転車に乗ったんですが、途中からポツリポツリな空模様になってしまったので15kmくらいで帰宅してしまいました。

本日はそのリベンジ……のつもりが寝坊……起きたら昼……。

夕方から狭山でスキーに誘われていたのですが、それをキャンセルしてでも今日は走りたい、ということで地元を60kmばかり走り回りました。私がふだんよく走っている浅川サイクリングロード尾根幹線町田街道でつないで長くしたルート。

前半は秋風を楽しむポタリング、後半はトレーニング色が強まります。

せめてひとなみに。-浅川2

南浅川上流。子供たちがダムを作って遊んでました

きのう乗るまで一ヶ月近いブランクがあったのでだいぶ筋力が落ちてますね。前半の浅川セクションで早くも腿の付け根がワキワキになってきてしまいました。しょうがないので町田街道以降は流しで。

ところが尾根幹線に入るとたまたまちょうどいいペースの先行車がいましててですね、その人をペースメーカーにまた少しがんばってしまいました。結局信号で置いて行かれましたが。いかんいかん。連光寺坂が登れなくなる。大キライな多摩CC前の登りはおもいっきり抑えて連光寺坂に備えたりしましたが時すでに遅く、連光寺に着く頃にはもう脚が残っていませんでした。久しぶりにインナー連光寺です。17km/hペース。Tシャツにスニーカーの若者に抜かれました(笑)。

ま、いいだろう。このくらいにしといてやる。

6800アルテグラのインプレとか、マングローブバイクスにやってもらったフルオーバーホールの素晴らしさとか、書きたいことたくさんあるのに脳が冬モードに切り替わってしまって筆が進まない。いつ書こう。

posted by Gyochan at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

全開だぜ? [day.4]

ゲレンデに出たらアクセル全開! ドーパミン全開!

というのがいつもの私ですが、本日のわたくしは、

社会の窓全開!

で滑っておりました……1時間ほど……トイレで気づきました……(悶死)。

最近、高名なスキー技術系ブロガーさんたちから次々コメントをいただくという椿事が重なり有頂天になっているわたくしですが、図に乗って小難しい技術記事などを書いても恥をかくだけなので、平常どおりアホな記事を書きますよ。

今日も狭山で滑ってきました。今シーズン4回目です。狭山スキー場はどうせいつ行ってもおンなじ風景なので今日は写真すら省略です。17時〜21時の終盤ガラガラ作戦継続です。

今日の狭山は若者ボーダーさんが多かったですね。見た目は小悪人みたいな格好をしている若者ボーダーたちですが、概してお行儀がよいしボードに対してみんな真面目なので基本的に私は彼らが好きです。私が見る限りでは、リフト待ちの列で平気で順番抜かしたり割り込んだりするのはおっさん基礎ラーとかガキレーサーのほうが多いですね。

それにしても今日はかわいい女子が多かったですよ。

基本的に狭山は垢抜けたかわいい女の子が多いと個人的には思っているのですが、今日もあっちに「おっ」、こっちに「おっ」という感じでレベルの高い女子が散見されました。

狭山は屋内で紫外線が弱いこともあって、ゴーグルを着ける人が少ないですね。狭山でゴーグル、いらんです。なので、女子の顔もよく見える。いいじゃないですか。

前にも、女優かと思うような大美人が無帽、ゴーグルもグラサンもなし(つまり首から上がヌード)でロングストレートの黒髪をたなびかせながらリフトの列に並んでいるのを見て大いにひるんだことがあります。まぶしすぎますから! ていうか、帽子やヘルメット、ゴーグルが当たり前のスキー場にあって首上ヌードのインパクトは絶大ですね。そういう意味で狭山はオススメです。

美人のことばかり書いていますが、これにはちゃんとした理由があります。男は美人が好きなのです。しょうがないでしょ?

今日印象的だったのは、4FRNTのツインチップDYNAFITのブーツという、この時期の狭山ではちょっと珍しい組み合わせのマテリアルで滑っていた小柄な女性。ビンディングは見たこともない形式のもので、リーシュコードをつけていたところを見るとおそらくブレーキレスなのでしょう。

山スキー? バックカントリー? とにかくゲレンデスキーとは違う遊びをなさる方と推察。ひたすらお一人で黙々と回してました。どんな滑りをするのか興味があって追いかけたのですが、まったく追いつけませんでした。

しょうがないので休憩しながらゲレンデを監視することに(笑)。来ました来ました。クローズスタンスで優雅なアンギュレーションを作りつつ浅い弧ですとんすとんとタテに落ちてきます。やはりゲレンデの滑りではないなー。カッコイイ。そりゃ追いつけないわけだ。整地であの滑り方したら速いもの。

しかしゲレンデを眺めているのは楽しいですね。狭山は下のテーブルに10分も座っていれば来ているお客さん全員の滑りを見られますから。イントラの滑りはすぐわかりますね、この人イントラだと。ザ・模範演技って滑りです。この時期、シーズンインに備えて足慣らしに来るイントラは多いことでしょう。いつだったか、栂池SSイントラにして人気ブロガーのニセ外人氏を目撃したこともあります。

レーサー、フリースタイラー、基礎ラー、種目は色々ですが、やっぱり上手な人が多いなあ。お、また上手なのが来たぞ。今度は基礎ラーだ。かなりうまい。……ん? いやしかしちょっと待てよ……すごくうまいけど、あれは、ハイブリッド・スキーイング特有の……いえ、よしましょう(笑)。

そんな調子で(どんな調子なのか)、今日も最終リフトまで意地汚く滑りました。荷物をまとめて帰ろうとすると、ちょうど先ほどの冬山ガールも帰るところでした。クルマの場所が近かったら声をかけるきっかけくらいあるかな……と下心を出しかけたのですが、なんと冬山ガールは道具をかついで駅に向かって行きました

で、電車!?

女子が、ひとりで、狭山に、電車!?

カッコイイ……。

posted by Gyochan at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2013年11月09日

技術について、私の持論。

今日はちょっとカタイ話。

SAJの教程が今シから刷新、というか、10年くらい前の状態にまで切り戻されることになったことは以前にもこのブログで話題にしたと思います。

正直なところ昨シーズンまでのハイブリッドスキーイング内足主導といった技術体系が私には性に合わず、その気持ちもたびたびこのブログで記事にしています。

ただ、教程の内容について論評を加える時には、「間違っている」とは表現せず、一貫して「好みじゃない」「性に合わない」「楽しくない」といった表現をするようにしてきました。だって、それがあってるか間違ってるかなんてジャッジできる技術も知識も経験も私にはありませんもの。

ですが、口にこそ出しませんでしたが、私なりの理由から旧教程の妥当性については疑いを抱いていたことも事実です。違うよねえ、と。

「私なりの理由」というのは、「結局、競技が一番エライ」という考えです。私の私見、っていうか持論ですね。個人的な。

私の別の趣味であるモータースポーツ自転車を通してそう考えるに至りました。モータースポーツも自転車競技もタイムを競う競技ですから、当然のことながら「人より先にゴールするために必要なことしかしない。」という徹底した合理性の哲学に貫かれています。

レースの世界において何が必要で何が不要かは、試せばすぐに勝敗やタイムが教えてくれます。勝てないけど正しいこととか、タイムは出ないけど正しいことなんて存在しません。長い長い時間をかけてたくさんの選手たちによるたくさんの切磋琢磨と試行錯誤の果てに、無効な技術は淘汰され、真にタイムアップに有効な要素だけがセオリーとして蒸留されていきます。

こうして最低限にまで無駄を削ぎ落とされ合理化されたセオリーこそ、そのスポーツの「基礎」をなすものだと私は考えています。

実際、一度クルマでスポーツ走行を経験すれば街乗りの運転ぶりも飛躍的に安全で安定したものになりますし、ロードバイク(競技用自転車)も同じ。いちばん速い自転車は、裏を返せばゆっくり走るならいちばんラクと言うことができます。どちらも、限られたエネルギーをいちばん効率よく距離に変換できた人が勝ちという競技なのですから当然ですね。

そのスポーツの真髄(エッセンス)は、すべて競技のノウハウの中にある。私の持論ではありますが、実際の経験を通してそう信ずるに至ったことでもあり、そう大きく間違った意見ではないんじゃないかと思っています。

ようやくスキーに話を戻せます。

スキーも同じです。アルペン競技はポールで制限されたコースをいかに速く失敗せずに滑り終えるかという競技ですから、徹底して合理的で効率的、かつ確実なものでなければいけないはずです。そこに無駄やリスクがあってはいけません。無駄やリスクがないということは、裏を返せばのんびり滑る時はもっともラクで安全と言えるはずです。

ところが、私がSAJのスクールに入って教わった滑りはどうも様子が違いました。アルペン競技と相通ずるところがない。アルペン競技で鉄則とされているはずの外足荷重外向傾姿勢といったさまざまなセオリーがことごとく無視されていたのです。

その滑りは、救いがたいヘタクソの私から見てもなんだか不安定でバランスが危うく、板まかせで雪面まかせといった印象でした。自分で板の性能を引き出しそれを御している感覚にとぼしく、偶然性に頼った滑りに思えました。

「このまま習ってても、ポールをくぐれるスキーヤーにはなれない気がする

そう思ったあたりから、だんだんSAJについていく気が失せていったのです。

それはお前がハイブリッド・スキーイングの真髄にまだ遠く及んでいなかったからだと言われればもちろんそれまでなのですが、ハイブリッド・スキーイングが公式に棄却された今となってはどっちでもよいことです。どっちでもよくなったからこそ今こうして記事にしているんですが。

結局、「コレジャナイ」という結論に達した私は低いモチベーションのままどうにか2級に合格し、その後そそくさとSIAに鞍替えすることになるわけですが、その時はSAJが完全にひっくり返るとなんて思ってませんでしたもんね。当分はSIAのお世話になろうと思います。

SIAのイントラは、「ポールを使ったレッスンも、言ってもらえばやりますよー」と言ってくれました。よ〜し、おじさん今年はくぐるぞ〜。

posted by Gyochan at 01:56 | Comment(5) | TrackBack(0) | スキー

2013年11月05日

恐怖! 狭山スキー場では19時を過ぎると [day.3]

狭山スキー場では、19時を過ぎると……

なんと……

搬器に空きが出始めるのです!

キャ───────────────────ッ!!

身の毛もよだつ事実……いや〜そうだったのかあ〜。全然知らなかった……。

今までは、AM10:00のオープンと同時に4時間券で入り、午前中の混雑に辟易しながら滑り、お昼時みんながご飯食べてる隙に一生懸命滑り、午後にまた混みはじめた頃合いを見てリフト券の時間を余らせつつ帰る、というのがお決まりのパターンでした。

ところがおととい午後スタートで滑ってみたら、おやおや? 夕方になるとどんどん空いてくるゾ、と判明。じゃあってんで今日は思い切り後ろに振って「16時半入りの終リフトまで」という時間割で滑ってみました。

せめてひとなみに。-オマケ

乗車時間オマケしてもらっちゃいました。
もっとも、リフトは20:50に止まっちゃうんですけどね。

入ってすぐはリフトの列に折り返しがちょっと発生するくらいの客入りでしたが、その後は減る一方。やがてついに搬器に空きが出始めました。

せめてひとなみに。-A線

19時過ぎのA線。前3つの搬器が空いてます。

せめてひとなみに。-B線

20時過ぎのB線。もはやガラガラです。

たぶんあれですね。はるばる狭山までやってくる遠方のお客様が、夕方になるとどんどん帰ってしまうためでしょうね。狭山なんて地元民が滑ってるだけかと思ってたら、駐車場でクルマのナンバーをながめているとけっこう遠くからお越しの人もいますね。って、現についこないだはるばる群馬から来た人たちと一緒に滑ったばかりだった。

それに、リフト券設定の最短が4時間券でクローズが21時なので、17時以降は入場する人がぐっと減るということもあるでしょう。この時間帯、残り時間に合わせて比例割引などをすればもっとお客さん呼べるんじゃないかと思いますけどねえ。余計なお世話かもしれませんが。

さて、さすがに遅い時間になるとゲレンデ下部はだいぶ荒れてしまい、地面が見えそうに掘れているところやうねりやギャップがあちこちにできてかなり滑りにくくなってきました。それでもガラガラなので避けるも飛ぶもお好きに、という感じ。それに上部はまとも、むしろ良好。公称15°と言われているてっぺんから数メートルはなぜかぴしっと平らに締まっていてそこが一番おもしろかったなあ。

そして今日は右ターン時の左外足が全然踏めなくて困った。

もともと右ターンは苦手なんだけど今日はそこのヘタさばかり強調されてた気がする。左ターンとは弧の大きさや質が全然違うしすんごい減速しちゃうしたまに内足が跳ね上げられたりするし。左スキーを真上から踏めてる感じがしない。事実そうだからたわみが出ずに左ターンと弧が違ったりずれたりとかするんだろうな。あー内倒してるなーって思うときもあるし。そういう時は「アッ」て内足に乗ってしまってミスる。

身につけたつもりはないけれど、これがハイブリッドの亡霊かな〜。いや、ヘタなだけ。

せめてひとなみに。-終了

やさしい人だったみたい けれどおしまい

そんなこんなで、「こうかな? こうかな?」とかつぶやきながらきっちり終リフトまで滑りきりました。待ちなしA線ですから、けっこう本数乗りましたよ。リフト乗車時間が2分半、滑走時間は1分弱、つまり約4分でひと回しですもんね。1時間で15本滑れる計算。そんなに滑ってませんけど。タバコ吸ったりブーツ休憩したり(きついんだもの)したし、フライドポテト頼んだらカチコチに冷え固まったのが出てきて「フライドポテトより芋けんぴのほうに近い」と思ったりしたし。

そうそう、

今日は狭山インしたときがちょうど雨模様で、名物のあれを見ることができました。

せめてひとなみに。-霧

フォギィ・サヤマ

狭山スキー場は屋根はあるもののザウスのように気密ではないので、雨などで湿度が高い日は温度差でこのように霧がかかります。もっと濃くかかる日もありますね。晴れる時はあっという間に晴れます。

この記事を最後まで読んでいただいた方にお願いがございます。
昨年(2014年)より、このブログの中でなぜかこの記事だけが突出して多くのアクセスを集めているようなのですが理由がわかりません。どこから来たかコメントで教えていただけませんか。(リンク元のページや検索キーワードなど) 2015.1.14

コメントくださった皆様、ありがとうございました。「狭山スキー場 混雑」というキーワードで検索するとこの記事が上位に来るようですね。 2015.1.18

posted by Gyochan at 00:48 | Comment(3) | TrackBack(0) | スキー