2013年07月24日

俺が雑誌に載っとる

今週の週刊プレイボーイに、わたくしが載っちゃっております……

$せめてひとなみに。-週プレ

この半笑いのおやじが俺っす

すみません

わたしが自転車乗り代表です」みたいな顔で雑誌に載ったりして、ほんっとすみません。マジメな自転車乗りの皆様に申し訳ない。成り行きでこうなっちゃいました……有頂天です……。

自転車仲間のツテで取材を申し込まれまして。こりゃ面白そうだわいと。仲間たちと一緒ならのちのち話のタネにもなるし、仲間みんなで取材受けようぜ、みたいなノリで、とある週末にとあるファミレスでご飯食べながら仲間たちと取材を受けたんです。

集英社の記者さんも乗られる方で、インタビューみたいな座談会みたいな井戸端会議みたいな雰囲気で自転車談義は楽しく盛り上がりましたよ。その後は屋外に場所を移して写真撮影。マシンとウエアを持参するようあらかじめ頼まれていたので、サイクリング姿にチェンジしてまたワイワイ。

ついでに記者さん、仲間のピストで固定ギアとビンディングペダルを同時に初体験という無茶も(笑)。

チームジャージにレーパン、スネ毛なしという正調ローディールックだったのがその時たまたま私だけで(ほかの仲間はカジュアル系)、ちょっと集中して写真を撮られたりしました。その一枚がこんな風に使われることになったというわけです。正直、掲載誌を見て自分がいちばんびっくりしてます。

で、実際の内容のほうですが、とても愉快な記事になっています。ああ、あの取材がこのようなかたちで記事になるのか、と感心しきり。興味のある方はぜひ読んでみてください。月曜日発売なのでちょっと見つけにくいかもですが……。

posted by Gyochan at 00:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車

2013年07月23日

高速道路に突っ込みかけた。

昨日のブログで「保土ヶ谷周辺で深刻に道に迷った」と書きましたが、本当にその時の私の混乱ぶりは深刻でございまして、

あやうく横浜新道に突っ込むところでした

ふつう有料道路の入口ったら、一般道から側道に出て行くもんでしょうよ。本線がそのまま有料道路になっちゃうなんて思いませんもん。まあ、そういう道路もあちこちありますけども……。と、とりあえず言い訳を書きましたけれども、今Googleストリートビューを確認しましたところ、

$せめてひとなみに。-ダメ。ぜったい

あー。絶対間違わないわ、これ。

しかし私はダメ方向に突っ込んでしまいました。すぐに気づいて引き返しましたが。

この時は「なんだよ緑の看板とかねーじゃんかよわっかんねーよマジざけんな道路行政死ね」とか思ってましたが、これでもかってくらい出てますね、看板。

ちなみに私が異変に気づいたのは中州の標識から数メートルのところ。行く手に有料道路の料金表(写真にも小さく写っています)が見えたところで初めて自分の間違いに気づきました。あわてて一時停止したときにちょうどクルマが通りかかり、「パパパパパーッ!!(そっち行っちゃダメーッ!!)」とクラクションを鳴らされました。

どうしてこんな看板を見落としたんでしょうねまったく。

じゅうぶんに時間的余裕を見て出発したつもりでしたが、そもそも土地勘のない場所をあちこち右往左往しているうち、保土ヶ谷周辺の道路のななめ45度攻撃に方向感覚を完全に狂わされて深みにはまっていき、試合開始時間が迫る中あせる気持ちもあって、かなりの視野狭窄に陥っていたと思われます。

しかしこんなに目に入らないものなんですか、自動車用の看板って。クルマだったら絶対に見落としませんが……。

そういえばどうも、サイクリング中にはクルマと比べて色んなモノを見落とすことが多い気がする。

ポタリング程度の走行中ならむしろスピードは遅いし周囲の景色を楽しむのが目的なくらいなので視野を広く広くとっていますが、本気でかっ飛ばしている時はその逆ですね。かっ飛ばしている時はそもそも前傾が強まって視線じたいが下に落ちていますし、間歇的にちらっちらっと前方は確認しながらも大半の時間は数メートル先の路面状況を注視している気がします。

つまりまったく周りが見えてないってことですね。

知らない土地を走るときはあわてない。あわてないで視野を広く。知ってる土地を走るときよりもずっと慎重に。知ってる土地を走るときももちろん慎重に。

という反省。

posted by Gyochan at 00:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車

2013年07月21日

今週末。[Odo728.5km]

今週末の走行を雑に書き留めます。

ヒルクライムにハマッた友人の希望で最近は山道にばかり連れて行かれ、走り方が極端に省エネ路線に振れてしまっていましたので、今週末はひとりで踏み倒すことにしました。

土曜日はレギュラーコースを1周、34km。

自己最高速を目指してハイペースで走っていたのですが、どういうわけかサイコンのアベレージが21km/hからちっとも動きません。

あ。出発前にリセットし忘れた。先週のポタリングのデータ(走行距離80km)のまま走っていました。そりゃ動かんわ。うちに帰ったら引き算せにゃ……。

テーマは踏み倒しなのでアウター縛りです。連光寺もアウターで登れることがわかったのは収穫でした。ま、アウターローですけれども。53x27ですけれども。インナーなら3枚目(42X21)っつーことですね。ほとんど使ったことのないFDのトリムを使いましたよ。

結果、アベレージ24.4km/h。自分としてはかなりいい数字ではありますがレギュラーコースでは過去に25.0km/hを出しているのであと一歩です。

日曜日は保土ヶ谷球場までサイクリング、80km。

母校が出場する高校野球4回戦の観戦です(ちなみに勝ちました)。往路は鶴見川をのんびりポタリンクペースで行く予定でしたが、鶴見川サイクリングコースが気持ちよくてうっかりかなりの距離オーバーランしてしまい、そのあおりで保土ヶ谷周辺でかなり深刻に道に迷って高台のどえらい激坂をなんべんも登らされたりしてヒイヒイ。あんなとこによく住むなしかし。

土曜日の走りとあわせて太腿はかなりワキワキになってましたが、帰りも踏めるところでは極力踏みました。小野路から尾根幹までの坂(2〜3%)では27km/hくらいまで引っ張れて自分でもびっくり。

ここにきて緩斜面の巡航力ついてきたような。ここ、もっと伸ばしたい。ここ伸ばせば平地での常用速度域も上がる気がする。目指すは常時30km/h超え。しかし小野路で出るスピードが連光寺で出ないのはなぜなのかな。

posted by Gyochan at 21:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

三連休の過ごし方

海の日を含む三連休、みなさんどのように過ごされましたでしょうか。

ヨメも子もないわたくしは自由に遊びほうけておりました。冴えないおっさんの休日などに興味はない方が100%だとは思いますが、1000年後の歴史学者や文化人類学者、経済学者たちにとってはもしかしたら有益な情報を含むかもしれないので念のため書き記しておきましょう。

三連休の初日7/13土曜日

朝から自転車に乗るつもりでしたが昼近くまで寝坊。ならばお買い物にでもでかけましょうか。府中四谷に最近できたスポーツDEPOやらその近くのワイズやらをハシゴ。買ったものは……

パッド付きインナー
普段着+αでふらっと自転車に乗るときのためにあるといいなと。レーパンしか持ってないので。TIGORAのインナーを購入。

リア用LEDライト
夏到来→ダブルボトル体制→ツール缶の中身をサドルバッグに移し変え→シートポストにつけてたリアマーカーが隠れる→サドルバッグにつけられるマーカーが必要、というドミノ倒しで購入。用途にぴったりでかなり明るいのが手に入った。

WAKO'S スーパージャンボ
パーツクリーナーが切れたので。今まで使っていたのと同じもの。スーパージャンボはでかいので気兼ねなくビャービャー使えるのがよい。だからすぐなくなるんですが。

WAKO'S チェーンルブ
ロードバイクに乗り始めた頃からずっと使っていたフィニッシュラインの赤(テフロンなし)が切れたので。そろそろ銘柄を変えてみようかなと。

サイクルキャップ
なつかしいクレメンのロゴ入り。ワイズの店頭で見つけて衝動買い。今はもう消滅してしまったらしいですが、クレメン社は、ひとむかし前はチューブラータイヤのド定番でした。自転車雑誌を眺めるだけだった高校生の頃、「クレメン・クリテリウム」と言えばあこがれのタイヤだったのです。

などなど散財して、夕方からは古巣のバンドのライブを観に赤坂へ。いっそ赤坂までポタろうかとも思ったのだけれど、夕立があやしかったので電車。結局降らなかった

家へ帰ってツール第14ステージをテレビ観戦。平地ステージだったが横風で集団が分断され、リーダージャージを着るフルームはリードを1分以上失った。いいぞ。

三連休中日7/14日曜日

午前中は前日買ったインナーを試しにご近所ポタ。府中四谷橋→高幡不動→モノレール通りで15kmほど。ふだん履きの短パンの下にインナーで出かけたけど、走りにくい! 短パンはずり落ちるし、動きにくいし。やっぱビブショーツ最強、という結論に。

高幡不動の周りでは住宅街の中に小さな水路とかわいらしい遊歩道を発見。向島用水新水路というらしい。知らない道にぶらりと入り込むといろいろ発見があって楽しい。

午後から自分のバンドの練習。メンバーは職場の上司や同僚たち。職場では下っ端の一兵卒であるがバンド経験はこの中でいちばん豊富なので上司だろうが元上司だろうが容赦なく指導

夜はツール第15ステージをテレビ観戦。魔の山モン・バントゥーはフルームと哲人クィンターナの一騎打ちとなり、パンターニとランスの一騎打ちを思い出すがフルームの圧勝。つまらん。中間スプリントを獲ったサガンがカメラを向けられて片手ウィリーの悪ふざけ。最高。

三連休最終日7/15海の日

この日はいつもの自転車仲間KとIから道志みちを走ろうと誘われていたのだけれど、到底そんな道を走る気になれずパスさせてもらった。

別の仲間Sが尾根幹を走りに来るというのでそちらに合流することに。彼は多摩サイから来て、いつも連光寺坂→天国への階段で尾根幹にインするのだけれど、今回は趣向を変えてコメダ坂から尾根幹にイン、多摩大坂も登っていただいた(私が登りたかっただけ)。

小山田3大坂にもお誘いしたが「絶対やだ」とのことだったので、S氏とは多摩境でお別れし、ひとりで小山田へ。尾根幹線の北側は近代的な集住都市・多摩ニュータウンだが、尾根幹線をはさんで南側のエリアはいまだに鬱蒼とした雑木林が広がるド田舎。極端な環境の変化に一瞬脳がついていかない。

町田メモリアル坂から尾根緑道にイン。尾根緑道は木漏れ陽のトンネルになっていてめちゃくちゃ気持ちいい。つい鼻歌がもれる。日大三高方向に左折すべき地点で(まだ緑道は続くのかな?)とそれらしい路地に突入したら迷子に。

迷子といってもこのあたりは地元のようなものなのですぐに津久井道に顔を出してリカバリー。三高坂を登るのはやめて図師から直接病院坂へ。病院前でネズミ捕りをしていたので坂を降りてくるクルマに「スローダウン!スローダウン!」のゼスチャーを送りながら登る。

長く急な下り坂でうっかり速度があがってしまうことを悪用した捕縛作戦なわけだけど、だったら坂が始まる手前に警官立たせて注意喚起すべきですよね。事故抑止ではなく違反検挙だけを目的とした悪い取締りの典型例です。「取締りのための取締り」は見直していく、と公安の偉い人がついこの間言ったばかりという気がするのですが。腐臭がしますな

最近は、「坂道はケツで登る!」をテーマに、主に大臀筋とハムストリングを総動員してシッティングで坂道を登る訓練をしております。ヒルクライムに必要な筋肉の鍛錬もさることながら、私にとって重要なのは心拍。いつもオーバーペースで心拍がうなぎ昇りになってしまい、坂を登りきるまでもちません。

勾配に見合ったペースというものがよくわかっていないのですね。5%の坂を登るときのスピードでそのまま10%の坂も登ろうとしてしまう。そうすると心臓が口から飛び出そうになって死ぬ。勾配によって心拍を維持できるスピードは変わってきます。それを探りながら走る。

これがなかなかムツカシ面白いです。私はハートレートモニタを装着していません(持ってません)ので心拍は感覚で把握するしかありません。しかも負荷に対して心拍の上昇は少し遅れて反応しますから、「おっと、少し上げすぎたか」と思ったときにはもう手遅れだったりします。難しいもんですね。

早い話、勾配が倍になったらペースは半分に落とさないとダメなのではないかと今気づきました。自重(自分+自転車)を決まった高さだけ持ち上げる仕事をヒルクライムと呼ぶのだとすると、同じ仕事率(ライダーにとっての負荷)で勾配が倍の坂道を登るには倍の時間がかかるってことにならない? なる? ならない? まあ器械抵抗だなんだと、変化しない条件もあるのでぴったり半分にはならないでしょうが。

病院坂を登りきるとセブン。ここにコンビニがあるのは絶妙ですね。ここにコンビニがあるからがんばれる。その一方、ここのコンビニで休むからその後のやる気がなくなる。私は後者のパターンで、午前の練習はここまでとしました。

家に帰って冷や麦をかっ食らい、少しだけ昼寝をして午後の練習。

午後はもう坂道はヤダなので荒サイから町田街道、尾根幹と平地メインで。午後から風が出てきて、それも向かい風になったり追い風になったりでペースがつかめず。柄にもなく下ハン持って立ち向かいますが、下ハンが長続きしません。首を上げて前を向き続けるのがしんどくて。けど下ハンダンシング(スプリント)は強烈に気持ちいいですね。

しかしそんなことをやっていたら午前中に坂道で使った分とあわせて脚が終わってしまったので、尾根幹は唐木田で脱落。尾根幹は好きなところで脱落して帰宅ルートを取れるので好きさ。

ヘトヘトついでに、多摩センターの山王トンネル横の急坂(10%くらい?)で「休むダンシング」の練習などしてみる。

具体的に言うならば、体重を預けるだけでなんとか前に進める最大ギア比の模索です。この日の感じだと53×19Tくらいだったかな? 時速はぎりぎり落として4km/hくらい。もはやスタンディングの練習に見えるくらいまで速度を落としてぐらりぐらりと登ります。お散歩のおじいさんがポカーンと見てましたが気にしない。

この速度ならば、理屈的には階段を昇る程度の体力消費だけで登れるはず。あんまり速度を落としすぎるとバランスを崩して「踊るダンシング」になってしまうけれど。

休むダンシングだけで山ひとつ登りきるというよりは、シッティングで心拍が上がりすぎてどうしようもなくなったときに自転車を降りずに休憩するために使う、というのが私にはよいのかも。

posted by Gyochan at 19:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

2013年07月14日

低速でできないことは……?

スキー指南の記事を見ていると、よく

低速でできないことは高速でもできない

という文句に出会います。

速いスピードで行う技術でも、プルークなどでしっかり運動要素をひとつひとつ理解するところから始めよう、といったようなシチュエーションで使われる文句。スキースクールでインストラクターから言われた人もいるでしょう。

今日、スタジオで初心者のメンバーに演奏を指導しながら私はこの言葉を思い出していました。

一般に楽器を練習するときは、ゆっくりから始めてだんだん演奏スピードを速くしていきます。もう鉄則と言ってもいいくらいこうします。指使いが追いつかないようなフレーズや複雑なリズムのフレーズを弾く場合に特に効果的です。

「低速でできないことは高速でもできない」、その通りです。楽器に関しては

ただ、スキーに関しては、う〜ん、どうなのかなあって思います。

高速でしかできない、低速では無理な技術もありますよねえ、普通に。大きな運動エネルギーとか大きな慣性モーメントを得て初めて可能になることってたくさんあるでしょ。ごく単純な例だと、内傾することとか。

逆もありますねよ。低速ではできるけど高速では無理、っていう技術。スケーティングなんかそうでしょう。やってみればわかりますが高速滑走中に無理やりスケーティングしようとすると逆エッジで転びます。

つまり正確には「低速でできないことでも高速でできないとは限らないし逆もまたしかり」であるにもかかわらず、なぜスキーの世界では「低速でできないことは高速でもできない」などという文句がまかり通っているのでしょうね。

低速に戻って練習することが重要なことももちろん理解しておりますが、「低速でできないことは高速でもできない」は、ウソとは申しませんがさすがにちと牽強付会気味なんじゃないのと。

プルークに戻って練習することをいやがるスクール生を納得させるための方便として作り出された言葉なのかもしれんなあ。

posted by Gyochan at 20:57 | Comment(4) | TrackBack(0) | スキー