2012年12月07日

笹子トンネル迂回方法を考える

中央道笹子トンネルの天井板崩落事故、まずは犠牲者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

「冥福を祈る」などとタイプするのは簡単ですが、書いていてそらぞらしさをぬぐえません。自然災害ならともかく、今回の事故はおそらくかなり高い確率で点検方法の不備による人災。いくら我々が懸命に冥福を祈っても犠牲者の魂はなかなか浮かばれるものではないだろうと思います。一刻も早い原因究明と、同種のトンネルの徹底的な点検を望みます。

さて、私たちスキーヤーにとってもこの事故は他人事ではありません。関越道に比べれば利用頻度こそ低いものの、首都圏に住むスキーヤーにとって中央道は各スキー場への重要なアクセス路のひとつ。八ヶ岳周辺、御嶽山周辺などの南信・木曽エリアは中央道が頼りですし、志賀・白馬エリア、その先の北信エリアへも中央道ルートは有力な選択肢のひとつ。

その中央道の寸断は、私たちスキーヤーの行動に大きな制限をもたらすばかりでなく、周辺スキー場の経営にも少なからず影響を及ぼすことは想像に難くありません。東日本大震災による出控えムードの痛手から立ち直ろうとしているスキー場を再び不運が襲うことになったわけです。

つい最近のエントリで私は「今シーズンは八ヶ岳・蓼科エリアのスキー場にも積極的に足を運びたい」と宣言したばかり。この宣言を、スキー場の窮状がわかっていながら軽々しく撤回してしまっては男がすたるというものです。むしろなおさら「俺が行かねば!」という気持ちになってきています。しかし果たして本当にたどり着けるのか。

下り線での対面通行を検討しているという情報もありますが、同時に施工した同じ構造のトンネル、つまり双子の兄弟の片方だけが今も安全なままとはさすがに考えにくいですし、仮に点検の結果が「異状なし」だったとしても開通を急がず前倒しで部品の交換や補強を行っておくべきでしょう。

もちろん下り対面通行が実現したとしても激しい渋滞は必定でしょう。ここの通行が現実的でない場合は一般道への迂回を考えなければいけません。想定できるルートは、

(1) 国道20号線(甲州街道)
(2) 河口湖IC→国道137号線(御坂みち)

のふたつでしょうか。北を迂回する大菩薩ラインはさすがに遠回りすぎる&険しすぎるので含めていません。さらに奥の手として

(3) 上信越道から南下

というルートもあります。八王子から八ヶ岳へ行くのに上信越道を使うなど平時であればとうてい正気の沙汰とは思えませんが、中央道からのルートに一時間以上ロスがあることが確実な場合には現実味を帯びてきます。

う〜ん、どのルートもめんどいししんどいな。

さすがに上下線の早期復旧は望めない状況ですが、せめて下り線対面通行をどうにか年内に開通してもらって、ド早朝または深夜出発で渋滞回避、というパターンに落ち着ければよいのかな……。

posted by Gyochan at 22:02 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー

近いスキー場、遠いスキー場

毎度。

首都圏に住む土日休みのわれわれサラリーマンスキーヤーは、日帰りできる近場のスキー場をよく利用します。でまあ、目安として、インターネットのルート検索とかでスキー場までの所要時間とかを調べたりとかするわけですが。

でも、スキー場までの所要時間だけ調べればほんとにOK?

スキー場の近さ遠さって、家から駐車場までじゃなくて、家からゲレンデトップまでのことだと思うんですよ。もう少し詳しく言うと、距離的な隔たり時間的な隔たりを加えたもの。

クルマ停めるとこまではサクサク来たけれど、そこからやたら時間がかかるスキー場あるじゃないですか。駐車場からセンターハウスまでが遠いとか、センターハウスからゲレンデまでが遠いとか。

センターハウスがやたら混んでいてリフト券を買うまでに延々並ぶとか。更衣室やトイレや売店などの施設が非効率的に分散していて滑る前の準備にやたら手間取るとか。

大きめの日帰りスキー場ほどこの傾向が強いですね。基本的にセンターハウスが慢性的に混んでいるし、センターハウスが立派なぶん最初のリフトまでの道のりが長いし。

こういったスキー場は、いかに現地までが近くとも、ちょっと利用するのがためらわれます。30分余分に時間をとられたりしたら、インターにして3つ4つ先にあるのと同じですよ。

そしてそういうスキー場は、帰りも帰りで時間がかかることが多い。早めに切り上げないと下山できないとか。退場に手間取ってるうちに道が混んじゃうとか。それを嫌って早めにあがったのでは、遠いスキー場に来たのと同じです。

逆に、小さなスキー場ほど無駄な時間を過ごさずに済むような気がします。たとえば私の心のスキー場・湯の丸はゲレンデ中腹に駐車場があり、そこからスキーを履いてリフト乗り場まで滑り降りれば乗り場でリフト券を売っている。寄り道・遠回り・一時停止がないのです。なんという無駄のなさ。お隣りのアサマ2000も、リフト券売り場こそ一か所ですが行列ができている場面に出くわしたこともありませんので、やはり話は早い。湯の丸もアサマもアプローチの山道が険しいため敬遠されがちですが、到着してからの快適さでじゅうぶんお釣りが来ますね。

つまり実滑走時間をいかに長くとれるか。あるいは、実滑走時間が同じならばどれだけ遅く家を出、早く家に帰れるか。これって1回のスキー行をトータルで見たときの満足度にわりと大きく関わってくる気がします。「今日は日帰りにしてはたっぷり滑れたなあ」と感じるか、「やっぱ日帰りだとあわただしいし、滑り足りないや」と感じるか。

滑走時間をかせぐのはスキー場の条件以外にも早起きするとか家からウエアを着ていくとか(自分の道具を持っているのは基本中の基本として)いろいろありますが、まあそれはまた別の話題。ともかく、お手軽お気楽でコンビニエントなスキー場をもっと開拓していきたいですね。

posted by Gyochan at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2012年12月04日

タイヤとかチェーンとか雪道とか。

土曜日は、弐号機の滑走面を焼いたほかにもいそいそと冬支度をして過ごしました。

クルマのタイヤをスタッドレスに替えたりとか。

せめてひとなみに。-ダンロップ DSX2(資料映像)

ダンロップ DSX2(資料映像)

近所のダンロップ(タイヤセレクト南大沢)に預けてある冬タイヤに履き替え。まだホイールが1組しかないのでタイヤ履き替えです。春にはホイールももう一組ほしいなあ、夏タイヤ用に。次もエンケイがいいなあ。でもお金がないなあ

お店では変なオヤジが店員にやたら威張り散らしてて気分が悪かった。週明けにスタッドレスタイヤが必要らしくて、他店の在庫も全部調べろとか、なんで月曜にならないと発注できないんだとか騒いだあげく「どうして扁平タイヤのほうが値段が高いんだ、使ってるゴムの量は扁平タイヤのほうが少ないのに!」などと難癖をつけ始める始末。普通に暮らせないのかな、普通に。

せめてひとなみに。-タイヤセレクト南大沢(資料映像)

タイヤセレクト南大沢(資料映像)

結局そのオヤジは望みのものがすぐに手に入らないとわかってぶつくさ言いながら帰って行ったが、よそに行ったって事情はたいして変わらんだろう。買い物も店員との信頼関係だということがわかってないやつは、どうせほかの人間ともまともな信頼関係は築けないだろうね。築かなくていい仕事をしてるのかもしれないけど。

久しぶりに履いたスタッドレスは乗り心地が良くて実に快適。突き上げ来ないし、ハンドル軽いし、まっすぐ進むし。

というか、いかにふだん履いてるタイヤの乗り心地が悪いかということなのだなあ。夏タイヤは DZ101 というスポーツタイプ。終始ハンドルをしっかり握っていないと真っ直ぐ走ってくれない。道路の傾きや轍(わだち)に反応してキョロキョロする。これもスポーツカーに乗る宿命と割り切ってます。

次いで、タイヤチェーンを買いにイエローハットへ。今年クルマを替えたので、合うチェーンを持っていないのさ。チェーンの装着練習もしとかんとなあ。練習しとくのとしとかないのとでは、たぶんイザというときのあれがだいぶ違うと思う。ブログでも表現がめんどうなことはあれで済ますけどさ。

せめてひとなみに。-イエローハット多摩店(資料映像)

イエローハット多摩店(資料映像)

せめてひとなみに。-タイヤチェーン(資料映像)

バイセンフェルス ユニカ(資料映像)

これまでのスキー行はほとんど先代のクルマ・ランサーセディアワゴン(5ナンバーFFステーションワゴン)にスタッドレスタイヤで行きました。セデゴンは車重も軽いし、サスは車高調(前輪ピロアッパー付き)に替えていてたいへんよく踏ん張るセッティングだったこともあってか、幸運にも今まで雪道で往生した経験はありません。チェーンは積んでありましたが、出番は特にありませんでした。湯の丸やアサマといった、アプローチが険しいスキー場に行く時にはちょっと緊張する場面もありましたが、ピンチというほどの事態には発展せず。

湯の丸やアサマが険しいとは言え、たいていは空いてる圧雪路空いてるシャーベット路です。勾配はそれなりにきついですが、総合的には難易度はそれほど高くない雪道なのかもしれません。前後も対向車もいないからラインは好きにとれるし、止まってしまいさえしなければアクセルコントロールで何とかなるという印象。

$せめてひとなみに。-チェリーパークライン

ASAMA2000に向かう山道(チェリーパークライン)。よく写真撮る余裕あったな俺

ただし、渋滞して今にも止まりそうな雪道やテカテカの凍結路を走った経験はまだほとんどありませんから、今まで苦労してこなかったからといって慢心は禁物です。坂道をずり落ちる経験などしたくはありませんが。

もうひとつ心配しているのは、今乗っているエボワゴンの有り余るトルク。私のエボワゴンはオートマ版で、マニュアル車に比べればトルクの伝達もマイルドですしエンジンもデチューンされていますが、それでも最大トルクは30kgmを超えます。雪道ならば四輪すべて空転させることなどきっと造作もないでしょう。ずるずるの雪道でこれを私が扱いきれるのか、ですね〜。

ところで、前のクルマに積んでた新品未使用のチェーンが余ってるんだけど誰かいりませんか。亀甲タイプの金属チェーンです。銘柄、適合タイヤサイズはこちらをご参照ください

posted by Gyochan at 21:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー

2012年12月03日

滑走面を焦がすなど。

土曜日は昼間じゅう弐号機(ブリザード G-Force ULTRA SONIC)のワクシングをしておったのですが、そこに事件が

わたくし滑走面を焼いてしまいました

作業中たまたま手首にワックスの熱いしずくが垂れて「熱ッ!」とバランスを崩したはずみで指がアイロンの温度調節ダイヤルに触れてしまったらしく、設定温度が「165度」などという超高温になってしまっていたのです。

そのことに気づかないままアイロンを板にのせたら突然いやなにおいとともにただならぬ煙が

あわててアイロンを離すとワクシングペーパー(代わりのペーパータオル)が焦げている。ペーパーごしと言っても165度の破壊力は大きかったらしく、板のテール部分が7〜8cmくらいにわたって変色しムラになってしまっています。これがアイロン焼けかあ。やっちまったなあ。

(滑走面の変化がわかる写真が撮れず。肉眼ではわりとはっきりわかる)

まあ、板が少し反っているテールエンド部分だし、この部分の焼けで滑走性能の低下など私クラスの脚前ではどうせきっと感じ取れないでしょう。ストラクチャーは残っているので焼けは浅いかもしれません。次回チューンに出したときにサンディングマシンで一皮むけばおそらく元通りになるでしょう。できるだけそう考えるようにして、気にしないことにします。

ローラーブラシでテッカテカになるまで磨き上げて弐号機の出撃準備はとりあえず完了!

出陣を待つばかりとなりました。

ああ早くスキーに行きたい。

posted by Gyochan at 00:48 | Comment(1) | TrackBack(0) | スキー