道志みちを偵察してきた。
今までみなさんには黙ってましたけども私には「道志みちで山中湖へ行く」というひそかな目標がありましてですね。
と言いますのもですね、わたくし自宅から奥多摩湖までは走ったことがあるのですけれども、「奥多摩湖まで行った」と自慢しても、一般人のリアクションが非常に薄い。まず奥多摩湖の位置がよく理解されていない。八王子から奥多摩湖というと近いようですけれども、うちからは 50km ありまして、なおかつ行程のほぼ全部が登り。けっこうたいへんな行程なのです。それなのにわかってもらえない。一方、湘南や川越程度でも、八王子からの位置関係が実感としてつかみやすいからでしょうか、「すげえな!」となる。奥多摩湖より近い上にラクなのに。これには大いに不満だったわけです。
もっとこう、一般人にインパクト強くアピールできる目的地はないものかと。そこで山中湖ですよ。山中湖というと、もはや行楽地。山梨県。富士のふもと。一般人の感覚では休日に高速道路で行く場所、というイメージ。よほどドライブ好きな人でもない限り一般道で行こうとは考えないでしょう。しかも中央道で行っても東名で行っても渋滞やなんやかんやで時間がかかる。「すごいね!」ってなる。
ええそうです。私は人から「すごいね!」って言われたい。私にだって人なみに虚栄心というものがあります。
というわけで山中湖。本日はその下見も兼ねて軽く走ってみようかと。道志みちとは自転車で走るとどんな道なのか。つっても山中湖まで行く気はありません。昼時には自宅に帰ってきたかったので、AM10:00 まで走れるところまで走って折り返す予定。「道の駅どうし」まで行けるとよいのだけれど。
少し寝坊してしまい AM 7:00 過ぎの出発。
町田街道のR16から先はいつも渋滞していて走りにくい。横浜線の踏切さえ立体交差になってくれれば革命的に事情が変わるはずなのだけれど、まあ、ない話だな。

青山交差点
神奈中バスの営業所がある三ケ木(みかげ)を左折、青山の交差点を右折するといよいよ道志みち。このあたり、クルマではそれこそ何度となくドライブに来ているところだけれど、自転車で、自分の脚でここまで来てしまえるのはうれしい。道志みちに入ったら厳しいアップダウンの連続になることはわかっていたので、ここまではのんびりと脚をためて走ってきました。
道志みちに入ると風景がいきなり田園。気分はたいへんよろしいのだけれど、行く先の山道を思うと不安でいっぱい。5、6km 走ったところにセブンイレブンがあったので小休止としました。自宅を出てからすでに2時間近く走ってますし、補給をいたしましょう。大福をひとつ腹に入れ、ボトルのポカリを補充します。

多くのバイカーやローディーがここで朝ごはんを食べていました。
SuperSix Evo がいたので一緒にパチリ。フロントホイールは BOMA のカーボンディープ、リアは手組。
奥は私の CAAD7。
セブンイレブンを出るといよいよ山道が本格化。
あかん。
登れん。

いい景色。でも見下ろすためには登らにゃいかんのです。
最近あまり使っていなかったリア27Tも動員しつつできるだけのんびり登る。しかし、海外通販が間違えて送って寄越したインナー42Tが仇になってるなあ。しかも道志みちがイヤラシイのは、アップダウンが交互に続くところ。せっかく稼いだ位置エネルギーをすっかり吐き出す下り坂、しかも帰り道はそこを登らなきゃいけないとわかっている。これは精神的にけっこうクる。
もともと坂道は大の苦手だけど、ここまで登れないとは思ってなかった。シッティングとダンシングを交互に繰り返して使う筋肉を分散し(結果的にまんべんなく疲れるのだけれど)、どうしてもあかんと思ったら「休むダンシング(極端にケイデンスの低い立ちこぎ)」で心拍を下げる。それでもあかんと思ったら道端で休む。
そんな感じで結局、AM10:00 までで行けたのは大渡まで。「道の駅どうし」まであと 10km あまりの地点。平地の 10km ならともかく、山道の 10km(小一時間はかかるはず)を追加する気になれず、勇気をもって折り返しましたよ。
帰りは下り基調なのでラクチン。行きに「帰りにこれ登るのかよ〜」と思いながら下ってきた坂はやっぱりしんどかったけど。
最後に城山公園のアイス自販機でアイス食って帰りました。
posted by Gyochan at 00:19
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