2012年01月22日

アサマ2000で浮かれる [滑走日数18]

毎度。

土・日と一泊でひとり Asama 2000 を滑ってきました。土曜はフリー、日曜は初検定です。

せめてひとなみに。-大雪のステージ3

土曜日は大雪(ステージ3)

この日は朝から右ひざが痛く、しかも運転中はひざを硬直させっぱなしなので痛みは増すばかり。スキー場に着いたときにはかなりの痛みになっていました……。うちから Asama や湯の丸までは無渋滞ノンストップでも約3時間。今回は途中でヘビーな事故渋滞につきあわされたため4時間以上かかりました。

つうか我々サラリーマン人民にとって貴重な貴重な週末の、しかも土曜日の朝という最悪のタイミングで事故なんか起こさんでほしいものです。迷惑もはなはだしい。そもそも高速道路というものは徹底して事故が起きにくいようとことん考え抜いた設計をされているわけで、よほどトチ狂ったことをしない限り事故なんか起こらんはずなのです、ふつう。つまり高速道路で起こる事故のほとんどは馬鹿が原因。いやまあ私も一回起こしてますけどね、はは。

現場は嵐山小川の少し手前で、ハイウェイラジオによると追越車線上で5台が絡む事故だったもよう。ハイウェイラジオを聴いていると時々刻々と渋滞の長さが延びていくので沈鬱な心持ちになりますな。気の毒に負傷者も出たとのこと。私が現場を通過したときは3台の撤去は済んでおり、残りの2台は完全に融合し一心同体化しちゃったかたちで取り残されていて、それを関連各機関の方々(警察とか高速隊とか当事者とか)が取り囲んで「どうしましょうか……」といった感じで途方に暮れてましたね。

そんな話はどうでもいいい。

スキー場に着いたときにはひざの痛みがかなりのものになっていた、でしたね。

そう。そもそもスキー場の到着が10時半と遅すぎ、それでしばらく車の中とかレストランとかでぐずぐずしてたんです。土曜は雪がよく降っていて、しかしそのわりにはそれほど寒くもない、変な天気。クルマの窓に張り付く雪を観察するとかなり湿雪。おそらくゲレンデ上は私の嫌いなモコモコ雪だろうと。ひざ痛のまま滑ろうか、帰ろうか、いや帰るも何も今日は小諸に宿予約しちゃってるし、しかしチェックインまではまだかなり時間があるし、滑るか、いやもう少し待って午後券で滑るか、早めにメシ食うか、そうだメシ食おう、あれ食おうポーク焼肉DON、とかいろいろ。つまりぐずぐずしてたわけです。

翌日に検定を控えておいてまったく滑らないわけにもいかんだろう、現に今こうしてスキー場にいるんだし、と最後には覚悟を決めてゲレンデに出たところ、どうしたことか滑っているうちにひざの痛みは徐々に引いていき、2時間も滑るとまったく問題ないレベルになってしまいました。なんなんだ一体どうなっておるのだ俺のひざは。動かしゃよかったのか

そんな話はどうでもいいい。

やはり雪はモコモコ。アサマと言えば硬い人工雪をビシッと圧雪してあるイメージですが、この日のアサマはワイルドでしたねえ。ステージ1、ステージ4、ステージ3と徐々に斜度を上げながらこの雪に足を慣らしていきました。ステージ3はとにかくはげしくデッコボコでしたが、滑れば滑るだけひざと股関節で凹凸を吸収する練習になります。疲れるけど。あと、転んだけど。

でまあ、やっとここから本エントリーの本題へと近づいていくわけなのですが、この日は修学旅行の団体客が来ていましてね。翌日もいたけど。おそらく雪無し県の学校でしょう。なぜなら、滑っていたのはド緩斜面のステージ1のみで、しかもそこで全員コケていたからです。10名ほどの班でレッスンを受けているようですが、ゲレンデを見ると一班ほぼ全員コケているというシーンがあって、あれは本当に激写しておくべきだったなあ。笑えた。

せめてひとなみに。-コケてる

でもカメラを向ければこんな画はすぐ撮れます

で、ステージ1は私もゲレンデ間の移動とかで使うので、彼らの前をスケーティングで加速つけて通過したら、それを見た女生徒が

「かっこいい〜ん」
「あたしもあんな風に滑りたい〜ん」

エ───────ッ!?

か、かっこいい!? わたしが!?

何かの間違いか。いやたしかに俺のほうを見て言ったよなあ今。俺の後ろには人いないし。あ、あそこにも生徒たちが並んでるからもう一回試してみよう。そら、目の前をシュシューン。

「かっこいい〜ん」

マジデ!?

これは実にいい気分だ。自分の滑りがまったくカッコよくなどないことはほかならぬ私が一番よく自覚してるのだけれど、そうだとしても、それとかっこいいと言われて気分が良いこととは別の話。いや〜、しかしそれにしてもスキーをしていてカッコイイと言われる日が来るとはわたくし夢想だにしておりませんでした。ド初心者の目から見ればパラレルスタンスというだけで上級者(=イケメン)に見えてしまう、そのことも承知の上ですけれども。

あまりに気持ちいいので調子に乗ってこの日はもう一回同じことをやり(←バカ)、合計3カッコイイをいただきました。ヘルメットとゴーグルをはずしたらその実態は冴えない40歳のハゲオヤジなのだよ、フフフ。

夕方が近づいてくると気温は徐々に下がり始め、雪質も重い湿雪から軽いパウダーに変わってきました。主にステージ4(人が全然来ないので荒れにくい)で「落下する小回り」のイメージをつかむ滑り込みをリフト終了まで続けました。私がリフト終了まで滑るのはわりと珍しいことです。そもそも滑り出しがかなり遅かったということもありますが、やはり3カッコイイが大いにモチベーション向上につながったと見てまず間違いないでしょう。

練習した小回りのほうは、う〜ん、という感じ。今わりときれいな円弧を描けてるんじゃないか? と思うこともありましたが、ほんの時たまです。どんな条件でも再現できるまでには程遠く、まったく未完成ですね。翌日の検定では、よほどの幸運に恵まれない限り小回りで65点は出ない気がします。

せめてひとなみに。-針状結晶

夕刻のアサマで降っていた雪はこんな針状の結晶

posted by Gyochan at 21:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー

2012年01月17日

続・落下

前回からの落下考の続きです。

先日の岩鞍では、落ちていくことに逆らわない滑りに気づきました。

今までは逆らっていたわけです。落ちているのを止めようとしたり、それを止められずに落とされたりしていました。

たとえば、クリスマスに Asama 2000 で滑った時のこと を思い出してみましょう。

斜度が強いので、どうしても山側に身体が逃げてしまってきちんと板を追い越せない。後傾になるとよけいエッジが利かずスピードが出てしまう。よけい後傾になる。結局ズジャー、ズジャーとズリ落ちてるだけ。これじゃあかん、と思い切って前傾を強めたら逆エッジを食らって前方に激しくコケた。

今はなぜコケたか、そのプロセスがはっきりわかります。

山エッジを強くかけて板は横滑りしているのに、その最中に私は前傾してその板を追い抜こうとしました。しかし、横向いてる板を落下方向に追い抜くとエッジが山から谷に切り替わるのです。横滑りしている最中にエッジを切り替えたりしたら、そりゃあ逆エッジをもらいます。そんなこと火を見るより明らかじゃないですか

この、「板を落下方向に追い抜くとエッジが勝手に切り替わる」という発見、これがヒントになって私の小回りに対する認識は大きく変わりました。

大回りでの切り替えはわかりやすいですよね。切り替えはほぼ斜滑降中の出来事と言ってよく、「はい、山回りに入ったよ〜、伸展した外脚を格納して〜、両スキーをだんだんフラットにしていって〜、フラットになったら次は谷エッジを徐々に立てつつ〜、上体をゆっくり斜め前方へ〜、そして外脚を伸展〜」と、やることはたくさんありますが考える時間もたっぷりあります

それに引き換え小回り中はそんな悠長に順序立てて運動しているゆとりはありません。理想的なのは、ひとつの動作が次の動作を引き起こし、それがそのまた次の動作を引き起こすといった具合に、ドミノ式・連鎖的に、つまりなかば勝手に小回りが生じることなのではないでしょうか。

落下によるエッジの切り替わり、ひねられた下肢が復元しようとする動き、たわんだ板が復元しようとする動き、これらのスキーヤーが特に働きかけなくても自発的に起こってしまう動きを、起こりやすいようにうまくお膳立てしてやり、うまく組み合わせたりつないだりしてやることで、小回りは驚くほどオートマチックになるのではないか、と思うんです。だってそうじゃないとあんな激しい動きが実際に行われていることの説明がつきません。

と、とりあえずここまで理解は進みました。

理解しただけですよ。できるもんじゃないです、まだ。おそらく難しいのはきっとそのお膳立てとかやりくりなのです。

そしてその重要なお膳立てのひとつが、落っこちていくことに逆らわないポジションなんじゃないか、っていう。

posted by Gyochan at 23:57 | Comment(3) | TrackBack(0) | スキー

2012年01月16日

落下

落っこちることを落下といいますな。

スキーの技術論ではこの落下という言葉がほんとうによく使われています。本でも見るし友達に教わっていても言われるしスクールでも言われるし、正直なところ落下落下うるせえよと思っていたんですが、今ようやくこの落下というやつの意味がほんの少しだけわかった気がします。片鱗を見た気がしてます。

こないだの岩鞍で、ボコボコゲレンデを構わず猛スピードで突っ走ってみるという経験をした結果、(一時的なことかもしれませんが)平らなところであれば物理法則にすっかり身を委ねることができるようになりました。加速に対して身構えない、板に乗せられた荷物のように振る舞うということです。

直滑降と同じことのようですが、直滑降ほど能動的なことでもないような気がします。落ちていくのに逆らわない、というのが近いでしょうか。直滑降のように積極的に落ちていこうとするのではなく、落ちていってても気にしない、みたいな。自然体というか。

落下していこうとする力に逆らわない、落下を拒まないことで初めてできることがあるのだ、というのが初めて薄々わかりました。

大回りについては前からスピードを出そう出そうと滑っていたので落下などと意識せずともおおむね落下だったのですが(でもまだ切り替えで落下しきれてませんが)、小回りは落下なくしては回れないのではないかとさえ思い始めました。

わたくし出自はいわゆる長板時代のスキーヤーですので、小回りは止めるエッジングすなわちウェーデルンのイメージが抜けませんでした。が、こないだの岩鞍で心地よい落下に身を任せながら小回ってみたところ、「板が自分の体の下を ∞ 字にまとわりつく感じ」というのを初めて体験したのです。それに近い感じ、ですが。

板が先かオレが先か、というくらいの落下関係じゃないと小回りは始まらないのですね。

いや、この感じ方は小回りビギナーの感じ方であって、巧い方々はそれを適正で居心地のよい位置と感じるのだろうし、一年前の私だったら頭が下になるほどの前のめりと感じたことでしょう。つまり斜面と板と自分の関係なんていつも主観的で感覚的で、経験と心境に左右されていくらでも変化するもんなんですよね。

先日の狭山では、とにかくゲレンデが狭すぎて心地よく落下することができず、この落下感を再体験することがほとんどできませんでした。

今週末はちょっと落ちに行きます。

posted by Gyochan at 23:38 | Comment(4) | TrackBack(0) | スキー

2012年01月15日

狭山。すぐ帰った。[滑走日数17]

土曜日、ほんの少しだけ狭山を滑りました。

こないだ岩鞍で偶然体験したちょっとした現象の意味をどうしても確かめたくなり、矢も盾もたまらず狭山に行ったわけですが……。

まあ、なんといいますか、シーズン中の狭山は心底つまらない

狭いし短いし斜度はないし雪はグサグサだし。ものすごくすいてますけどね。最初のうちは運行はA線だけで、B線はしばらく止めてたくらい。それでもリフト待ちなし。11時前にはB線も動き出しましたが。

私はまったく積極的なスキーができず、大胆に動けませんでした。シーズンインしたら来ちゃダメです。もう狭山は来シーズンの10月まで行くのやめとこ……みじめになる……。

まったくやる気が起こりません


確認したかったちょっとした現象のほうも再現できたようなそうでないような、消化不良な感じでとっとと家に帰りました。

予定より時間が少し浮いたので初号機をかなりしっかりめにメンテナンスしました。雪の薄い時期の丸沼やアサマでブッシュを踏んだ小傷がたくさんついてましたが、ロータリーブラシで入念にブラッシングしたらほとんどの小傷は消え、いいツヤが出ました。

来週末はアサマ行きます。22日の級別テスト受けてみますよ、へへ。

posted by Gyochan at 20:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2012年01月11日

ゲレンデ撮影サービス

毎度。

自分が滑っている姿を録画してもらったことありますか? あれへこみますよね……。

こ、これは俺じゃない!

いつ見てもそう思います。初めて見ると誰でもそう思うみたいです。私も初めて見た時がいちばんショックでした(それはもう本当にショックでした)が、いまだに自分の滑走している姿を見てカッコイイと思えたためしがない。

けど、刺激になることも事実なんですよね。なので私も時々、友達に頼んで撮影してもらっています。それを見てどこを直すべきかなんてどうせたいしてわかりゃしないんですが、「いずれにしても、このままじゃいかん」という気持ちにさせられます、強く。もちろん、見るべき人が見るべき視点で見れば良い反省・分析・教育材料になります。

しかしビデオ撮影はなかなかできるもんじゃないです。自分でやろうと思ったらまずビデオカメラを持ってなきゃいけないし、カメラマン役が必ず必要。ビデオ撮影してくれるスクールもありますが、気軽というわけにはいかんです。

そこで考えたんですけど、ゲレンデにカメラを常設してしまうってのはどうでしょうね。

スキー場ライブカメラは今もあちこちにありますが、コンディション確認用なので数分おきの静止画だったりすごいロングショットだったりします。そうではなく、ゲレンデ上のスキーヤーを狙うカメラです。

ゲレンデのコース脇にカメラを設置します。正面・横のマルチアングルで2台あるとなおいいでしょう。リフト支柱みたいな高いところからの画もいいですね。

それを Ustream とかで配信してもいいんですが、リアルタイム配信だけじゃ当人が見れませんから、時系列でアーカイブする。滑ってる本人は自分が滑った時刻を頼りに自分の姿を探して観覧。

どうです、これ。技術的にはたいした額かからんと思うが、需要があるかなあ。俺だったら見るなあ、ぜったい。リフト降りた時間を毎回メモっといて全部見るね。

posted by Gyochan at 00:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | スキー