2012年01月29日

なんだこれは

せめてひとなみに。-YONEX ORBIT

なんでこんなものがうちにあるんだ。
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2012年01月28日

心のホームゲレンデはパウダー祭り [滑走日数20]

本日は会社の同僚1名(スノーボーダー)と日帰りで信州湯の丸スキー場へ行ってまいりましてよ。

せめてひとなみに。-湯の丸スキー場 第6ゲレンデと同僚

湯の丸スキー場 第6ゲレンデと同僚の後姿

湯の丸は私が心のホームゲレンデと愛してやまないスキー場でございます。

のんびりと穏やかなムードに支配された小さなスキー場で、ここへ来るとあくせく練習しようと言うよりは静かに雪と対話していたいという気分にさせられます。

そんな湯の丸スキー場、場所は東信エリアなどと称される上信越道の群馬寄り。小諸インターを降りて30分、八王子の我が家からは渋滞がなければ3時間で着いてしまう、日帰り圏内のスキー場です。

斜面構成は緩斜面主体で6コース・リフト6線。厳しさは微塵もありません(詳しくは 公式サイトのコースマップ をご覧ください)。どうにか急斜面と呼べるのは唯一、第1ゲレンデの下1/3だけで、ほかはすべて中緩斜面と言ってしまってよろしいでしょう。

都心からいちばん近いパウダースノーエリア」と謳うだけのことはあり、本日はたいへんパウダー日和でございました。「パウダー」という言葉はただの新雪の意味で濫用されているきらいがありますが、わたくしパウダーとは「新雪の表面を息で吹けば雪煙が舞い上がるような軽い粉雪」だと認識しています。本日の湯の丸はまさにそんなパウダーでございました。

陽が差しながら雪が降り、かつ気温がむちゃくちゃ低いというお天気で、空中の雪も地面の雪も太陽が反射してキラキラとスパークルに輝くダイヤモンド・ダスト状態。標高が 2000m 近いスキー場なので寒いのはいたしかたありませんが、コース下から吹き上げてくる向かい風には少し困りましたね。

スノーボードの同僚はコース脇のパウダーを存分に召し上がったようでございます。わたくしはと申しますと、整地の上にはらりと乗ったパウダーのやわらかい感触を板の裏に楽しみながら、一日優雅にスキーいたしました。

湯の丸に着くまでは2級受検再挑戦に備えて小回りをみっちり自主トレしようと心に決めていたのですが、湯の丸のやさしい雰囲気に包まれ、やさしいバーンの上に立ったら、そんな気持ちはどこかに吹き飛びました。今日は検定を忘れて、心のままに雪とたわむれよう。そんな一日となりました。

検定板に使えるか判断するために弐号機 ULTRA SONIC を持ってきたのも正解でした。板なりで滑るのが楽しいこの板は今日のおまかせ気分にぴったり。スタンスを腰幅にセットし、重量挙げのようにパワーポジションをとると、弐号機は手綱の切れた駿馬のように駆け出してくれました。

今日はいくつもの団体客が来ていたようですが、それでもゲレンデもリフトもまったく混み合うことなく、食堂も穴場の4ゲレ下『ペア』を使ったので畳の上でゆったり。客が少なくても閑散といったムードにならないのはなぜでしょうかね。

4ゲレ常設ポールコースのタイムチャレンジャーも2度チャレンジしましたが、今回は計測がうまくいかず記録なし。変だなあ。センサーの前を雪が降っていたからかしら?

午前は6ゲレ、午後は4ゲレを主に回し、最後に1ゲレをちょっと滑って3時前にアガリ。技術的な進捗はありませんでしたが、たっぷりと魂を洗濯してきました。ああ、楽しかった。

せめてひとなみに。-湯の丸スキー場 第1ゲレンデ

湯の丸スキー場 第1ゲレンデ。午後にはかなり荒れていました

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2012年01月25日

反省してみよう

先日の2級不合格について反省をしてみる。

不合格だった理由としてまず考えられるのは単純に実力不足

順当に考えればこれに尽きます。実力不足は謙虚に痛感していますが、しかしこれでは抽象的すぎて「もっと練習する」というこれまた抽象的な施策しか引き出せません。なのでそこはちょっと置いといて別な角度から考えます。

ほかに考えられるとしたら、実力は足りていたが検定への取り組み方を間違えた、という可能性。

未練がましいですが、もしかするとやりようによっては受かっていたのではないか、という疑念があります。「いやヘタだっただけでしょ」というツッコミはわかります。わかりますよー。でもね、それをいったん置いといての話。

今思うと全体にちょっと飛ばしすぎたな、と思います。別の受検者がかなりスピードを抑えた滑りをしていて、「むしろ俺はもっと出せるところを見せてやる」みたいな心境になっていました。結果はおそらく裏目で、操作が追いつかなかったりバランスを崩したりしていたでしょう。実際に、スピードが遅くて地味だけど破綻なく美しい滑りをした受検者はたんまり加点をもらって合格しました。スピードはいらんのです。知ってたけど。

そもそも基本的にスピードを出すのが好きです。転ぶか転ばないかというぎりぎりのあたりを何とか御しきれた! というスリルや達成感がスキーの楽しさのひとつだと思ってるんですよね。それでつい。

でも検定でそんな危なかっしい滑りをしてたら合格させてもらえるはずないですね。大回りではいちおう65点をいただきましたが、スピードを抑えてもっと堅実に滑っていたらもしかすると加点が出ていたかもしれません。そしたら受かってたのか。ああ、未練がましいなあ。

小回りは、自覚している通り未完成でした。未完成のまま、これも無理にスピードを乗せようとしてしまった。ゆっくりできないもんを速くはできないですね。それで64点はもらえたのだから、もうちょっとゆっくり丁寧にやればうっかり合格点が出てたんじゃねえのコレ、というね。いずれにしても、小回りはまだみっちり滑り込む必要があります。

あと具体的な反省としては、ほかの受検者の滑りはなるべく見ない。イントラ兼検定員による前走をしっかり見てターン弧や回数、リズムを参考にするんですが、その後にほかの受検者の滑りを見せられるとイメージが吹き飛ぶんですよね。かといって見てないと下からの合図とかがわからんし。一番手で滑るのがベストなのかな。

そんくらいかなあ。まだなんかあるかなあ。

posted by Gyochan at 22:41 | Comment(5) | TrackBack(0) | スキー

2012年01月22日

2級に挑戦(1回目) [滑走日数19]

せめてひとなみに。-この日のステージ3

前日に引き続きアサマです。記事3つ一度にアップしたんで、読み落とさないでね。

SAJ 2級を受検してきました。

結論から言うと不合格

初検定です。いや、正確には二十数年前に SIA ジュニア国際スキー技術検定セミシルバーを取得しているのですが、持っているうちに入らんでしょう。

私の目標は歌って踊れる中級スキーヤーですので(ちょっと違ったような気もしますが)、胸を張って中級を名乗れるのは SAJ の 2級と SIA のシルバーかな、ということで、このふたつの取得を当面の目標にしています。なお、そこから先(1級やゴールド)へ進む気は毛頭ありません。

というわけで、現在の自分の実力を大まかに知るためと、検定の雰囲気や段取りを知っておくために、自分的には時期尚早かもと思いつつ2級を受検してみることにしました。アサマには何度か足を運んでいますが、あまり上手に滑れたためしがないのでそもそも受かる気はしてませんでしたね……。

まずはスクールの受付で受検を申し込み、受検料 4,000円を払い込む。渡されたゼッケンは23番。AM 10:00 にパト小屋の前に集合、と言われ、それまで足慣らしをしておくことにする。

この日のアサマはよく晴れていて、しかもかなり気温が高い。ミドラーやヒートテック=モモヒキは必要なかったかも。ステージ1、ステージ4、ステージ3と徐々に斜度を上げながら足慣らしをしていると汗が出てきてしまった。

ゲレンデは朝イチは整地してあったものの、きのうのたっぷりの積雪と今日の暖かさでかなりやわらかい様子。これはすぐに雪面が荒れてしまいそうだ。やだなあ。

10:00 少し前にゼッケンを装着してパト小屋前に行くと、私と同じようにゼッケンをつけた人々が三々五々集まってきていた。「1」「2」「3」とひとケタのゼッケンをつけた人たちはおそらく1級受検者ですね。そして「21」「22」と 2 で始まるゼッケンをつけたのが2級受検者でしょう。挨拶をしてみるとその通りでした。

10:00 になり、イントラの指示のもと全員で準備体操し、1級班4名は事前講習へ、2級班3名は講習内検定に。

2級班は私を入れて3名。女性1名、男性2名、見たところ全員四十がらみでしたね。

検定員は関さんというやはり四十がらみのイントラ。とにかく明るく声のでかい人で、だいぶくだけた調子で(ややなれなれしく)どんどん指示や説明をする様子はちょうどお笑いタレントあべこうじのような感じ。おかげでずいぶん楽しく受検できた。

受検仲間、ゼッケン21番の女性はうまかった。スピードはあまり出さないけれど操作が正確・ていねいでフォームも実にきれい。破綻がなく見ていて危なげがない。この人は私よりうまい。きっと受かるだろう、この人が落ちるなら俺はもっと落ちる、と思った。

もうひとり22番の男性はもう少しかな、という感じだった。たぶん私よりはヘタだろう。この人が受かるなら私も受かる。しかしこの人が不合格でも自分はわからない。落ちるかもしれないし受かるかもしれない。

自分の実力はこのふたりの間あたりだろうとは思うけれど、間のどのあたりなのか、そこらへんは自分ではよくわからない。女性寄りの位置だとよいのだけれど。

検定は、スキースクールと同様の講習を受けながらそのどこかでいつの間にか採点されている、という形式で進んだ。私はまず大回りで両手の位置と上体のカブセ過ぎを指摘され、これは講習中に修正できた。というか、上体うんぬんについては、人に見られてフォームが乱れていたのが何とかいつもの正常値に戻ったという感じ。

講習はほぼ大回りに終始し、結局小回りらしい小回りは途中で1、2本しか滑らず、あまり具体的な指摘も受けられなかった。そして、総合滑走に至っては試技じたいがなかった

あれえ、これで終わりかあ、という感じで2時間の講習は終わり、12:45 にスクール受付で結果を発表すると告げられる。受かっているとも落ちたとも手ごたえのないまま(初めてなので当然ですが)ラクーンでパスタ単品を食べつつ発表までじりじり待った。ラクーンのパスタはあらかじめ茹でたものを出すのに、わりと茹でたてに近い感じでうまい。

発表の時間になりスクールに行くとすぐに2級合格発表が行われました。まずは講評。「今日はアサマには珍しい、やわらかく荒れたゲレンデで難しかったと思います。そうした雪面への対応も含めて評価しました」とのこと。

合格者は21番の女性。以上。

落ちたかあ〜

採点表を見せてもらう。

大回り 65 / 小回り 64 / 総合滑走 65 / 計 194

やっぱ小回りかあ〜

うまいと思った21番の女性は、なんと各種目にあれこれ加点が付き 201点 という成績。プラス6点とはすごい。一方、私がヘタだと思った22番の男性は私と1点差の 193点 での不合格。自分はこのふたりの間だろうという予測は正しかったが、ずっと男性寄りだったということだ。

落ちてもともと、という心境で受検したつもりがいつの間にか入れ込んでいたらしく、不合格の事実は地味にショックだった。私の結果についての講評も受けたが、半ば放心していたので細かい部分はよく覚えていない。

よく覚えていないが、小回りの弧がタテ長過ぎたのでもう少し板を横を向ける時間を長くとったほうがよい、というようなことを言っていた。ううむ、そこがダメなら講習内でそう言ってもらいたかったなあ。私はその時、雪が荒れていたのでわざとタテに落として滑っていたのだ。その場で直せと言われたら、もしかしたら直せたかもしれない……。

まあ、言ってもしゃあない。初受検で受かるかもなどと思ったほうが甘いのだ。

この放心状態で滑るのはちょっとまずいなと思ったので、そそくさと帰った。

せめてひとなみに。-高峰高原から望む雲海

帰り際、小諸市街を包む雲海に力強く励まされた

posted by Gyochan at 23:42 | Comment(326) | TrackBack(0) | スキー

小諸の中華食堂・珍来

この週末のひとりスキー行、宿がビジホなので夕食は外です。

わたくし、ひとりで知らない土地に行った時は地元の人しか入らなさそうな中華食堂をぶらぶら探して、麻婆豆腐定食を食べます。

中華食堂なら商店街を歩けばまずどの町にも一軒はあるし、絵ヅラ的に見つけやすい。何より中華食堂は 100%できたてアツアツが出てくる。理由としてはこれが一番でかいかな。冷めたもん食うのキライなんです。メニューが麻婆豆腐定食なのは、単に大好物だからというのと、まずい麻婆豆腐を食わされた経験があまりないから。つまり低リスク高リターン

小諸の市街地を貫く地味な国道141号線をたらたら走りながら沿道を観察していると、『珍来』というお店がありました。ラーメン屋なのか中華料理屋なのかパッと見では判断つきませんでしたが、まあどっちでもいいやと入ってみました。

客席はカウンター、テーブル、小上がり合わせて15席くらいとこぢんまりしたもの。もう期待通りの「町の小さな中華屋さん」そのもの。厨房におやじ、ホールにおばちゃんという図式もザ・中華食堂。この風情なら、何が出てきても絶対うまいだろう!

気さくなおばちゃんと楽しく世間話をしつつ麻婆豆腐定食をいただきました。実にうまい。町の中華食堂としての期待値はしっかりクリアしたお味でした。ご亭主はプリンスホテルで料理の修業をした人なのだとか。

去年の10月に開店したばかりと聞き、「じゃあ僕のスキー仲間にも宣伝しときますネ!」などと言ってしまったので、記事にしました。私もまた行ってみようと思います。その時は写真を撮ってきます。


大きな地図で見る
posted by Gyochan at 22:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他