2011年12月25日

朝までアサマ [滑走日数9]

日帰りでアサマ2000パーク、行ってめえりやした。朝までじゃないっす。昼過ぎには帰りやした。

せめてひとなみに。-アサマ2000 ステージ4 貸切

ぬはは、ステージ4を貸し切りですぞな!

今日どこに行こうかずっとあれこれ考えてたんですが、結局ゆうべは決まらず、朝起きて出発しても決まらず、「ま、藤岡ジャンクションまでに決めれば何とかなるっしょ」というユルさで車を走らせました。

湯の丸は前シーズンの春のリフト券を持っていくと一日券が半額になるというサービスを毎年やっているのですが、いかんせん滑走可能コースが少なすぎる。

たんばらはゲレンデ条件はよかったのですがおととい行ったばかりだし、今回はヒトリストなのでもう少しストイックなスキー場のほうがいいかな。

川場はついに白鳥スカイラインが開通したとのことで、最後まで有力候補に残りました。しかし今回はじっくりと低速練習もしたいと思っていて、それに適した緩斜面がありません。いや、緩斜面はあるにはあるのですが、間違いなくボーダーでいっぱいのはず。

ほかに日帰りしやすくて、コースがまあまあ色々あってみたいなとこ……アサマか……。

アサマはちょっとトラウマがありましてですねわたくし。ステージ2(平均22°でまったいらな中急斜面一枚バーン)を調子に乗ってすっ飛ばしてたら別のお客さんとハードクラッシュしてしまい、肩を亜脱臼するというアホをやったことがあるのです。明らかに私がアホだった事故でして、アサマに行くと自分のアホさを思い出すので行くのがちょっとイヤなのです。

しかし、アサマは基本的に誰も滑らない「アンテロープ」と貸切ポール専用の「パノラマコース」以外は全部滑走可能、つまり実質的には全面オープンしているに等しい。もう一度滑ればトラウマも消えるかもしれないし、行ってみようか。

前置き長いなあ。

せめてひとなみに。-雪山道トゥ・ザ・高峰高原

アプローチは圧雪路。ところにより凍結。

アサマはすいてました。ガラガラ、と言ってもよい。もしかするとこのスキー場、いつ行ってもすいてるのかもしれません

アサマではカービング大回りでギュンギュン飛ばすことはしたくない。ゲレンデ上はそんな人たちばっかりなので、互いに気づかないままターンのリズムがカチ合うとたいへんな事故になる。前回の事故もそれ。なのでわたくしは静かにおとなしく小回りの練習をいたします。

それにしてもアサマの客層は変わってるよ。スキーヤーが多数派で、みんな基礎ラー、みんなやたら巧い。少数派のボーダーはというと、これがほとんどアルペンボード。ふつうのボードの人なんてその気で探さないと見つからない。独特ですな。

そしてこの人たちがとにかくみんなカッ飛ばしている。一般的なスキー場では巧かろうがどうだろうが極端な猛スピードで滑走するのは基本的にワルイコトとされていますが、アサマではむしろそうすることが自然なくらいみんなカッ飛ばしている。すいてるし、みんな巧いからそれでいいのでしょう。飛ばす人たちはちゃんと時と場所をきちんと選んで飛ばしているようです。

話がそれた。

せめてひとなみに。-アサマ2000 ステージ3

ステージ3も貸し切り同然になることがあった

ステージ3は小回りで滑るとスピードが出過ぎずちょうどよかった。まだまだギクシャクしたヘボ小回りであることは自分でも十分感じられるのだけれど、それでも何度か「ん、これいい感じ」と思える滑りができた。気がした。

時たま、突いたストックを軸にコンパスのようにクルンッと滑らかに回れることがあり、しかもそれが左右で何度かつながることもあった。せいぜい3、4回、つまり2往復くらいだけど。ターンで板に追い抜かれ、切り替えで板を追い越し、をていねいにやればいいようだ。ただ、たまに切り替えの瞬間に板が「ピョッ!」と横にすっ飛ぶ時があって、そういう時は完全に身体が遅れてしまう。これが板の反発ってやつなのかしら。うまくリズムに合えば利用できるのかもしれないけど、今の私にはムリで〜す。

せめてひとなみに。-アサマ2000 カフェラクーン貸切

早めにレストランに入ったらこちらも貸し切り同然。さっさと昼飯を済ませ、因縁のステージ2に出向きました。こっちでも小回りの練習。しかしステージ3に比べると斜度が強いので、どうしても山側に身体が逃げてしまってきちんと板を追い越せない。後傾になるとよけいエッジが利かずスピードが出てしまう。よけい後傾になる。結局ズジャー、ズジャーとズリ落ちてるだけ。

これじゃあかん、と思い切って前傾を強めたら逆エッジを食らって前方に激しくコケた

顔面から落ち、買ったばかりのメガネがぺちゃんこに……。

この一撃でもう今日は何やっても駄目スパイラルに陥ってしまったので、平均6°のド緩斜面ステージ1に移動して低速練習にはげむことにしました。前からやっておきたかった、片足スキーの練習です。片足スキーというか、内足ターンです。前にスクールで鬼のシゴキに遭ったけれどできなかった内足ターン、いつかできるようになってやると心に誓ったまま誓いっぱなしになっていたのです。

いや〜、できないもんですね。さっぱりできない。

いきなりやろうとするからできない。順を追ってやろう。ターンしながら歩いてみよう。左右細かく踏み替えながらターンするのだ。断続的ではあるけれど内足でターンしている瞬間ができるはず。よっ。よっ。……あかん。できない。よろけまくる。転ぶ。

まあ待て。順を追ってやろう

要するに、アウトエッジが使えるようになればいいんだろう? いいですよ、斜滑降からやりますよ。山足斜滑降をやってみましょう。ぐへえ、むずかしい! 谷足だけの斜滑降はあんなにカンタンなのに。バランスが取れず、何度も谷足を地面に着いてしまう。ターンではいったん両足を使い、帰りの斜滑降も山足。だんだんできてきたぞ。だんだん。

リフト2本で山足斜滑降はほぼできるようになった。慣れるもんですな。では、片足のままターンに入ってみる。斜滑降時の山足はターン時の外足だから、ターンじたいはそれほど難しくない。しかしターンに入るのが難しい。アウトエッジからインエッジへの切り替え。ここで何度も転んだ。

ターンが済んだら足を替えて山足斜滑降に入るのだが、この足を替えるタイミングを徐々に早めていく。谷回りまでは外足を使い、フォールライン過ぎたら内足に乗り込んで山回りは内足一本でターンし、そのまま斜滑降する。うん、これはわりと簡単。山足斜滑降ができれば内足山回りは可能ね。

やはり難しいのは切り替えか。結局内足一本での谷回りはできずじまい。このやけにストイックな練習で何度も何度も尻餅をついたせいで、大腿骨の出っ張りがひどい打ち身になってきた。昨シーズンは分厚い脂肪に守られてちっとも痛くなかった場所だが、やせたおかげで転ぶとすげえ痛い。おいおい、ダイエットに成功したのは失敗だったんじゃね?

午後2時前にギブアップ。

まあ、メガネを今日中に直してもらわにゃならんし、関越混むかもしれんし、早く帰ろう。レストランで焼きたてのあんこ入りクロワッサン(←すごうま)をアテにコーヒーを一杯飲み、帰宅した。

いや〜、短い一日だったが、長いブログだった

posted by Gyochan at 20:26 | Comment(7) | TrackBack(0) | スキー

2011年12月24日

フリースのネックウォーマー

三連休中日(なかび)の今日は、スキーはお休みして午後まで寝て、お買い物などをしておりました。

せめてひとなみに。-フリースのネックウォーマー

きのうのたんばらでずいぶん寒い思いをしたので、フリースのネックウォーマーを買いました。これいくらだと思いますか。

980円? ふふふ、そんなに高くないです。500円? まだまだ。

ずばり、199円

スポーツ店のスキー用品売り場で買うと1000円くらい、ブランド品だと2000円近くもするネックウォーマーですが、要するに単なる布の筒ですから、値段がいくらでも機能に違いはない。なら安いにこしたことない。

というわけで私はワークマンで買います。

ワークマンの外観

ワークマンはガテン系の作業着屋さん。フリースのミドルレイヤーとかインナー、スノーブーツといったものも私はここで買ってます。とにかく安い。安くて丈夫。その代わりデザイン性は皆無。実用性だけが問われるお店。

このネックウォーマーも、じゅうぶんあったかいですよ。

posted by Gyochan at 19:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | スキー

2011年12月23日

クリカン、襲来。[滑走日数8]

クリスマス寒波がやってきました。

せめてひとなみに。-たんばらスキーパークを襲うクリスマス寒波

たんばらスキーパークを襲うクリスマス寒波

私の会社の同僚・元同僚、大学の先輩、先輩ご夫妻、ご友人といったなんだかごたまぜなメンバーたんばらスキーパークを滑ってきました。

いや〜、AM7:30 の到着から吹雪です。さんむい風がびゅうびゅう吹いていて、これはちと、滑走は厳しいのではないかと思ったのですが、せっかく降っているんだしと滑ることにしました。

たんばらは初めて。休日のたんばらはたいへん混雑すると聞いていたのですが寒波のおかげか客足はそこそこ程度。主力となる第2高速リフトのリフト待ちもほとんどの時間帯で5分未満だったと思います。

それにしても天候。とにかくよく降る。ずーっと雪降ってた。そしておそろしく冷たい風。リフトでこの風にさらされていると「もうやだ、おうちにかえる……」と思うほど。

しかしそのぶん、ゲレンデコンディションは素晴らしかった。それはもう片栗粉のようなサラサラの雪が板の下でころんころん転がって、滑走感は最高。今日はまったく転ぶ気がしませんでした。

たんばらは、緩斜面主体のかなりやさしめに振ったゲレンデ構成。物足りないかも、と心配していたのですが、いやいや、中斜面はなかなか気持ちいいです。斜面に緩急の変化があって面白い。滑走感良好です。いったん第2高速リフト(クアッド)で山頂まで登り、そこからはゲレンデに向かって左奥の第4リフトでレイクウッドコーストライアルコースをかわるがわる、最後まで回し続けました。

このゲレンデ左奥のエリア、なぜか常にガラ空きでした。

客の人気はセンターコースに集中していました。トライアルコースは上級者向けということになっているので人が来ないのはわからないでもないのですが(実際には中級者ならじゅうぶん滑走可能)、レイクウッドコースのほうは私のように早く中級者と胸張って言えるようになりたいくらいのレベルの人にぴったりな楽しいコース。このふたつのコース専用と言える第4リフト(ペア)は常時待ちなしでした。

入り口がわかりにくいということもなく(第2高速を左に降りてひたすら右へ右へ行けばよい)、入り口に少し斜度の急な箇所がありますがセンターコースからもトラバースで入り込めますし、レイクウッドコースが忌避される理由が特に見当たりません。不思議。

まあ、理由なんかどうでもいいんです。楽しいコースがすいてるんですから文句はありません。

今日はここを初号機でキュンキュン斬って楽しみました。トーション(ねじれ剛性)が低くズレやすいと思っていた初号機ですが、きちんと外足インエッジ全体を使えば斬る滑りもできることがわかってきました。ただ、右外足ではできても左外足ではこれがなかなかうまくいかず、左右の対称性を整えることに心を砕いて滑りました。

最後に、どうしても強調しておきたい点がひとつ。

たんばらは、スタッフの態度がほんとうに素晴らしい!

チケット窓口から売店、食堂、リフト乗り場まで、どの場所のどのスタッフも全員いきいきとした笑顔で実に心のこもった応接をしていました。本当にびっくりでした。こんなにスタッフの感じがいいスキー場は初めてです。それもファミレスのようなマニュアル笑顔ではなく、まるでたんばらで滑ってもらってうれしい気持ちが自然に顔と態度ににじみ出ているかのような雰囲気です。笑顔で接客してもらえることの大切さをしみじみと感じました。こっちが大声で「よろしくお願いしま〜す」と声をかけてもまったくノーリアクションなことさえある某西武系屋内スキー場とは、スタッフ教育の水準が天と地ほども違います。

たとえば、第4リフト乗り場はアプローチが少し登り坂になっていて少しだけV字登行を強いられるのですが、その場所には必ずひとりおじさんが立っていて、登行してくる客ひとりひとりに「ごめんねぇ、はい、がんばって!」などと声をかけてはげましたり、子供が登ろうとしていたらストックで引っ張り上げてあげたりしていました。こんなのはほんの一例。

「客が安全に楽しく気持ちよく過ごすために、スタッフである自分はどう動けばよいか」ということを、ひとりひとりのスタッフが自分の頭で考えた結果のように見えます。彼らの行動からマニュアルの存在が透視できません。某巨大テーマパークと似た組織運営をしているのかもしれません。

たんばらへ行くことがあったら、ぜひ注目してみてください。

posted by Gyochan at 22:53 | Comment(4) | TrackBack(0) | スキー

2011年12月19日

座りこむのはしょうがない

先日丸沼に行った際に、ロープウェーで山頂まで登って「からくら」「ローズ」と滑り降りてきたのですが、あまりの無法地帯ぶりに辟易してその日は二度とそこは滑りませんでした。

コース図 でおわかりのとおり、ローズコースは途中で大きく右に折れる箇所があります。このカーブ手前の斜面一面に、座り込みボーダーが鈴なりになっていました。なんとも不思議な光景で、思わず笑ってしまいました。あれは写真を撮っておくべきだったと通過した直後から激しく後悔しました。

どう表現していいのか、ゲレンデが野球場の外野芝生席みたいでしたよ。二十人くらいのボーダーが狭いコース一面に広がって、同じ方向を向いて座り込んでいるのです。このエリアを通過するためには手前で一時停止し、すり抜けられそうなすき間を探し、ぶつからないようにそおっと通り抜けるしかありませんでした。

同行した友人は「これだからボードはキライなんだ!」と憤慨していましたが、私には笑えました。その光景のもの珍しさと、今まで私がスキー場のボーダーたちについて抱いていたモヤモヤした考えがこの時はっきりしたからです。

これを見てはっきり理解しました。スキーヤーにとって迷惑と感じるボーダーの色々な行動は、もはやマナーの問題ではありません。スノボというスポーツが根源的に持つ性質の問題です。ボーダーがすぐに座りたがるのはしょうがない。なにしろ、斜面に立っているだけでもしんどい乗り物なのです。立ったまま休めるスキーとは事情が違います。

先述のローズコースのカーブ部は直前にちょっと急な斜面があり、無理して初級者コースと謳っているローズコースの中ではおそらく最大の難所(斜度25°)。ここをどうにか滑り降りた初級者ボーダーは絶対に一息つきたくなると思います。つまり、ローズコースの途中のカーブは必然的に初級者ボーダーが滞留しやすい場所なのです。

それでも頂上からベースに降りてくる場合、からくら〜ローズは一番やさしいルートですから、初級者にここを滑るなと言うのはゴンドラに乗るなと言うのと同じ。それは酷な話です。つまりここで日光浴をしている多くのボーダーたちに罪はないのです

さらに、問題のカーブの先の狭い通路では衝突事故が多発していました。

ここをチョッカッていくボーダーがやたら多い。たいへん狭いのでスキーならばプルークや小回り、スノボならば横滑り(縦滑り?)でゆっくり降りていくのが本来なのですが、そういう徐行者たちをスラロームのように縫ってすっ飛んでいくボーダーが何人もいました。いつ大事故が起こってもおかしくないはなはだ無謀な滑りですし、実際に私の目の前でボーダー同士が衝突しました。そして私自身も、昨々シーズンにこの場所でそうした暴走ボーダーから低空ミサイルキックの直撃を食らって負傷しています。

憤懣やるかたない暴走ボーダーですが、これもやはりコースの問題に帰してしまってよいかと思います。

プルークや低速小回りといった簡便な徐行手段があるスキーと違い、スノボにとっては徐行そのものが苦痛であると考えれば、スノボに徐行を強いるコースの構造自体が問題と言えます。

道路に置き換えて考えてみましょう。

自然渋滞や交通事故の多発地点というものがあります。そこを走るドライバー全員がきちんと安全運転を意識していれば渋滞や事故の多くは未然に防げます。しかし、ドライバー全員に安全運転を守らせることなんて現実的には不可能ですよね。それよりも、その場所で渋滞や事故が発生するメカニズムを解明して、道路の構造を修正したほうがずっと手っ取り早いし効果的です。

スキー場に話を戻すと、今日本にあるスキー場のほとんどはスノボなどなかった時代に設計されたもので、スノボ独自の特性はまったく考慮されていません。不都合は出て当然、コースのほうをどうにかすべきなのです。ボーダーが溜まって邪魔・危険だからといって「まったくボーダーは!」と思うのは間違い、「まったくこのコースは!」と思うのが正解。

少々甘い意見ですが、スノーボードが若者を中心に人気があること、また、もともとストリートカルチャーの影響を強く受けた文化であることなどを考え併せれば、多少行儀が悪いのはいたしかたないと私は思っています。ロックコンサートの会場で馬鹿騒ぎしている若者を見て眉をひそめる人はいませんよね。それをしてよい場所へ、それをしに集まっているのですから

また、そのスキー場についてスキーヤーは何ら既得権を持っていません。クラシックのコンサートホールでロックも併演するようになっちゃっただけです。なので、スノーボーダーに苛立ちをつのらせるのは筋違いだと私は思っています。誰かに何か文句を言うとすれば、スノーボーダーとスキーヤーが互いに滑りにくい環境になってしまっていることをスキー場に対して訴えるのが本筋でしょう。

と、かなりボーダー寄りの意見を述べましたが、別にマナーの悪いボーダーの味方をしているわけではありませんし、マナーを守らなくてよいと主張しているわけでもありません。現在のスキー場の状況を見るにつけ、「ことの原因の多くはスキー場の無策にある」と感じたのが本論を立てたきっかけであります。

長々とおつきあいいただきありがとうございました。

posted by Gyochan at 23:20 | Comment(7) | TrackBack(0) | スキー

2011年12月18日

丸沼で本格シーズンイン [滑走日数7]

今シーズン最初のリアルスキー場、丸沼高原スキー場に行ってきました。

ええ。ひとことで言って、最高でした

せめてひとなみに。-この日の丸沼高原スキー場

午前中は雪、午後は晴れ間が差しつつ小雪が舞う理想的な天候

人工雪のがっちりかたいバーンの上にサラサラッとした天然雪がたっぷりと乗って、いきなりこんなんでいいのかと思うほどのゲレンデコンディションの良さ。笑いが止まりませんでしたね〜。スキーっていいですね〜、本当に楽しいですね〜。ああ、楽しかった。ほんと、今日のブログはこれだけでいいくらい。

そうも言ってられないので、いつものように駄文を書きなぐりましょうか。

この日は元同僚O(1級を目指す2級持ち)と一緒。誘ってくれてありがとう、O

このヒトは私よりうまいのですが、他人がうまくなることについてはほとんど関心がないらしく、私に有益なアドバイスとか全然してくれないので、ふたりで楽しく自分のための練習をする、といった具合になりました。

ワックスの決まった初号機はいい雪質とあいまってスルスルとよく走ってくれるのですが、はじめのうちはそのスピードに慣れず、本能的にずらしてばかり。ズラシも楽しい雪ではあるのですが。

午後になって目と身体がスピードに慣れてきたので、それに合わせて徐々に制動要素の少ない滑りに変えていきました。そうなるともう、ズラシている時とはプレジャーが違いますね。ぐいぐいとタテに効いてくる遠心力。これだよ、これが楽しくて俺はスキーをやっている! リフト乗り場に着くと顔がニヤケている例のパターンです。

いちおうお約束でゴンドラで山頂まで登ってみたり、腕試しにゴールドコースを滑ってみたりもしました。

ローズコースはむかし事故をもらったことがあるのでキライなのですが、今日もあっちこっちでボーダーたちが衝突してました。もはやボーダーがどうこうじゃなくて、ローズは構造的に危険ですね。

オープンしている中で唯一の上級者コース、ゴールドコース(最大27°)は初滑り。急斜面ですが昨シーズンの実績から考えれば滑って滑れない斜面ではありません。でもなあ、さすがにシーズン初めだしビビッちゃって無理かな、と滑るのをしばらくためらっておりました。しかし行ってみたらあっさり平常心で滑れてしまいました。もちろん斬って大回りというわけにはいかず、どうにか降りてきたってだけですけれどもね。途中で変にねじれてていやらしいですね、ゴールドは。

それにしても、この程度の急斜面にビビらなくなったのは大いなる進歩ですわ。ビビるよりも平常心で飛び込んだほうがうまくいくことを経験的に知ったというのがでかい。まあ、2回は滑りませんでしたけどね、ゴールド。1回滑れば満足。

その後は「バイオレットコース最高」という点でふたりの見解が一致し、ほぼ一日バイオレットを(たまに隣りのグリーンを混ぜつつ)回していました。午後になってだんだん荒れてきましたが、それでも最後まで滑りやすかった。

大満足のシーズンスタートである!

posted by Gyochan at 22:39 | Comment(4) | TrackBack(0) | スキー