2011年10月15日

金の首飾り

毎度。

週末が雨って何だか平日5日間がムダになるみたいでがっかりですよね。

土曜日は、走れない鬱憤をぶつけるべく今回はコラムスペーサーを交換しました。ハンドル高はいじらず、単純にドレスアップです。また金パーツです。

取り付け前のスペーサーの単品写真を撮り忘れたのでいきなり Before After です。

せめてひとなみに。-before after

左が交換前、右が後。バックグラウンドが小うるさいのはかんべんしてやってください

交換前の状態は 5mm の黒いスペーサーが5個使われており計 25mm の高さを出していました。今回は金色の 5mm スペーサーを2個、カーボンの 15mm スペーサーをひとつ使いまして、ヘッド部分のワンポイントといたします。同じ 25mm、高さは変わりません。

コラムスペーサーを交換する際にはヘッドパーツの玉当たりがリセットされてしまいます。再調整する時のために、まずはリセット前の感触をおぼえておきます。ハンドルを持って前輪を浮かせ、ハンドルを左右に回して現状のハンドルの軽さを確認しておきます。持ち上げるのは、地面に置いたままだとタイヤと床の摩擦が抵抗になってうまく感触をつかめないからです。

そしたらアーレンキーを使ってポイポイとパーツをはずしていきます。

まずヘッドキャップをはずします。ヘッドキャップはコラムの内側に埋められたスターファングルナットとボルトで締結されています。キャップがプラスチック製、ボルトはアルミ製でした。ボルトを引き抜いてみたらグリスは完全に枯れていて表面には錆が白い粉を吹いていました。この場所、買ってから一度も触ってないですからね……。

続いてステム。左右から互い違いに2本のボルトで留まっています。緩めて上に引き抜きます。ケーブル長に余裕がないと引き抜くのに苦労しますね。私の場合はサイコンのケーブルが引っかかって苦労しました。抜けなかったらハンドルをステムからはずせばいいんですけどね。

ステムに限らず、ひとつのパーツを複数のボルトで締めている部分は、締めるときも緩めるときも少しずつを順番にやります。ボルトのどれか一本だけに過大な力が集中しないように気をつけるということですね。そういう場所はほかにステムとハンドルの締結部、チェーンリングなどがあります。

ステムが抜けたらコラムスペーサーも全部抜け、コラムがむき出しになりました。私の Cannondale R700 のフォークはアルミコラム+カーボンブレードです。コラム表面はざらざらした感じに仕上げてありました。ステムとの摩擦を増やしてしっかり固定するためでしょうか。

せめてひとなみに。-素のフォークコラム

素のフォークコラム

自由になったヘッドカバーをそっとはずしてみたら、中身はシールドベアリングでした。上で感触うんぬんと書きましたが、あまり神経質になるところではなかったようです。

パーツクリーナーで湿らせたウェスでコラムの汚れをふき取り、あらためて薄くグリスを塗っておきます。ステムの締結力UPと防錆のためですが、アルミの上にクリアが吹いてある感じがするので、錆の心配はないかもしれません。

新しいスペーサーを差し入れ、ステム、ヘッドキャップを取り付けていきます。ボルト類はどれもグリスが枯れていたのでこちらもやはりパーツクリーナーでしっかりきれいにしてからグリスを塗っておきました。ヘッドパーツにロゴなどがプリントされている場合は、ここでロゴの向きを決めておくのもよいでしょう。

ステムはいったんゆるく仮留めし、ヘッドキャップのボルトを締めていきます。一点で急に締めごたえが重くなるので、そのあたりでコラムにガタツキやゴリがないことをよく確認してからステムを本締めします。タイヤとフレームとステムをきっちり一直線にそろえて、気をつけてハンドルセンターを合わせましょう。

カーボン柄+金の帯という意匠がシートポストの部分とおそろいになりました。見た目の効果も満足度もたいへん小さな地味なモディファイでしたとさ。

せめてひとなみに。

posted by Gyochan at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

2011年10月12日

私の教科書

毎度。今日はお気に入りのブログをご紹介します。と言っても、自転車ブログを読む人ならほとんどの人が知ってるんじゃないかな。

Kinoの自転車日記

自転車ブログをさらに小ジャンルに分類するとしたら、このブログはメンテ系ブログの頂点と言えるでしょう。私もそんなにたくさんのブログを読んでいるわけではありませんが。

たくさんの写真と簡潔で少しユーモラスな解説を読んでいるうちに、自転車メンテナンスのお約束やツボが勝手にどんどん頭に入ってくる、そんなブログです。

市販のメンテ書のようにただ手順だけを羅列するのではなく、「これをするのはこういう理由から」「この部品がこうなっているのはこれのため」と、ひとつひとつのことに必ず根拠をわかりやすく示してくれていて、自転車メンテナンスに通底する哲学そのものを学べるようになっています。

「みんながそうしてるから」「誰それがそうしろと言っていたから」といったあやふやな根拠で書かれていることはひとつもなく、紹介されているのはすべて Kino 氏本人の豊富な(気が遠くなるほど豊富な)経験に基づいた知識と技術。

といって押し付けがましいところはまったくなくて、「別の方法でやる方もいるようですが、私はこのやり方が気に入っています」といった調子。とにかく徹底してオトナのブログなのです。技術解説の濃厚さもさることながら、このブログの最大の魅力は、文章を通して伝わってくる Kino氏の人柄なのかもしれません。

全体としてレストアやオールドカンパといった「古いものを長く使うための心得」といった話題が多めですが、もちろん現代のロードバイクの整備にも相通ずる、応用のきく書かれ方をしていますので、つまりはどの記事を読んでも必ず何かしら勉強になります。そしてついに今週からは新品のタクリーノ製カーボンフレームを土台に新車の組み立て講義が始まりました。待ってましたという感じ。完全新車の記事は初めてではないかしら。

整備の話題の合間にはグルメ的な記事もあるし、お友達が工房を訪ねてきたり贈り物をあげたりもらったりといった交際の様子もつづられます。そんな様子を見て私は「ああ、Kino さんは秋山小兵衛なのだ」と思いました。

秋山小兵衛は、池波正太郎の剣豪小説『剣客商売』の主人公で引退した剣術使い(めちゃくちゃに強い)。その道を極めているところ、たくさんのご友人に愛されているところ、たまにおいしいものの話題がはさまるところなどが『Kinoの自転車日記』は『剣客商売』にそっくりで、朴訥としてやわらかい語り口までが似ています。

『Kinoの自転車日記』の本日の記事 で通算500万PVに達したと報告がありました。コンスタントに1万PV/日のアクセスがあるそうです。お化けブログです。お礼とお祝いの気持ちをこめてトラックバックさせていただこうと思います。

これからも楽しく読ませていただきます。

posted by Gyochan at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

2011年10月04日

シートクランプを交換

毎度。

ドレスアップの一環として、シートクランプを交換しましたよ。今回も、金色。

手順は、古いシートクランプをはずして、新しいシートクランプを取り付ける。以上! ってだけだとブログネタとしてはさびしいので、もうちょっと詳しく書きましょう。

ただし、私は昨日今日自転車をいじり始めた経験不足のド素人ですので、以下に書いた知見は多くの誤りを含んでいるに違いありません。鵜呑みにする前に別のサイトでも必ずウラを取ってくださいね。

まずクランプをゆるめてシートポストを引き抜きます。あっと、引き抜く前にポストの高さを覚えておきましょう。マーカーなどで印をつけてしまうのがいいですね。私のマシンの場合は目印となる位置にちょうど製品ロゴがあったのでその場所を覚えました。

せめてひとなみに。-R700標準のシートクランプ

交換前のシートクランプ

次にフレームからシートクランプを取り外します。わりとがっちりはまっていましたが、クランプの切り欠きにマイナスドライバーの先を突っ込んでちょっとこじってやったらスポッとはずれました。

クロモリフレームだとシートクランプという部品そのものが存在せず、フレーム自身がクランプになっていますよね。なので私は自分の自転車のシートクランプが別部品になっていること、それが交換可能であることをしばらく知りませんでした……。

シートポストとクランプを取り外して裸になったフレームは少し汚れていましたので、パーツクリーナーを吹き付けたウェスで汚れをぬぐい取っておきます。チューブの内側も指が届く範囲で。自転車の整備をするにあたっては何をするにもまず掃除から。これはたくさんの自転車系ブログを読んでいて頭に叩き込まれました。

せめてひとなみに。-シートチューブ上端

掃除後ですいちおう

新しく装着するクランプは Dixna(ディズナ)のアルミ製クランプ『バンテージ』。数あるクランプの中からこれを選んだ理由は特にありません。これでいっか、くらい。ロゴがもう少しカッチョよければいいんだけどなあ。

せめてひとなみに。-Dixna バンテージ シートクランプ

Dixna バンテージ シートクランプ

製品はノリで選びましたが、クランプ径はちゃんと選びます。クランプ径はどこの径を指すか一瞬迷うところですが、シートポストの径ではなく、フレーム(シートチューブ)の径で選びます。私のバイクのシートチューブ径は 31.8mm。キリの悪い数字ですが、ヤードポンド法に直すと約1と1/4インチですね。

自転車をいじっていると管の内径や外径、ネジの太さや長さなど、往々にして細かい寸法を知る必要が生じます。そんなときにノギスがあると便利。安物でいいです。ホームセンターに行けば数百円で売っています。単純な仕組みですが、0.1ミリ単位まで計測できます。使い方はまた後日ね。

せめてひとなみに。-シンワ プラノギスポッケ 10cm

私が使っているのは シンワ プラノギスポッケ 10cm

今回は新品のクランプに交換ですが、どういう状態でどのくらいの期間どんな場所に保管されていたかはわかりませんから、一応さっとお掃除をいたしまして、クランプの内面と締め付けボルトをグリスアップします。デュラグリスを使いましたよ。

せめてひとなみに。-SHIMANO GREACE

デュラグリス

以前の私はこういう部分に元から塗られているグリスの目的が理解できず、「なんでこんなところをベタベタにするんだよ……」と思いながらすべて拭き取ってしまっていました。大馬鹿野郎ですね。

ねじ山にグリスを塗ると滑ってしまってゆるんできちゃう気もしますが、固着の防止という目的がひとつと、ねじはグリスを塗るほうがよく締まるのです。日本キスラーさんという精密計測器メーカーのサイトにある論文を見ましたら、同じトルクで締め付けたとき、グリスを塗ったボルトは塗らないボルトに比べて1.43 倍の締め付け軸力が発生したとあります。いや〜グリス大事ですね〜。

さて、クランプをフレームにはめ込みます。クランプの取り付け方にもいくつかの方法があるようですね。基本形はクランプの切り欠きとフレームの切り欠きを一致させる方法で、この方法で取り付けている自転車が大多数でしょう。

ほかに、フレームやシートポストの材質によっては、クランプの切り欠きとフレームの切り欠きを180度互い違いに取り付けるよう指示があるものもあります。カーボンフレームなどはこのようにして取り付けることが多いみたいですね。

また、フレームの切り欠きとクランプの切り欠きを指定角度でずらすように指示があるものもあります。これはクランプに印がついていて、その印とフレームの切り欠きを一致させるように取り付けます。私が今回導入したクランプもこのタイプでした。指示通りに取り付けます。

せめてひとなみに。-クランプの切り欠きとシートチューブの切り欠き

白い▲印わかりますか

切り欠きをずらすタイプのものは、クランプとフレームのたわみ量の偏りを分散させて、応力がどこか一点に集中するのを避け、全周にわたってできるだけ均等にテンションがかかるようにするのが目的でしょう。

さて、シートポストを取り付けますが、その前にやはり掃除。そして、私のはカーボンシートポストですのでグリスではなく、カーボンパーツ用の増摩擦剤を塗布します。私が使っているのはフィニッシュラインのファイバーグリップ。水にぬらした砂糖みたいなザリザリネバネバした感触のものです。

せめてひとなみに。-FINISH LINE FIBER GRIP

FINISH LINE ファイバーグリップ

カーボンパーツは金属パーツと違い、強い力で締め付けた時にじわじわゆがむのではなくいきなりパキンと割れてしまうためデリケートなトルク管理が必要なのですが、誰もがトルクレンチのような高価な工具を持っているわけではありませんよね。パーツを壊さない程度に適度にゆるく、しかしずり落ちたり動いたりしない程度に適度に強く、というのを手の感触だけで締め込むわけですが、上のような増摩擦剤を使えばその感触が多少アバウトでもだいじょうぶ、というわけです。実際、どのくらい強く締めれば壊れるかなんて、本当に壊してしまうまでわかりませんもんね。

シートポストがしっかりと固定され、手でひねったり体重をかけたりしても動かないことを確認して組み付けは完了です。新しい黄金色のシートクランプ、金色のブレーキや黄色いサドルともうまく調和して、狙い通りのアホッぽさが醸し出せていると思います。

シートクランプひとつ交換するだけのことにずいぶん長々しく知ったかぶりばかり書き連ねましたが、なにかパーツ交換するたびにこの労力が必要だとしたらちょっと考えなきゃいかんなあ。

せめてひとなみに。-Dixna バンテージ シートクランプ 装着後

posted by Gyochan at 00:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車

2011年10月01日

気がつけば(今度はちゃんと)110km走ってた

毎度。

100km 走ることをテーマにわざわざ遠く茨城まで行っておきながら実は 95km 弱しか走っていなかったり、はたまた、サイコン読みは 96km だったけど「途中でサイコン止めてたから」とか何とか小理屈つけて 100km 走ったことにしたりしていた私ですが、本日やっと、胸張って 100km 走りました

最近ぐんぐん涼しくなって、サイクリング中の体力の消耗が目に見えて減ってきた。じゃあここらで一発、少し遠出をしてみますか! と思い立ち、奥多摩湖まで行ってきました。いつか挑戦しようと思ってたのよね、奥多摩湖。往復で 100km 以上あるし、しかもけっこう登る。ちょっと無謀かな。でももう奥多摩湖くらいなら何とかなる気もする。もし何とかならなかったら引き返そう。そして奥多摩湖チャレンジしたことは秘密にしておこう。

そう決めて、昼前、たぶん 10時半とか11時くらいに出発。ちょっと遅めだけど日が暮れる前には何とか帰りつけるだろう。奥多摩はよく深夜にクルマを飛ばしに行くので道に迷う心配もないしね。

往路のルートは、府中四谷橋から多摩サイに出て、多摩サイを延々と終点まで(羽村取水堰のあたり)。そこから旧奥多摩街道に出て青梅市街へ。そこからは左岸側の車道一本道。

できる限り体力を温存すべく青梅まで一貫してサイクリングペース。単純に多摩川をひたすら登るわけだから全体として登り基調にはなるけれど、峠道のようなきつい勾配はなく順調だった。

途中『福の家』という家系らしいラーメン屋で味玉ラーメン700円を食う。店内にはローディがもうひとり。黒いオルベアに乗ってた。チャーシューメン800円を食ってた。バイクでもメニューでも負けた。あ、走りは誰が相手でも負けが決まっています。

奥多摩駅を過ぎると勾配は少しきつくなってきた。そろそろ到着してもいい頃なのに、トリップメーターが 50km を過ぎてもなおいっこうにダムが見えてこず、しかも勾配もどんどんきつくなっていくので体力が不安になってきて、たまらず『桃ヶ沢』というバス停でタバコ休憩した。しかしダムはそのわずか 1.3km 先であった……。

せめてひとなみに。-小河内ダムで記念写真

ダムで30分ばかり休憩し、すぐ帰路に。

出発する時は天気もよくて、これなら半袖でオーケーだなと思ったのだけれど、やはり奥多摩は寒かった。ダウンヒルは凍えるかと思った。長袖ジャージほしいな。半袖の下に長袖のインナーを着るほどの寒さでもなかったし。アームウォーマーでもいい。

同じコースを戻るだけではつまらないので、復路は古里から右岸に渡って吉野街道&滝山街道ルート。行きが左岸だったので帰りは右岸というわけ。やはり下り基調はラクだ。行きは食事のほかに2回のタバコタイムをとったが、帰りはまったく休憩しなかった。ただし、非常に腹立たしいドライバーがおりそいつと5分くらい怒鳴りあいの口ゲンカをしていたので、それはいい休憩になった。

そういえば、梅ヶ谷峠が土砂崩れで通行止めになっていた。こないだの台風か。うちに帰ってから調べてみたところ通行止めはいつ解除になるか未定のようだ。しかもこれ、道路に隣接する民有地に放棄されていた建築残土が土砂崩れを起こしたものらしい。管理責任問えないのかねえ。私が夜中にクルマでこのあたりを走るときはだいたいこの峠が目当て。梅ヶ谷峠を走れないなんて、つまらないなあ。

もひとつそういえば、友田交差点に面して小体(こてい)な自転車屋さんがあった。小学校高学年か中学生くらいの男の子が店の前でローラー台をガンガン回しており、おじさんがふたり談笑しながらそれをながめていた。これも帰ってきて調べると「輪千(わち)自転車店」というスポーツ指向のお店だった。寄ってみればよかったなあ……!

家に帰り着いてサイコンのトリップを確認したら、110.88km でした。万歳。

posted by Gyochan at 21:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車