2011年08月15日

メタボがロードに乗ったなら

今朝の定時計量は 71.8kg、初の 71kg 台に。少なくとも 83kg はあったと思われるピーク時から 10kg 以上減ったことになる。

さて、メタボ状態から 10kg 体重が減ると、現象としていったいどんなことが起こるのか。

まず、当然のことながら、洋服のサイズが合わなくなってくる。特にズボン。靴もメガネもゆるくなります、ほんとに。我々デブはもともと少し大きめの服や靴を買うクセがついているのでなおさらです。10kg もやせれば買い替えが必要になる衣料品はたくさんあると思う。

次に実感するのが寝心地の悪さ。床に煎餅ぶとんを敷いて寝る人はやせ始めたらすぐに気になり始めると思う。皮下脂肪というクッション材が薄くなり、ごつごつした骨が直接あちこちに接触するようになってくる。

また、横向けに寝たときに背骨の湾曲が大きくなりつらい(腹の肉がないので)、横向け寝でひざとひざをあわせたときに骨同士が当たって痛い、など、睡眠環境は総じて悪化の傾向がある。

当然、座り心地も悪い。駅などの固いイスに気を抜いて変な姿勢で座ると、尾てい骨が当たって痛い思いをする。尾てい骨に限らず、あちこちの骨が張り出してくるので、ぶつけると痛い。

このような「骨がどこかに当たって痛い」などという感覚は、年季の入ったメタボにとってかなり新鮮なはずである。

これは個人差あると思うが、内臓脂肪と皮下脂肪で張っていたお腹が、内圧の減少に皮膚の収縮が追いつかずにたるんでくる。すると、今までなかったところに段腹ができたり、そこがあせもになったりする。逆に太ったような錯覚に陥るが、実際にはやせている。

私にとって盲点だったのは、愛車に装着しているセミバケットシート(レカロ)のサポート感が弱くなったこと。もちろんバケットとして用をなさないほどのゆるみではないが、腰の支えがないとなんとなくさびしいものだ。

あと、深く脚を組めるようになる。今までは脚を数字の「4」のようにエラソーに開いた脚の組み方しかできなかったが、ひざの裏にもう片方のひざを当てるようなコンパクトな脚の組み方ができるようになる。特にこれで何かが便利になるわけじゃないけど、何となくカッコイイではないか。

最後に、これは男性限定だが、やせるとナニがでかくなる

冗談ではない、本当だ。ナニの根本は皮下脂肪の層よりも奥にある。皮下脂肪が蓄積すると、ナニは根本から埋まっていくのだ。やせるということは、埋まっていたナニの根本をふたたび露出させることにほかならない。本当だってば。やせるにしたがって皮が足りなくなってくるのがわかるはずだ。

posted by Gyochan at 20:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | メタボリック

2011年08月14日

相模原ポタリング

ポタって来たが、写真はないぜ?

夕方16時頃に家を出発、野猿街道で鑓水、R16経由で町田街道、相原を経由して津久井湖の城山公園で自販機アイス食ってひとやすみ。

城山公園からちょっとだけ戻って旧小倉橋を渡り、相模川の右岸をひとつ下流の高田橋まで下る。

高田橋を渡ってひたすら道なりに上溝、相模原、尾根幹線と進み、19時頃帰宅。

Dst 45.06km
Tm 2:16:57
Av 19.7km/h
Mx 49.4km/h

津久井湖、相模川のあたりは自転車で走るのは初めてだけどクルマではお気に入りのドライブコース。特に、小倉橋から相模川右岸を下る道はやわらかくなめらかなワインディングが続く道で、深夜にクルマでうりゃうりゃ飛ばすとジェットコースターみたいでかなり楽しい。

そこを自転車で走ってみようというのが本日のポタのメインテーマであったのだが、予想通り自転車でもかなり楽しかった。河川沿いの道を下流に向かって走れば下り基調になるのが道理。それだけですでに楽しいのだけれど、相模原の濃い緑と川の上を渡ってくる風が気持ちいいし、やはり道に変化があると退屈しない。

しかしこの川沿いの道ではロード乗りとは一度もすれ違わなかったね。あまり知られていないのだろうか。尾根幹からもそう遠くないし、セットで走ればいいのに。R413 ではロード乗りと何度かすれ違った。しかしどうしてロード乗りどうしですれ違うとバッチリ目が合ってしまうのかね。

そういえば、ふた昔くらい前はサイクリストが道ですれ違うときに必ず「ピースサイン」で挨拶をする風習があったけれど、あれはすたれてしまったのかなあ。ピースサイン

すぐ脱線する。高田橋を渡ったところの小さな石造りのベンチでひとやすみしていると、犬に散歩させている子供ふたり組が通りかかった。

「あっ、ジテンシャだ!」
「ほんとだジテンシャだ!」

と絡んできた。

「どこからきたんですか?」
「八王子だよ」
「え?」
「八王子」
「……ふ〜ん」

リアクション薄いなおい。悪かったね、近場で……。

下は津久井湖と相模川の資料画像。ネットから拝借。

せめてひとなみに。-資料映像

posted by Gyochan at 19:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

2011年08月13日

ケイデンスが100を超えた日

木曜日、仕事が早く片付いたんで定時ダッシュして自転車に乗ってみたんだ。一日仕事した後に乗るのは初めてだったのでどのくらい走れるか謎だったんだけど、なぜか土日に走るよりも好調だったなあ。

こないだ茨城で 100km 走ったとき、左脚の動きがなんだかガクンガクンして違和感炸裂だったので、セッティングを見直すことにした。変更内容は、

  • クリート位置を前端いっぱいかつ外端いっぱいに移動
  • サドル高さを 5mm UP

の二点。

その結果かどうかわからないけれど、すこぶる調子がよかった。なお、私が自転車に乗っていて調子がよかったというときは、タイムがよかったとかスピードが出たとかではなく、気分がよかったという意味です。

では具体的にどういうときに気分がいいかとなるとまったく説明できないし、気分がよかったからと言ってたとえば平均速度が速かったかと言うと必ずしもそうではないらしい。

ただひとつ言えるのは、気分がいいときはいつも脚がよく回っている。

この日も「いまいい感じ〜♪」と思ったタイミングでサイコンを見たらケイデンスが 99rpm。つい二、三週間前にケイデンス 94rpm で喜んだばかりなのに、この日は終始 100rpm 前後で回していたのだった。平均速度はふだん並みかチョイ速くらいなので、つまり一枚軽いギアで走るようになった、ということか。

連光寺坂も、ギアはインナーローだったけれど最後までケイデンス85を割ることなく登りきり、しんどいことはしんどかったけれど頂上(連光寺坂上交差点)での消耗かげんも前回ほどではなかった。

茨城で 100km(ホントは 95km だけど)がんばって走った成果が出たのか? あるいは、セッティングを変更したのが正解だったのか? 日中仕事して多少くたびれた状態で乗るほうが調子がいいのか? ファクターが複数あって調子がよかった要因を特定するのは不可能ねこれ。

まあしかしあれだ。なんにせよ、景色がいいとか陽気がいいとかの外的要因ではなく、単純に自転車に乗っているだけで気分がいいというのは非常に喜ばしいですな! 運動ギライ歴39年にして初めて知る楽しさですよこれ。

私がほかに唯一楽しめるスポーツにスキーがあるけれど、スキーが楽しいのはまず雪山という環境の素晴らしさに拠(よ)るところが大きいし、スピードを出す爽快感やスキーを意のままに操る全能感が楽しいのであって、スキー靴を通じて荷重を移動することが楽しいわけではない。

ところが自転車はただただペダルを回しているだけで楽しい。景色なんか子供の頃から住んでて見慣れきった近所の道、しかも私の場合たいてい夜道、まっすぐで単調でつまらない道である。なのに気分がいい。ああ、ジョギングを減量のためではなく「楽しみ」のためにやってる人の心境もこれなのか、と思った。な〜にが楽しいんだろと思ってたけど。

もっとも、じゃあローラー台が楽しいかというと、やっぱ楽しくはないですねあれは。

posted by Gyochan at 22:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

2011年08月07日

だから違うってば

どんだけ誤解のタネを含んでいようが、どんだけ苦情を新聞社に言い立てようが、どうせ訂正記事なんかは出っこないわけで、だからロード乗りは自分自身で誤解を晴らさなければいけないのです。

競技用自転車の摘発急増 ブレーキ不備のまま公道走行 2011.8.7 朝日新聞

あまりにもひどい図。

  • タイヤが細く、大きい
  • サドルの位置が高い
  • ハンドルが下向き
  • ブレーキが無い、または片方の車輪のみ
  • ペダルに足止めがある

いったいなんですかこれ。こういう自転車を取り締まるよって図ですか?

記事のほうを最後まで読めば、上の図中で実際に「悪」とされているのは「ブレーキが無い、または片方の車輪のみ」という部分だけであることが一応わかるようにはなっています。しかし図だけではそれがわかるようにはなっていません。

つまり見出しと図だけをさっと見て通り過ぎる人たち(=この記事にそれほど関心がない多くの人たち)は、いともたやすく

「あ〜タイヤが細いやつとか、サドルが高いやつとか、ドロップハンドルのやつは、何かあかんやつなのね〜」

と誤解してしまう。いいえ、タイヤが細いのもサドルが(ママチャリに比べると)高いのもペダルにクリップがついてるのもドロップハンドルも、すべて合法です。

せめてブレーキのフキダシだけは色を変えて「違法」のマークを付けるとかできなかったのか。

《記事全文》

競技用自転車の摘発急増 ブレーキ不備のまま公道走行

 競技用の自転車で公道を走行し、摘発されるケースが今年、東京都内で急増している。ブレーキが装備されておらず、整備不良にあたるとみなされるためだ。昨年には、違法走行による死亡事故も起きた。震災で自転車通勤に注目が集まるなか、警視庁は取り締まりを強化していくという。

 この競技用自転車は「ピスト」と呼ばれる種類。スピードが出せるため、10年ほど前から自転車通勤者らの利用が増えている。3〜4年前からは、より軽量でファッション性の高い商品を求める利用者の間で人気が高まり、ブームとなった。

 だが、競輪向けをはじめトラック走行専用が多く、ブレーキがないものや、片方の車輪にしかブレーキが装備されていないものがある。ブレーキがないものは、ペダルをこぐのをやめて速度をゆるめ、自転車を止めるしかないという。

 道路交通法では、両輪にブレーキを装備していない自転車の公道走行を禁じている。ブレーキ不備で公道を走ると摘発対象となる。

※このエントリによってさらにまた別の誤解を生じさせたくないので補足しますが、私がこのエントリで主張したいのはあくまでも「ロードバイクを含む競技車両全般を社会悪と誤解させかねない報道記事に対する批判」であり、ピストバイクというスタイルの否定ではありません。

※再追記:この新聞記事については私のこのエントリよりもはるかに的確で適切で洞察も深いコラムが書かれているので参考にするならそちらをごらんいただきたい。
自転車ツーキニストでいこう!疋田智の連載えっせい 第35回 頓珍漢な記事を書かんでくれよ、頼むから

posted by Gyochan at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

2011年08月06日

信号待ち

自転車で車道を走れば必ず信号待ちがあるわけですが、私には私なりの信号待ちの流儀というものがございまして。

ひとことで言うと、最後尾で待つ。これだけ。

信号待ちの車列が並んでいる左脇をつーっとすり抜けて最前列まで前に出る。そういうライダーさんもおられるでしょう。わかります。それがダメとも申しません。

私が最後尾で待つ理由は、何度も自分を追い越させるのがクルマのドライバーに申し訳ないから。「申し訳ない」だと根拠が少々薄弱だな。「ドライバーの心理的負担を軽減するため」と言い換えてもいい。

決して、クリートがうまくキャッチできず発進にもたつく姿を最前列で見せたくないから ではありません。

自分でクルマも運転する人ならおわかりかと思いますが、原チャや自転車を追い越す時は少し神経を使いますよね。狭い道だと特にめんどくさい。

たとえば、前を走る遅いスクーターを、タイミングを見計らってうまいこと追い越したのに、そいつが信号待ちでまたすーっと前に出てきたりすると、私なんかはイラッとします。

「どうせまた抜かさなきゃいけないんだから、いちいち前に出てくんなよテメエ……」

そう、ドライバーとしては同じやつを何度も追い越したくない。なので私は、一度私を追い越したクルマはもう追い越さないことにしてます。また、信号待ちで自分の後ろに2、3台しかいないような時はそのクルマたちを先に行かせてから発進することもあります。

逆に、自転車を追い越すのがヘタなドライバーにイラッとすることもあります。

こちらがバス停のへこみや交差点を利用して身をよけてスピードを落とし、わざわざ抜きやすい状況を作ってあげてるのに、もたもたと抜かせないクルマ。

前方に遅いママチャリがおり、後ろから来てるクルマをやり過ごしてから抜こうと思っているのに、なかなか抜かせないクルマ。何やってんだよ早く抜けよ対向車線空いてるだろ今だよ今!

自転車に乗っている時に限らず、クルマに乗ってても、状況に応じてメリハリのきいた運転ができないドライバーには基本イラッとするんですけどね。

posted by Gyochan at 19:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車