今朝の定時計量は 71.8kg、初の 71kg 台に。少なくとも 83kg はあったと思われるピーク時から 10kg 以上減ったことになる。
さて、メタボ状態から 10kg 体重が減ると、現象としていったいどんなことが起こるのか。
まず、当然のことながら、洋服のサイズが合わなくなってくる。特にズボン。靴もメガネもゆるくなります、ほんとに。我々デブはもともと少し大きめの服や靴を買うクセがついているのでなおさらです。10kg もやせれば買い替えが必要になる衣料品はたくさんあると思う。
次に実感するのが寝心地の悪さ。床に煎餅ぶとんを敷いて寝る人はやせ始めたらすぐに気になり始めると思う。皮下脂肪というクッション材が薄くなり、ごつごつした骨が直接あちこちに接触するようになってくる。
また、横向けに寝たときに背骨の湾曲が大きくなりつらい(腹の肉がないので)、横向け寝でひざとひざをあわせたときに骨同士が当たって痛い、など、睡眠環境は総じて悪化の傾向がある。
当然、座り心地も悪い。駅などの固いイスに気を抜いて変な姿勢で座ると、尾てい骨が当たって痛い思いをする。尾てい骨に限らず、あちこちの骨が張り出してくるので、ぶつけると痛い。
このような「骨がどこかに当たって痛い」などという感覚は、年季の入ったメタボにとってかなり新鮮なはずである。
これは個人差あると思うが、内臓脂肪と皮下脂肪で張っていたお腹が、内圧の減少に皮膚の収縮が追いつかずにたるんでくる。すると、今までなかったところに段腹ができたり、そこがあせもになったりする。逆に太ったような錯覚に陥るが、実際にはやせている。
私にとって盲点だったのは、愛車に装着しているセミバケットシート(レカロ)のサポート感が弱くなったこと。もちろんバケットとして用をなさないほどのゆるみではないが、腰の支えがないとなんとなくさびしいものだ。
あと、深く脚を組めるようになる。今までは脚を数字の「4」のようにエラソーに開いた脚の組み方しかできなかったが、ひざの裏にもう片方のひざを当てるようなコンパクトな脚の組み方ができるようになる。特にこれで何かが便利になるわけじゃないけど、何となくカッコイイではないか。
最後に、これは男性限定だが、やせるとナニがでかくなる。
冗談ではない、本当だ。ナニの根本は皮下脂肪の層よりも奥にある。皮下脂肪が蓄積すると、ナニは根本から埋まっていくのだ。やせるということは、埋まっていたナニの根本をふたたび露出させることにほかならない。本当だってば。やせるにしたがって皮が足りなくなってくるのがわかるはずだ。