2011年08月30日

ウォーミングアップの効果

毎度。

子供の頃からまったく体力のなかった私。長い間、ウォーミングアップの効果というものがピンと来ていませんでした。運動してるうちに調子があがってくるなんてウソでしょ。調子っていちばん始めがピークで、そこから一直線に下降していくもんでしょ。そう思っていたし事実そうでしたし。

しかし最近になって、ちょくちょく「動かなかった身体が時間の経過とともにだんだん動くようになってくる」という経験をするようになりました。

自宅の真裏は野猿街道という片側二車線の幹線道路。その気になればいきなりそこを走りだすことも可能なのですが、家を出た瞬間から車道ペースで走るとなぜかすぐにバテてしまう、ということが経験的にわかってきました。なので、いつもレギュラーコースを走る時は、家を出てまず地元の生活道路をのんびり流すところから始めます。

そうやって裏道をトロトロ走っているうちに、徐々にケイデンスが上がってきます。私は「ケイデンスいくつで走ろう」とか特に決めているわけではなく、その時いちばん楽しく気持ちよく回せるケイデンスで走ることにしています。つまりは脚まかせなんですが、最初の1〜2kmはその気持ちいいケイデンスが70台、3〜5kmで80台にあがってきて、5kmを越えたあたりでいよいよ90台に突入、といった具合に、家から遠ざかるにしたがってケイデンスが上がってくるのです。

毎回必ずこうなる、という事実にしばらく気づきませんでした。気づいたのは、だんだん走るコースが固まってきてレギュラーコースと呼べるものが定まってきてからでした。そうして同じコースを繰り返し走るうち、サイコンに目を落とした時に、あれ、今回もこのあたりでこのくらいの数字? ということが何回か連続したのです。

ためしに「ウォーミングアップ」というキーワードでググッてみると、多くのページで「最低でも15分以上かけて徐々に負荷をあげてゆきましょう」などと書かれています。私がケイデンス90台に達するのが5km地点、ここまでほぼ15分。ぴったり符号します! なるほどね、と手を打ちました。

連光寺坂の寸前で「長い坂の前だから」とじっくりたっぷり休んで、さあ登ろうと走りだしたらちっとも自転車が前に進まず泣いたことがありますが、それも道理です。休みすぎて、身体があらためてウォーミングアップが必要な状態にまで戻ってしまったのですね。休むなら坂の5kmくらい手前にしておくか、再アップが必要ない程度に手短かに休むべきだったのです。

私の場合、15分でピークを迎えた調子は残念ながらその後は30分程度しか持続せず、あとは疲労とともにひたすら下降していくことになります。この「いい調子」を今よりもっと長く遠く持続させる方法がわかれば私のロードバイクライフも先行きかなり明るいのですが。

ともあれ、ウォーミングアップのメカニズムがなんとなく理解できただけでも長足の進歩です。今後のサイクリングのルート設定やペース配分といった戦略面に大いに活用できそうな知見を得ました。なにごとも一歩一歩。

posted by Gyochan at 00:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

2011年08月28日

マシン紹介

せめてひとなみに。-CAAD7

これが、あ、毎度。

これが私が今乗っているマシンです。このブログ、ややフェードイン気味に始めたんでちゃんとしたマシン紹介がまだでした。

キャノンデールの傑作アルミフレーム CAADシリーズの CAAD7 にシマノ105をアセンブルしたエントリークラスのロードバイクです。2005年のモデルで、当時おそらく20万円ちょうどくらいだったはず。友人が100kmも乗らないうちに手放すというので10万円で譲り受けました。ラッキー。スペックは以下の通り。

Cannondale R700 (2005)(2006年8月1日購入)

フレームCAAD7 OPTIMO(アルミ、チャコールグレーつや消し)
フォークSlice Ultra(カーボンブレード+アルミコラム)
クランクシマノ 105 FC-5500 39/53
Fディレーラーシマノ 105 FD-5500
Rディレーラーシマノ Ultegra RD-6500(9速)
カセットスプロケットシマノ Ultegra CS-6500 12-27(9速)*
BBシマノ 105
ペダルシマノ 105 PD-5700-L(黒)*
ハンドルFSA-RD300 Anatomic
ステムCannondale 3-D forged
STIレバーシマノ 105 ST-5500
サドルSelle Italia SLR GelFlow *
シートピラーCannondale Carbon
ホイールMAVIC キシリウムエリート 2011 *
タイヤコンチネンタル Grand Prix 4000S *
チューブパナレーサー R'Air *

*印は私が後から換装したもの

コンポは 105 の5500系ですが、リアディレイラーだけは標準でアルテグラ(RD-6500・9速)がついていました。スプロケは SRAM 製でしたが、ホイールをキシエリに交換したついでにスプロケも同じアルテグラの9速にそろえました。もともとついていたホイール WH-R550 は安物タイヤを履かせてローラー台用にしています。

なお、アルテグラは6600系から10速化されましたが、9速のスプロケも製造販売はまだきちんと続いているようで、店頭で取り寄せを頼んだら翌日にはもう入荷していました。貧脚+ノーマルクランクの私には 27T の設定が助かっています。

これが私の一台目のロードバイクなので、インプレみたいなことは書けません。比較対象がないので。こんなもんだろうと思って乗っています。ホイールを中堅クラスのキシエリに換えた時はびっくりしましたけどね。

で、今後なんですが、ひとまず軽量化とか性能アップとかそういうことはあまり考えていません。このバイクの位置づけは健康維持とスキーのオフトレのためのツールである、という大前提は揺るぎません。ホイールの交換によって純粋にサイクリングを楽しむにも十分な仕様となりましたし、私の基礎体力や資質から考えても走力の伸びしろはごくわずかだと思うので(つまり今後レースとかに出る気はサラサラない)、基本スペック・性能に関してはこれ以上のものである必要はないと感じています。

ただ、「いじる楽しさ」はやはり無視できません。ホイールやサドルを取り替えて自転車がカッコヨク変身するのは実に楽しい。そこで、今後このバイクのモディファイは「見た目」、つまりドレスアップを軸に進めていきます。極端な性能ダウンにならない限りは今ついてるのより安いパーツに換えてもよいわけで、性能アップや軽量化などに比べればずっと気軽に楽しめる分野の自転車いじりかなと思っています。

現在も、ドレスアップ作戦の一環として海外通販で注文したあるパーツの到着を待っています。自分でも常軌を逸した買い物をしてしまったと半分後悔していますが、取り付けたらまたご報告します。

posted by Gyochan at 22:28 | Comment(3) | TrackBack(0) | 自転車

2011年08月27日

なんでもないところで落車

全然なんでもないところで落車した。痛い。

毎度。

尾根幹線の脇道で、舗装の上の泥を踏んでズルッ。滑ってコケた。右ひじから泥の上に落下。このとき、ヘルメットの後頭部が地面に当たってガチンと音を立てた。主観的スローモーションで転びながら「あ、ヘルメットしててよかったな……」と思った。

頭部は無事だったが、右ひじは擦過傷で血まみれ、ウエアは泥だらけ。泣きたくなった。

現場は永山団地。奇しくも私が小学校低学年まで住んでいた建物の目の前。30年以上前、私が自転車に初めて乗れるようなった土地で、今またこうして自転車で転んでケガして泣きそうになっている。なんという人生の不思議でしょう。

すりむいたひじが血と泥でわけわからんくなっていたので、とりあえずすぐそばの公園の水道で洗い流す。水場なので蚊がウヨウヨいて容赦なく刺してくる。泣きっ面にハチならぬ泣きっ面に蚊ですよ。ほんとに。無慈悲もいいところですよ。とほほほほほ。

傷はわりと広く、中央部はえぐれていて血がどくどく流れ出ていたが、蚊に刺されながら水道の流水にさらしているうちにやがて流血はおさまった。携行していたバンドエイドを3枚使わないと傷口をカバーしきれなかった。

泥だらけのジャージを脱いでジャブジャブ洗い、体についた泥も洗い流したら気分が落ち着いた。自宅までは15分で帰れる場所だったがサイクリング続行を決断。ひじのほかに腰にも少し打ち身があったがいずれも走行にまったく支障なかったのだ。

あそうそう。

立川の『なるしまフレンド』が移転リニューアルしたらしいので行ってみたんだった。と言っても旧店舗も行きつけだったわけではなく、ヘルメットを買いに1回訪れたことがあるだけなんだけどね。

旧店舗はまさに古い自転車プロショップによくある暗くて狭くて商品ぎっしりという圧縮陳列タイプの空間であったが、多摩都市モノレール柴崎体育館駅にほど近い新しい店舗は広くて明るく開放的な空間になっていた。それでもパーツの品揃えは圧巻で、とりわけ、高い天井から吊るされた何十台もの高級フレームの数々は首が痛くなるまでながめていても飽きない。

土曜日ということもあって店内はたくさんの客でにぎわっており、忙しく立ち働く店員さんと世間話できるような空気ではなかったが、店のすいていそうな時期を見計らって再訪し店舗ブログに登場する陽気な店員さんたちとお話ししてみたいと思った(※店舗ブログは閉店後の夜に書かれるせいか店内が薄暗いですが、昼間行くともっとずっと明るいです)。

posted by Gyochan at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車

2011年08月25日

体重と生活

毎度。

今日わたくしは電車の中で、ひとつの衝撃的な法則を天啓のように悟ってしまったのだ。

その法則とは、

ある一定の運動量と食生活を続けていると、体重はある一定の値で安定する

言い換えると、太った人がある一定の摂生を続けていればしばらくはやせていくが、それはやがて止まる。同様に、やせた人が一定の不摂生を続けていると太っていくが、それもやがてどこかで止まる。止まってもなお同じ生活を続けていれば、そのまま体重は変動をしない。

たとえば私はかなり長い間体重 80kg 前後をキープしていた。特に何か努力をしていたわけではなく、毎日同程度の規則正しい不摂生をしていたのだ。食事は三度、間食はなし、缶コーヒー1日3本、夕飯は満腹するまで食い、運動はほとんどしない。この生活スタイルで俺の肉体がキープできる体重がたまたま 80kg だったということだ。

仮に、80kg の体重をキープするのに過不足ない生活スタイルのことを 80キログラム生活 という単位で呼ぶことにしよう。もし 75kg の俺が 80キログラム生活をしたら 80kg まで太っていっただろうし、85kg の俺が80キログラム生活をしたら 80kg まではやせていっただろう。そしていずれの場合も、80キログラム生活を続けている限り体重の増減は 80kg で安定するはずなのだ。

わかるかな?

つまり減量とは、今の体重より軽いキログラム生活をすることなのだ。

80kg の体重を 70kg に減らしたければ、最低でも70キログラム生活をしなければならない。73kg まで減ったけどそこで止まっちゃったのなら、きっとあなたがしていたのは73キログラム生活なのだ。その生活を続けている限り体重は 73kg で安定したままなので、食う量をさらに減らすか運動する量をさらに増やすかして体重 70kg に見合った生活スタイルにしなければならない。

逆に、80kg の人が 60キログラム生活をすれば、70キログラム生活をした場合と比べてより短時間で 70kg に到達するだろう。

問題は、目標の体重に達したときの身の振り方だ。

70kg に達したからといって「よし、ダイエットに成功した! 摂生生活終了!」とばかりに生活をかつての80キログラム生活に戻してしまったら、おわかりだろう、体重も 80kg まで戻ってしまうのだ。リバウンドなどと言われているモノの正体はこれである。体重 70kg をこの先もずっとキープしていきたかったら 70キログラム生活をいつまでも続けなければならないのだ。逆に、60キログラム生活で目標体重 70kg を勝ち取った人は、すみやかに生活を 70キログラム生活まで戻さないとそのまま 60kg まで減っていってしまう。

つまり減量とは、目標体重に達するまでの一時的な努力期間などではなく、生活スタイルの恒久的な変更なのである。

私と同じメタボの諸君。君にはそれをする覚悟があるか。

posted by Gyochan at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | メタボリック

2011年08月18日

レギュラーコースがほぼ確定

うちの会社は水曜日はノー残尿、じゃなかった、ノー残業デーでございまして、堂々と定時に退社いたしまして急いで家に帰ってメシ食ってあわただしく夜ライドしてきました。

だいたい走るコースが固まってきました。走力の推移を見るにはベンチマークとなる固定コースがあったほうがいいなという気分もあり、しばらくの間、以下のコースを何かにつけて走ることにします。もちろんそうじゃないコースも走りますが。

まずは帝京大学にほど近い某所より出発、大栗川(おおぐりがわ)沿いの生活道路を上流に向かって4〜5kmかけてウォーミングアップします。子供の頃から住んでる土地なのであらゆる路地が頭に入ってます。最初から野猿街道だと身体があったまる前にペースが上がりすぎて先が続かなくなるのだ。

上柚木のあたりで野猿街道に乗りペースをあげる。ここから登り基調が強くなり始め、16号にぶちあたる遣水交差点まで斜度は強まり続ける。と言ってもたぶん最大で4%くらい。

16号を左に折れ、ほんのちょっとだけ南下。二つ目の信号をまた左折すると多摩境通り。おそらくこの交差点あたりがこのコースの最大標高。あ、遠くから尾根幹を走りに来るロード乗りの方は知らないと思いますが、この多摩境通りは地元では“コカイン通り”とも呼ばれているらしいです。コストコとカインズホームが並んで建っているからですね。通を気取って使ってみてください、コカイン通り。

コカイン通りをバーミヤンで左折するとみんな大好き尾根幹線です。ここはまあ、説明の必要はないでしょう。私は町田側から稲城側に向かって走るほうが好きです。つまりラクなほうですけど。尾根幹線は最後の下り坂は降りず、大きな薬局「ウェルパーク」を左折して連光寺坂に向かいます。

大丸公園で大休止します。

連光寺坂を風のようなスピードで、実際にはジョギングに匹敵する遅さで駆け上り、標準的なロード乗りたちが連光寺坂上で左折するのを知りながらそこは直進し、ふたたび大栗川に戻って帰宅。約34km、休憩含めて2時間くらいの行程。

ひとまずこのコースを私のレギュラーコースとします。

ルートラボにも掲載しました。

せめてひとなみに。-夜ライドレギュラーコース

posted by Gyochan at 00:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車